途中で止まった帳簿を、確定申告までに追いつかせる順番

途中で止まった帳簿を、確定申告までに追いつかせる順番

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法律・税務・士業全般
前は毎月つけていた帳簿が、いつの間にか年に何回かのまとめ入力になっている。
忙しい時期や体調を崩した時期に最低限だけ入れて、その直しが残っている。
最近、Xでそんな声をいくつか見かけました。

こういう帳簿で手が止まるのは、どこまで正しく入っているかが分からないからです。
分からないまま続きを入れると、同じ支払いを二重に入れたり抜けた月に気づかなかったりします。

私は続きを入れる前に、どこまで合っているかを決めます。

■ 通帳の月末の残高と、帳簿の残高を並べる
会計ソフトで、預金の残高を月ごとに出せる画面を開きます(月ごとの推移表など)。会計ソフトを使っていない方は、帳簿の預金の欄の月末の残高を使います。
最初に、帳簿の年の初めの残高が前の年の12月末の通帳の残高と合っているかを見ます。
そのあと月末の残高を、通帳の月末の残高と1か月ずつ見比べます。通帳が何冊かあるときは、1冊ずつ見ます。
合っている最後の月までは、通帳との1行ずつの突き合わせはしません。
最初に合わなくなった月から手をつけます。
事業と私用で同じ通帳を使っていて私用の出し入れを帳簿に入れていない方は、残高が最初から合いません。その場合は帳簿に入っている最後の取引の日を確かめて、その翌日から続けます。

カードは、帳簿の未払金の残高を引き落としの日ごとに追います。
引き落としの後の残高が、まだ引き落とされていない利用の分と合っていれば大丈夫です。
残高が増え続けているときは、引き落としの日にも経費にしていて二重になっていることが多いです。マイナスになっているときは、使った分が抜けています。
現金は残高を数えにくいので、最後に回します。

■ 合わなくなった月は、仕訳と通帳を1行ずつ照らす
合わない月は、その月の仕訳を通帳の行と1行ずつ突き合わせます。
1か月直したら、次の月からもう一度月末の残高を並べ直します。前の月のずれが直ると、後の月は合うこともあるからです。
多いのは同じ支払いが2回入っているか、1件抜けているかです。金額の打ち間違いや、日付が隣の月に入っていることもあります。
明細の自動の取り込みと手での入力が混ざっている月は、二重に入っていないかを先に探します。

最低限だけ入れた仕訳は、科目が仮のままだったり摘要が空だったりします。
残高が合っている月にもあるので、仮に使った科目(仮払金など)の元帳や摘要が空の仕訳を探します。
見つけた仕訳は摘要の頭に印を付けて、最後にまとめて直します。
1件ずつ直しながら進めると、どこまで照らしたかが分からなくなるからです。

■ 続きの最初の1か月で、かかる時間を計る
残高が合ったら、続きの月のうち一番古い1か月を入れます。入れ始めから終わるまでの時間を計っておきます。
通帳とカードの明細に出ている支払いを先に仕訳にして、領収書は明細に無い現金の支払いを足すのに使います。この順番は、前に書いた「領収書を溜めてしまったときの片付け方」と同じです。
入れ終わったら、その月末の残高が通帳と合っているかを見ます。

■ 残りを自分で続けるか、頼むかを決める
最初の1か月にかかった時間に残りの月の数を掛けると、申告の前に自分で終わるかどうかが見えます。
足りないと分かったら、合っている月までは自分の帳簿に残して残りの月だけを頼む方法もあります。
頼む月に自分で入れた仕訳があるときは、取り込む前に消すか、そのことを先に伝えてください。そのままだと同じ取引が二重になります。
伝えるのは「何月の分から頼みたいか」と、通帳ごとの合っていた最後の月末の残高と、カードの明細をどの回まで入れたかです。この3つがあれば、続きの仕訳と残高がつながります。

■ 自分で続けるときは、古い月から1か月ずつ
自分で続けるときは、残りの月を古い順に1か月ずつ入れます。
1か月分を入れたら、次の月に進む前にその月末の残高が通帳と合っているかを見ます。
ずれたまま進むと、何か月か後に合わなくなったときにどの月のずれかを探し直すことになります。

■ 最後に、印を付けた仕訳と現金を見る
どちらの場合も、最後に印を付けた仕訳の科目と摘要を直します。
現金は、帳簿の現金の残高がマイナスになっている月が無いかを見ます。

■ 自分で追いつく時間が取れないとき
私はココナラで、溜まった記帳をまとめてお引き受けしています。途中まで入っている帳簿の、続きの月からでも大丈夫です。
通帳やカードの明細と領収書やレシートの写真を送っていただければ、仕訳はこちらで作ります。
お渡しするのは、会計ソフトに取り込むファイルと、同じ中身のExcelの仕訳帳です。取り込むファイルは、お使いの会計ソフト(弥生会計・マネーフォワード・freee など)の形でお作りします。確認していただきたい取引の一覧と、ご自身で取り込む方には取り込みの手順書も付けます。
会計ソフトに招待していただければ、取り込みまでこちらでします(ソフトとプランによります)。会計ソフトのID・パスワードはお預かりしません。
仕訳の下書きにはAI(Claude)を使っています。ただし、科目の判断と最後の確認は経理17年の私がします。AIは学習に使わせない設定にしています。
お預かりしたデータは、ココナラのお取引が完了してから30日で消します。消したら、お知らせします。
お引き受けするのは記帳までです。申告書の作成と税のご相談はお受けしていません。申告をされる方(ご自身か税理士さん)が決まっている方からお受けしています。

基本は仕訳50件までで3,000円です。
50件を超えるときは、件数に合うオプションを1つお選びください。合わせて、100件までが5,000円、300件までが12,000円、600件までが22,000円です。
写真のレシートは50件まで、どの料金にも含まれます(写真の分も仕訳の件数に入ります)。写真が51〜100件のときは、写真のオプション(+2,000円)も一緒にお選びください。
写真が100件を超えるときと、仕訳が600件を超えるときは、ご購入の前に見積り相談で件数を教えてください。
件数が分からないときも、ご購入の前の見積り相談で何か月分かと資料の形を教えてください。件数とお値段をお伝えします。

追いついた後に毎月頼みたい方には、月額の記帳代行(毎月5,000円で仕訳100件まで)があります。
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