「もう壊したい!!!」「だめです!」

「もう壊したい!!!」「だめです!」

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コラム
「もう壊したい・・・なんか違うんですよ・・・」

作品をつくっている生徒さんが言った。

……きた。

陶芸をしていると、たまにある。

途中まではよかった。
でも、なんか違う。
直しても、直しても、思うようにならない。

気づけば、最初に思い描いていたものから遠ざかっている。
(気がする・・・)
そして、もう全部壊したくなる。

わかる。

めっちゃわかる・・・
今回の作品は7割くらいできていた。

ここは判断がむずかしい。
だが、ほぼ間髪入れず言った。

「完成、させましょう」



なぜか。

最後までつくってみないと、わからないことがあるからだ。

完成して初めて見えてくる課題がある。

「ここはもっとこうすればよかったな」
「次は、こうしてみよう」

そんな発見が、次の作品につながっていく。

もちろん、途中でやめることが悪いわけじゃない。

いったん最後までやってみよう。
「これは違うな、あれは違うな」という経験は、やり直してもできるが、
「最後まで作った」という経験は「完成」なくして得ることはできない。



さて、この作品はどんな仕上がりになるんだろう。

完成したとき、生徒さんが何を感じるのか。


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