コロナ禍の大学生活で、ココナラにロゴデザインを出品!インターンや学生団体への参加など、自分の世界を大きく広げるきっかけに。

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コロナ禍で大学生活をスタートした佐藤さん。
2020年の春、県外の大学へ入学が決まりました。しかし、コロナ禍で上京も延期になると同時に、大学での学びやサークル活動、友達との旅行など思い描いていた有意義な大学生活は始まりませんでした。2020年後期には収束するだろうと思っていた自粛生活も終わる見込みはなく、孤独に続くオンライン授業。
そんなとき、ココナラでの出品を開始しました。
そんな佐藤さんに起きたココナラから繋がる様々な出会いを取材させて頂きました。
佐藤さんのココナラプロフィール:

ーココナラで出品されたきっかけを教えてください。

2020年春、大学生活を満喫しようとしていた矢先に、新型コロナウィルスの感染が拡大しました。
大学での学びやサークル活動、友達との旅行……など、楽しみに思い描いていた全てが奪われてしまい、空虚な気持ちで過ごす毎日。
大学の授業は前期・後期とあるのですが、最初の頃は、後期になったらコロナも収まり、通常の大学生活が送れるだろうと考えていました。

しかし、いつまで経っても収束する様子はありません。
ついに大学から「後期もオンライン授業」と通達がきた時は、目の前が真っ暗になりました。
時間だけが有り余る中、塾講師のバイトはしていたのですが、せっかくなら受験を機に辞めてしまっていた大好きな「絵を描くこと」を再開しようと思いました。

ー絵を描くのはいつ頃からされてたんですか?

物心つく前から絵を描くのが好きで、小学生の頃は絵画教室に通っていました。展覧会に応募して、賞をいただいたり、中高では、美術部の部長として活動していました。
しかし大学の進路を決めるとき、将来美術1本でやっていく自信がなく、美術大学への進学は諦めてしまいました。コロナ禍で大学生活が始まって、有り余った時間を活かして何かを始めようとした時、一番に思い浮かんだことは、もう一度美術に携わることでした。

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佐藤さんが高校生のときに描いた絵

ーどんなサービスを出品されたんですか?

出品したのは、「ロゴデザイン」です。
もともとポスター作成やロゴデザインなど、商業デザインに興味があったので、個人的にいくつかサンプルでロゴをつくり、それをインスタにUPしていました。
しかし、全く反応がなく、誰の目にも触れられませんでした。
なので自分のロゴが売れる自信はなかったんですが、まずはデザイナーへの第一歩としてやってみよう!と思いココナラでの出品を決意。
ロゴデザインで人気の出品者さんをリサーチして参考にしながら、プロフィールページやサービスページの作成をしていきました。

ー最初に出品サービスが売れた時のことを覚えてますか?

はい!とても嬉しくて今でも鮮明に覚えています。
出品して2週間した頃、初めて購入していただけました。対応時間を明記したり、修正回数を記載したりとサービスの内容を充実させていき、お見積もりの依頼がきた時は丁寧に返信するなど、お客様対応にもこだわった結果、徐々にですが購入していただける頻度が増えていきました。

ーどんな案件があるんですか?

新規事業を始める方からの依頼が特に多いですね。コロナ禍でも、新規事業をスタートされる方は多い印象です。
今までの案件は、アパレル、建設、医療関係、福祉施設、飲食店など幅広い業種からご依頼をいただいています。自分と遠い業種である医療や建築業界から依頼をいただいた時には、お受けしてよいか本当に悩みました。
案件が入ってくると、まずその業界におけるロゴをリサーチして臨みます。
毎回異なる業界のロゴを創り上げていく過程で、自分の中にあるデザインの引き出しも、どんどん増えていく……そんな実感があります。

ー印象に残っている取引はありますか?

皮小物の販売をしているアパレル企業からの依頼ですね。
修正回数も多く、なぜだろうと思っていたら、実は皮小物にロゴの刻印をしたいので複雑でなく、シンプルで印象的なロゴが良いということがわかりました。それから何度かデザインのやり取りを進めて、OKがでた瞬間は達成感でいっぱいでした。
さらに、自分のつくったロゴが、リアルな商品に刻印されて流通されることに強く感激しました。
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佐藤さんのデザインした皮小物のブランドのロゴ

ーココナラで出品してよかったことはありますか?

