フリーランスや副業をしていると、会社員の給料とは違う入金のリズムに出会います。大きな案件が終わって、まとまった金額が一度に振り込まれる。そんな瞬間です。
秋田で、ある特殊詐欺のニュースを見かけました。50代の男性のもとに「保管郵便がある」というはがきが届き、記載された番号に電話すると、郵便局員を名乗る男が対応。「通帳の入った荷物に事件性がある」と言われ、続いて警察官を名乗る男から「マネーロンダリングの疑いがある。資産を確認するので暗号資産に変えて送ってください」と指示され、5,000万円を超える資産をすべて失ってしまったという事件です。
なぜ、この方は狙われたのか
騙した側が悪いのは大前提です。それでも、このニュースを読んでいて、ふと考えたことがありました。この方は、その5,000万円で何をするつもりだったのだろう、ということです。
家を買う。事業に使う。貯金する。あるいは、特に決めずに、ただ置いておく。おそらくこの方は、使い道を決めないまま、大きなお金を保有していた状態だったのではないかと思います。
目的が決まっているお金は、意外と強いものです。「これは来月の外注費」「これは設備投資のため」と用途が決まっていれば、多少の甘い言葉が来ても簡単には動じません。ところが、使い道が定まっていないお金は、「増やしてあげます」「確認が必要です」という言葉に、驚くほどあっさりと動かされてしまいます。
フリーランスにこそ、意識してほしい理由
会社員と違い、フリーランスや副業をしている方の収入は、波があります。大きな入金が一度にあることも珍しくありません。だからこそ、「このお金は何のために使うか」を、普段から考えておくことが、会社員以上に大切になります。
これは特殊詐欺への備えというだけの話ではありません。せっかく稼いだ報酬を、目的なく置いたままにしていると、知らないうちに使い切ってしまったり、なんとなく消えていったりすることも起こりがちです。**まとまったお金が入る瞬間は、誰にでも訪れます。** その瞬間になって初めて「さて、どうしよう」と考えるのでは、正直なところ遅いのです。
「稼ぐ」の次に、「活かす」を考える
副業やフリーランスの仕事に取り組む方の多くは、「どう稼ぐか」には熱心に向き合っています。しかし、稼いだ後の「どう活かすか」まで考えている方は、意外と多くありません。
稼ぐための努力と、活かすための努力は、実はまったく別の技術です。せっかく身につけたスキルで得た報酬を、次にどう育てていくか。この視点を早いうちから持っておくことが、長く安定して副業・フリーランスを続けていく上での、もう一つの土台になると感じています。
> 稼ぐことと同じくらい、活かし方を考えること。これから副業を頑張ろうとしている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。