管理画面の「プラグイン」を開いたら、見覚えのない名前がずらりと並んでいる。
何に使っているのか分からないけれど、消したら壊れそうでそのままにしている。
こうしたご相談はとても多いです。
プラグインは便利な反面、増えるほど更新の手間がかかり、不具合や弱点の入り口にもなります。
かといって、名前だけを見て消すと、お問い合わせフォームが動かなくなる、といったことも起きます。
■整理したほうがよい理由
・更新の通知が増え、押して大丈夫かの判断が増える
・使っていないプラグインも、サーバーに残っていれば弱点の入り口になる
・すべてのページで動いて、表示を重くするものがある
・何が入っているか分からないと、トラブルのとき原因探しに時間がかかる
目的は、数を減らすことより、「何が入っていて、何のために使っているか」が分かる状態にすることです。
■まず一覧を作る
いきなり消し始めず、今入っているプラグインを書き出します。
表に、次の項目を並べると判断しやすくなります。
・名前
・状態(有効か、停止中か)
・何のためのものか(分からなければ「不明」と書く)
・どこで使っているか
・最後に更新された日
・判断(残す/置き換える/止めて様子を見る/消す)
■使っていないものの見つけ方
・「停止中」になっているもの:以前試したまま、乗り換え前の古いもの。真っ先に削除の候補です
・同じ役割のものが2つ以上あるもの:SEO、高速化、バックアップ、セキュリティなどは重なりがち。設定がぶつかる原因になります
・2年以上更新されていないもの:開発が止まっている可能性があります
■画面に出ない大事な仕事に注意
画面には何も表示しないのに、裏で大切な役割をしているプラグインがあります。
・迷惑メール対策 → 止めるとフォームに迷惑メールが大量に届く
・SEOの設定 → 検索結果の表示が変わる
・バックアップ → 気づかないうちにバックアップが止まる
・セキュリティ → 不正なログインを試されやすくなる
・メール送信の補助 → お問い合わせのメールが届かなくなる
名前で役割が分からないものは、「詳細を表示」や作者の説明で確かめてから判断します。
■「停止」と「削除」の違い
停止は電源を切るようなもので、ファイルは残り、「有効化」ですぐ戻せます。
削除は取り外すことで、ファイルが消え、使うには入れ直しが必要です。
プラグインによっては、削除と同時にフォームの送信記録などのデータを消すものもあります。
迷ったら、いきなり消さず、まず停止して様子を見るのが安全です。
■安全な整理の手順
1. ファイルとデータベースのバックアップを取る
2. 候補を1つずつ停止する
3. 停止するたびに、主なページ、お問い合わせフォーム(テスト送信)、スマホ表示を確かめる
4. 1〜2週間、メールや計測が止まっていないか見る
5. 問題がなければ削除する。問題が出たら、すぐ有効化で戻す
6. 何をいつ停止・削除したかを記録する
まとめて止めると、問題が出たときにどれが原因か分からなくなります。
■毎月の管理をお任せになりたい方へ
私の保守サービスでは、プラグインは一括で更新せず1つずつ更新し、その都度表示を確かめています。
長く更新されていないものや、重なっているものがあれば、理由を添えて毎月の報告でお伝えします。
WordPress保守を月額で代行し毎月報告します