はい!たくさんありますが3つにまとめると、一つ目は経験を積めたところです。
私はプロではないので、まずは経験をさせてもらう場が必要でした。
2つ目は、好きなことでお金をもらえる経験ができたことです。
リサーチの段階から、実際のロゴ作成まで、デザインを考えている時間は全て楽しいんです。
3つ目は、コミュニケーションスキルやデザインスキルなど、ハード面もソフト面もスキルアップできた点です。
コミュニケーションスキルの例でお話しすると、様々な案件を受けるうちに、一番最初のデザインの擦り合わせが大事だと気づいたのです。
最初のやり取りで「他社のロゴでご自身のイメージと近いものを送ってください」と聞くようになってから、修正回数がぐんと減りました。こういった経験は、実際に案件を受けなければ得られないものでした。

ー他にも、波及効果があったと伺いました。

そうなんです。ココナラで実績を積んでいたおかげでインターン先が決まったり、学生団体の代表にスカウトされたり活動の幅が広がっているんです。
インターン先は広告業界なのですが、ココナラでロゴデザインの実績を積んでいたことから、ちょっとしたFacebook広告などを任せられるということで採用が決まりました。
また、現在活動している大学生向け情報支援団体「Crich」(クリッチ)に参加したきっかけも学生団体の代表が、私のロゴ(ココナラで依頼されてつくったものも掲載されていた)をインスタでみて「デザイナーとして団体に参加してくれませんか?」とスカウトしてくれたのがきっかけでした。
コロナ禍でありながら、自分の世界を大きく広げてくれたのがココナラです。

ー大学生向け情報支援団体「Crich(クリッチ)」について教えてください

2021年1月にコロナをきっかけに立ち上げた団体です。
私たち大学生は、コロナの影響でサークルの情報、履修情報、衣食住にまつわる情報など、大学生活に関する全ての情報が滞ってしまいました。
上京してまだ友達ができていない中、コロナで大学生活を制限されてしまい、出口が見えず、友達の中には、大学をやめたり、鬱気味になってしまう子すら出てきていました。

それを解消しようと立ち上げたのが、大学生向け情報支援団体「Crich(クリッチ)」です。
自分たちで費用を出してホームページを立ち上げて、開始2週間でホームページは30万PV、およそ4,000人から会員登録されました。
情報発信だけでなく行政や企業の人を呼んだ講演会なども実施しています。
新入生からは「上京して不安だったので、有益な情報が手に入り、横の繋がりも増えていって、本当に助かりました。」という嬉しい声をいただいています。

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Crichの主宰したオンライントークイベント


ー今後の夢を教えてください。

自分のデザインが街の至る所で見られるようになることです。
いま自分が手掛けているのは、コロナ禍ということもあって、ネット販売中心のものが多いです。だからそれを街でリアルに出現させるのが夢です。
足元のチャレンジとしては、名刺やチラシのデザインなど、ジャンルの違うものにも挑戦したいと思っています。

ー初めてココナラに出品しようとしている方へメッセージをお願いします

とりあえず一歩踏み出す事が、本当に大事だと思います
自分がそうだったように、経験や年齢に関係なく、コツコツと頑張ればいつか成果は出ると思います。やりたいと思ったことを形にできるサービスなので、是非チャレンジしてみてください!


佐藤さんは、プログラミングが得意な友人などにココナラでの出品を勧めたり、身の回りにも得意分野を活かしてココナラで出品している友人もいるのだとか。ココナラでの経験が次のステージにステップアップする実感があるから、友人にも勧めたくなるそうです。
また印象的だったのは「ココナラは年齢や経験に関係なく、チャレンジできる」という言葉。ココナラがビジョンに掲げる「一人ひとりが「自分のストーリー」を生きていく世の中をつくる」を体現されていました。
佐藤さんの取材を通して、ココナラがコロナ禍でも活動の幅を拡大するきっかけになれるのだと感じることができました。ありがとうございました。

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