「保守は頼んでいます。でも、何をしてもらっているかはよく分かりません」
ほかの会社からサイトを引き継ぐとき、本当によく聞く言葉です。
保守は、うまくいっている間は何も起きないサービスなので、中身を確かめないまま何年も過ぎがちです。
そして、いざトラブルが起きた日に「それは含まれていません」と言われて、初めて範囲を知ることになります。
■保守の約束は2種類ある
・作業の約束:毎月更新する、定期的にバックアップを取る、など。やったかどうかが見える約束
・状態の約束:サイトが表示され続けている、何かあれば戻せる、連絡すれば人がつかまる、など。何も起きなければ形に残らない約束
困るのは、たいてい想定外のことが起きたときです。
作業の約束だけでなく、状態の約束がどこまで決まっているかを見てください。
■確かめたい10項目
1. 契約期間と、自動で更新されるか
2. 解約するとき、何か月前に伝える必要があるか
3. 月額に含まれる作業の一覧
4. 含まれない作業と、そのときの料金の決まり方
5. 連絡の方法と、対応してもらえる時間帯
6. トラブルのとき、どのくらいで動いてもらえるか
7. バックアップの頻度と、何日分残しているか
8. 実際に作業するのは誰か(別の会社に再委託していないか)
9. 契約が終わったとき、データやアカウントを渡してもらえるか
10. 責任を負う範囲と、負わない範囲
すべてが完璧に書かれた契約は多くありません。
書かれていない項目を把握して、必要ならメールで確認を残しておくことが大切です。
■特に見落としやすい4つ
・解約の予告期間
数か月前の予告が必要な契約は珍しくありません。乗り換えを考えたら、まずここを確かめると、二重払いを避けられます。
・含まれない作業の料金
「別途お見積り」だけだと、頼むまで金額が分かりません。よくある作業は、先に目安を聞いておくと安心です。
・バックアップの保管期間
「毎日取っている」でも、1日分しか残していなければ、1週間前の改ざんに気づいたとき戻す先がありません。
・データとアカウントの引き渡し
ここがいちばん大切です。渡してもらえない契約だと、その会社をやめた時点でサイトを失うことがあります。
■「更新1回」でもめないために
「月2回まで無料」とあっても、1回が何を指すのか決まっていないと、頼む側と受ける側で数え方がずれます。
契約の前に、具体的な例を挙げて「これは何回分ですか」と聞いておくと安心です。
■契約書がない場合
次の3つをメールで聞いて、返事を残しておきましょう。
・毎月の料金に含まれている作業
・サーバー、ドメイン、WordPressの管理情報は、それぞれ誰の名義か
・解約するとき、何か月前に伝える必要があるか
■毎月何をしたかが分かる保守をお探しの方へ
私の保守サービスでは、月額に含まれる6項目(サーバー管理、ドメイン管理、セキュリティ管理、WordPress本体の更新、プラグイン・テーマの管理、定期バックアップ)と、含まれない作業を、あらかじめはっきりお伝えしています。
毎月欠かさずサイトを確認し、何をしたかを毎月ご報告します。
WordPress保守を月額で代行し毎月報告します