「次は絶対断ろう」そう思っていたのに、頼まれた瞬間、
「全然大丈夫ですよ」と言っている。
たとえば仕事。
今日は早く帰ろうと思って、朝から段取りまでしていた日。
夕方になって「悪いんだけど、これ今日中にお願いできる?」
と言われる。
一瞬、「あ、今日か」とは思う。
でも、にこやかに、「大丈夫ですよ」と言ってしまう。
そして帰りが遅くなってから、「いや、今日じゃなくてもよかったやん」
「なんで私、また引き受けたんやろ」と一人で腹が立つ。
こういうことが続くと、「私は断れない性格だから」
「断れないのをわかってて頼んでくる他人に問題がある」で説明したくなります。
でも、ちょっと待ってほしい。
同じ人でも、家族には「今日は無理」と普通に言えたりする。
仕事でも、内容によっては断れる。
この人から頼まれるとなぜか引き受けてしまう、ということもある。
だったら本当に、「断れない性格」だけで説明できるんでしょうか。
知りたいのは、「なぜ断れないのか」だけではありません。
なぜ私は、あの瞬間には本当に「やります」と思ったのか。
期待されると応えたくなるのか。
困っている人を見ると放っておけないのか。
自分がやった方が早いと思うと手を出すのか。
それとも、別の理由なのか。
ここは、人によって違います。
YOURBOOKSで読みたいのは、こういうところです。
「あなたは責任感が強い人です」と新しい名前をつけるのではなく、
なぜ、この人は、この場面で、この選び方をするのか。
そこまでつないで読む。
すると次にまた、「これ、お願いできる?」と言われた時。
反射的に「大丈夫です」と言う前に、
「あ、私いま、いつもの理由で引き受けようとしてる」
と気づけるかもしれない。
断るか、引き受けるかは、そのあと決めればいい。
「私は断れない人だから」で終わっていた自分にもう少し詳しい説明がつく。
あなたがずっと「性格だから」と思っていること。
本当に、それだけでしょうか。