#3 そのデザイン、誰に向けていますか?

#3 そのデザイン、誰に向けていますか?

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学び
デザインを考えるとき、

「何色にしよう」
「どんな写真を使おう」
「どんな雰囲気にしよう」

と考えることは多いと思います。

でも、その前に決めておきたいことがあります。

それが、

「誰に向けたデザインなのか」

ということです。

同じ商品でも、見る人が変われば、
使う言葉も、写真も、色も、情報の順番も変わります。

今回は、デザインにおける「ターゲット」の考え方について、できるだけ分かりやすくお話しします。

🌱 「全ての人たちに伝えたい」は、意外と伝わりにくい

Webサイトや広告を作るとき、

「できるだけ幅広い人に見てほしい」

という要望はよくあります。

もちろん、多くの人に届くことは悪いことではありません。

ただし、

20代にも伝えたい。
40代にも伝えたい。
高齢者にも伝えたい。
企業にも個人にも伝えたい。

と、すべてを同時に満たそうとすると、
言葉も写真も曖昧になっていきます。

結果として、

誰にも強く響かないデザイン

になってしまうことがあります。

まず大切なのは、

「一番伝えたい相手は誰なのか」

を決めることです。

🌲 ターゲットは「年齢」だけではありません
ターゲットというと、

「30代女性」
「40代男性」

のような年齢や性別を想像しがちです。

でも、それだけでは十分ではありません。

たとえば同じ40代男性でも、

・会社経営者
・子育て中
・転職を考えている
・趣味を充実させたい
・新しい店舗を開業したい

では、興味を持つ内容がまったく違います。

大切なのは、

その人が今、何を考え、何に困り、何を求めているのか

まで想像することです。

👘 具体例 (1) 同じ美容室でも、見せ方は変わります

たとえば、美容室のWebサイトを作るとします。

ターゲットが
「20代の学生や若い会社員」であれば、

・トレンド感のある写真
・SNSとの連携
・価格の分かりやすさ
・スタイル事例
・スマートフォンでの予約しやすさ

が重要になるかもしれません。

一方で、

「40〜60代の落ち着いた女性」が中心であれば、

・安心感のある写真
・髪や頭皮への配慮
・スタッフの人柄
・店内の落ち着き
・丁寧なカウンセリング

の方が重要になる可能性があります。

同じ「美容室」でも、
誰に来てほしいかによって、デザインは大きく変わります。

🌵 具体例 (2) 法人向けサービスでは、見せる順番が変わります

たとえば、企業向けの業務システムを販売する会社のWebサイト。

担当者が最初に知りたいのは、

「おしゃれな会社かどうか」

ではないかもしれません。

それよりも、

・何を解決できるのか
・導入実績はあるのか
・どのくらい費用がかかるのか
・サポートはあるのか
・自社でも使えるのか

といった情報の方が重要です。

つまり法人向けサイトでは、

信頼・実績・具体性

が特に大切になります。

見た目の印象だけでなく、
判断材料をきちんと見せることが必要です。

👭 具体例 (3) 子ども向けと保護者向けは違います

もうひとつ分かりやすい例があります。

子ども向け教室のWebサイトです。

サービスを利用するのは子どもでも、
申し込みをするのは保護者であることが多いですよね。

この場合、

子どもには
「楽しそう」

保護者には
「安心できそう」
「成長につながりそう」

と感じてもらう必要があります。

つまり、

利用者と購入者が違う

ケースです。

このような場合は、
どちらか一方だけを見てデザインすると、うまく伝わりません。

📷 写真ひとつでも、ターゲットによって変わります

写真は、デザインの印象を大きく左右します。

たとえば、

若い人向けなら、
動きのある写真や自然体の人物写真。

高級サービスなら、
余白を活かした落ち着いた写真。

地域密着型なら、
実際のスタッフや店舗、地域の風景。

このように、

誰に安心してほしいのか
誰に憧れてほしいのか
誰に自分ごととして感じてほしいのか

によって、選ぶ写真も変わります。

💬 言葉も変わります

デザインというと、見た目の話になりがちですが、

文章も立派なデザイン要素です。

たとえば、

「高機能なソリューションを提供します」

という言葉。

ITに詳しい企業担当者には伝わっても、一般の方には分かりにくいかもしれません。

逆に、

「毎日の面倒な作業を減らします」

と書けば、意味が伝わりやすくなります。

難しい言葉を使うことが、信頼につながるとは限りません。

大切なのは、

相手が理解できる言葉を使うこと

です。

💕 「自分たちが言いたいこと」と「相手が知りたいこと」は違う
企業のWebサイトを作るとき、

「私たちはこんな会社です」
「こんな技術があります」
「こんな歴史があります」

と、自分たちが伝えたいことが増えていきます。

もちろん、それも大切です。でも、見る側はまず、

「自分に関係があるか」

を知りたがっています。たとえば、

「創業30年です」

だけではなく、

「30年の経験を活かして、こういう課題に対応できます」

まで伝える。

すると、実績が相手のメリットにつながります。

🎯 ターゲットを決めると、判断がしやすくなります

ターゲットが曖昧なままだと、

「青と赤、どちらがいいですか?」
「この写真とこの写真、どちらがいいですか?」

という話が、好みの問題になりがちです。でも、

「初めてサービスを知る40代の経営者に、安心して問い合わせてもらいたい」

と決まっていれば、どちらが目的に合っているか判断しやすくなります。

つまりターゲットは、

**デザインの判断基準**

でもあります。

✅ 今日からできる3つのチェック

ご自身のWebサイトやチラシを見るときは、
次の3つを確認してみてください。

1. 一番届けたい相手を、具体的に言えますか?
2. その人が知りたい情報が、最初に見えていますか?
3. 言葉・写真・色が、その人に合っていますか?

この3つを見るだけでも、
デザインの方向性はかなり明確になります。

💪 「誰に伝えるか」が決まると、デザインは強くなる

デザインは、

「自分たちが何を言いたいか」

だけで作るものではありません。大切なのは、

「誰に、どう受け取ってほしいか」

まで考えることです。

サンナナでは、Webサイトやロゴを作るとき、まず事業の内容や目的、届けたい相手について一緒に整理します。

その上で、

言葉
写真
色
構成
導線

を組み立てていきます。

次回は、

「ホームページは、作ることより“何を伝えるか”が大切です。」

をテーマに、

Webサイト制作を始める前に整理しておきたいことを、初心者の方にも分かりやすくお話しします。

「ターゲットを決めたいけれど、うまく整理できない」
「誰に向けて作ればいいのか迷っている」

そんな段階からでも大丈夫です。

一緒に整理するところから、デザインは始まります。
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