ネットショップを楽天市場で運営していて、Yahoo!ショッピングにも店を出そうとしたときの話です。
商品データはもう手元にあります。楽天で登録済みなのだから、書き出して移せば終わる。そう思っていました。
■ 全角255文字と、全角75文字
最初にぶつかったのはここでした。
楽天市場の商品名は全角255文字まで使えます。ところがYahoo!ショッピングは全角75文字です。
つまり、そのまま移すと入りません。
全商品のタイトルを作り直す必要がありました。
■ ただ削ればいい、ではなかった
最初は単純に後ろを切ればいいと思いました。でも、それだと困ることに気づきます。
楽天の商品名に入れていた長い語句は、検索されるために入れていたものです。「ベビー」「出産祝い」「日本製」といった語を、後ろのほうに並べてある。それを削るということは、検索の入口を自分で閉じることになります。
そこで、こう分けました。
・75文字に入る範囲は、商品が何であるかが分かる語を優先して残す
・入りきらなかった語は、Yahoo!ショッピング側の「検索キーワード」欄に回す
欄が別にあるなら、そちらに逃がせばいい。タイトルから消えても、検索からは消えません。
■ 他にも詰まったところ
・カテゴリの分類が両モールで違うので、対応表を作らないと割り当てられない
・楽天では任意だった項目が、Yahoo!では必須になっていることがある
・画像のファイル名と並び順の規則が違う
どれも仕様書を読めば書いてあることですが、読んでいる段階では「まあ大丈夫だろう」と思ってしまう類のものでした。実際に取り込んでエラーが出てから気づきます。
■ 在庫ゼロで作っておく
もうひとつ、やってよかったことがあります。
商品を登録するとき、在庫を0のまま作りました。
ページだけ先に用意しておいて、売る準備が整ってから在庫を入れる。こうしておくと、移行作業と販売開始を切り離せます。
一度に全部やろうとすると、どこかで必ず止まります。
■ まとめ
モール間の商品データ移行は、コピーではなく「詰め直し」でした。
移行先の器の大きさに合わせて、何を残して何をどこへ逃がすかを決める作業です。
これから移行される方は、まず移行先の文字数制限を調べてみてください。
そこが分かると、作業量の見当がつきます。