見積は黒字、帰り道は無給。出張仕事の「透明な1時間」

見積は黒字、帰り道は無給。出張仕事の「透明な1時間」

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ビジネス・マーケティング
 【架空の話です】

見積書「作業2時間、14,000円。完璧ですね!」
地図アプリ「往復1時間です」
見積書「……今のは聞かなかったことに」

帰り道の自分を透明人間にすると、採算はとてもよく見えます。透明人間にも昼ごはん代は必要なのに。

たとえば材料・交通費などの直接費が5,000円、販売手数料が10%なら、14,000円の売上から手数料1,400円と直接費5,000円を引いた残りは7,600円。作業2時間だけで割れば時給3,800円。でも往復移動1時間も入れると、3時間で約2,533円です。財布の表情が急に曇ります。

見積前に確認したいのは、①現場の作業時間、②往復の移動時間、③材料・交通・駐車場などの直接費、④販売手数料と目標時間単価。

この架空案件で「作業+移動の3時間を、1時間3,000円相当にしたい」なら、残したい額は9,000円。直接費5,000円を足し、手数料10%を考えると、必要な税抜売価は約15,556円。100円単位で切り上げれば15,600円です。

式にすると(目標時間単価×総時間+直接費)÷(1−手数料率)。電卓が急に親切な顔をする瞬間です。

もちろん、固定費・税金・値引き・キャンセルリスクは別。これは最終利益の保証ではなく、安すぎる見積に気づくための確認です。

3つの提示額を同じ条件で比べられるExcelも作りました。見積を送る前の確認にどうぞ。
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