配信文がスルーされる理由は、だいたい最初の2行にある

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メルマガを送っても開かれない。LINEを送っても、読まれた気配がない。配信を続けている小さなお店や個人事業主から、よく聞く悩みです。せっかく書いたのに、届いていないのと同じです。文章が下手だから、と思いがちですが、開かれるかどうかは文章の上手さより前の段階で決まっていることが多いです。

読まれない配信に共通する原因は、だいたい3つあります。

1つ目は、件名が「お知らせ」で終わっていることです。「今月のお知らせ」「新商品のご案内」だけでは、読者は開く理由が分かりません。件名の仕事は本文を要約することではなく、「開いたら何が分かるのか」を約束することです。たとえば新商品なら、誰のどんな困りごとが楽になるのかを1つだけ件名に入れる。それだけで、開くかどうかは変わります。中身が良くても、件名で負ければ読まれる機会そのものがなくなります。

2つ目は、最初の一文が挨拶と前置きで埋まっていることです。配信文は手紙ではありません。読者は最初の2行で「自分に関係あるか」を判断して、関係なさそうならそのまま閉じます。季節の挨拶や経緯の説明は後回しにして、最初の一文で結論か、読んだ人が得られることを書く。読み始めるハードルは、ここでほとんど決まります。一度閉じられた配信は、後から読み返されることはほとんどありません。

3つ目は、誰に向けた文か分からないことです。全員に届けようとして書いた文は、結局誰にも届きません。「前回買ってくれた人」「問い合わせはくれたがまだ買っていない人」など、送る相手を1つの層に絞ると、書くべき内容も、使う言葉も自然に決まります。相手が絞れていない配信は、内容以前に届き方がぼやけています。全員向けの言葉は、誰にとっても他人事に聞こえてしまいます。

直し方は、送る前に3つだけ確認することです。件名に中身の約束はあるか。最初の一文で結論か得られることは書けているか。送る相手は1つの層に絞れているか。ここが揃えば、配信の文章はぐっと読みやすくなります。頻度を増やすより先に、この3つを直す方が効きます。

私「ことばの仕立屋」では、メルマガ・LINE配信の文章を作成するサービスを出品しています。止まっている配信の文面を、1配信分から作成します。まだ始めたばかりで実績はありませんが、進め方や含まれる範囲はサービスページに正直に書いています。

配信文が開かれずに悩んでいる方は、まず次の配信の件名と最初の一文だけ見直してみてください。書く作業そのものが負担なら、選択肢のひとつとしてどうぞ。

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