なぜ西洋と東洋を組み合わせて見るのか——同じ「火」が違うものを指す話

なぜ西洋と東洋を組み合わせて見るのか——同じ「火」が違うものを指す話

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西洋占星術と四柱推命を組み合わせて見るのは、同じ「火」という字でも、それぞれが指しているものが違うからです。

西洋占星術は生まれた瞬間の星の配置から、四柱推命は生まれた年・月・日・時刻を暦の記号に置きかえた表から読みます。手がかりも分け方も別なので、ソウルファインダーでは、ひとつの占いだけで答えを出さずに、どちらのページも置いています。

西洋占星術で火が多く、四柱推命では少なく出ることがあっても、どちらかの誤りではありません。いずれも、生まれた時点で決まっている本性の一部です。

ここからは、架空の人物「サンプル」の見本の鑑定書を開いて、「火」の出てくるページを順にたどります。

1.西洋占星術の「火」は、十の星がいる星座で数える


西洋占星術では、十二の星座を三つずつ、火・地・風・水の組に分けます。火は牡羊座・獅子座・射手座、地は牡牛座・乙女座・山羊座、風は双子座・天秤座・水瓶座、水は蟹座・蠍座・魚座です。見本の太陽と月のページにも、牡羊座は火の星座だとあります。

冒頭の星の配置を円い図に描いたものが、ホロスコープです。図には、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の十の星が記されます。占星術では、太陽と月も星のうちです。見本の3ページ目、ホロスコープのページでは、生き方や恋愛などの欄の下に、全体のまとめがあります。その中に、こう書かれています。

「十の星の配分では『火』がいちばん多く、情熱と直感で動くエネルギー。心に火がつくと迷わず進み、精神性や向上心を大切にします。」

まとめに入る文章は、実際の鑑定書ではお一人ずつ書き直します。

「配分」は、この十の星を一つずつ、生まれたときにいた星座の組に数えたものです。「いちばん多く」は、火の組の星座にある星が、地・風・水のどの組よりも多いことを表します。火星も、名前の火の字とは関係なく、星座で組が決まります。

まとめの文のうち、「情熱と直感で動くエネルギー」から先は、火の組の性質を書いた言葉です。

2.四柱推命の「火」は、命式の文字一つひとつに宿る性質


先に出てきた暦の記号を干支(かんし)といい、干支でできた表を命式と呼びます。五行は、木・火・土・金・水という性質のことで、「行」は、めぐって動くという意味です。火に属するのは、丙(ひのえ)・丁(ひのと)・巳(み)・午(うま)の字です。

見本の五行のバランスのページ(5ページ目)では、図の右の説明が、世の中のものを五行で見分けるのが四柱推命の考え方だ、という前置きから始まります。そのあとに「命式の文字それぞれにこの5つのどれかが宿っていて、その多い少ないが、あなたの持ち味の偏りになります。」という一文が続きます。その下の一覧では、五行のどれにも一行の添え書きが付き、火の行は「照らす力。熱を出す、人に伝える、表に立つ」です。

五角形の図には、上の角から時計回りに木・火・土・金・水が置かれ、数は木1・火1・土2・金2・水2です。火1は、命式の文字に、丙・丁・巳・午のどれかが1字あるということ。火は2つずつの土・金・水より少なく、木も1つです。説明の最後は「少ないものは意識して補うと伸びるところ」で結ばれています。

3.火・地・風・水と木・火・土・金・水で、共通する字は火と水だけ


いくつに分けるかは、西洋占星術が火・地・風・水の四つ、四柱推命が木・火・土・金・水の五つです。水の字もありますが、ここでは火だけに絞って追います。

火に数えるものは、西洋占星術では星座にいた星、四柱推命では命式の文字です。ページでの見せ方も違い、ホロスコープのページには組ごとの数が出ませんが、五行のバランスのページは、木から水まで、すべての数を図で示します。

火を言い表す言葉は、ホロスコープのまとめが「情熱」、五行の一覧が「熱を出す」と、ともに熱にかかわっていて、意味が正反対なのではありません。

見本で火の出方がページによって変わるのは、何を、いくつ数えたかの差です。

4.逆に見える結果も、見本にはそのまま載っている


西洋占星術と四柱推命を一冊に入れるのは、都合のよい言葉だけを拾い集めるためではないか、と思う方もいるでしょう。そのためなら、片方の火は伏せておけば済みます。見本では、3ページ目のまとめで「いちばん多く」とされた火も、5ページ目の図の火1も、消されずに載っています。組み合わせるとは、答えの数を増やすことではなく、手がかりごとに、それが示すものを読み取ることです。

5.どちらの「火」が本当の自分かを、選ばなくてよい


ホロスコープのページも五行のバランスのページも、鑑定書では、太陽と月の星座・四柱推命のページとともに、表紙に続く生まれ持った本性の章に入っています。本性そのものが揺れているわけではありません。星の配置と命式という異なる入り口から見えたものが、同じ章に収まっているのです。

西洋占星術と四柱推命は、別々のページで、それぞれの分け方のまま扱います。見本の火のように結果がそろわないところがあれば、そこはどちらかに決める場所ではなく、ページを読み比べる場所です。

さらに先には、いまの生き方を映す手相と、取り巻く環境を読む易のページが控えています。最後から2ページ目の総評は、「本来の自分」と「いまの自分」の共通点と違いからまとめます。



西洋占星術と四柱推命で見え方が分かれることもある、と初めて触れたのは、どの占いが何を受け持つのかを書いた次の記事です。

ホロスコープの欄の読み方や、五行のバランスの下の段など、火のほかのところまで見ておきたいときは、ページの画像を載せたこちらの3章へどうぞ。

ご自分の本性を、西洋占星術からも四柱推命からも読める一冊をお探しの方へ。

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