先に答えを書きます。WordPressの更新をほうっておくと、すでに知られている弱点の直しが、サイトに入らないままになります。直す方法が出ているのに、まだ使っていない状態です。更新のボタンをまとめて押す前に、まずは「今どの版か」を知ることから始めましょう。
(この記事は2026年10月27日に書いています。版や日付は、下の出典で確かめた時点のものです)
■WordPressの「更新」は3つあります
・WordPress本体
・プラグイン(あとから足す部品)とテーマ(見た目の部品)
・PHP(WordPressを動かすプログラムの言葉)の版
本体とプラグインは、管理画面に更新のお知らせが出ます。PHPの版は、レンタルサーバーでは、サーバー会社の管理画面で変える設定です。
■ほうっておくと何が残るか
WordPressの公式の手引き「Hardening WordPress」は、本体を最新の版に保ち、プラグインを常に更新しておくようすすめています。新しい版に入る弱点の直しは、更新しないと、サイトに入りません。
■古い版には直した版が出ないことがあります
2026年10月21日、PHPに弱点が2件あると公表され、同じ日に直した版(8.5.12・8.4.27・8.3.36・8.2.35)が出ました。
一方で、PHP 8.1以前の版には、直した版が出ていません。JPCERT/CC(日本で、コンピューターの安全の注意を呼びかける機関)は、サポートが続いている版へ移ることをすすめています。PHP 8.2の公式のサポートも、2026年12月31日で終わります。
■まとめて押す前に
更新のボタンをまとめて押すと、プラグインどうしの相性で、表示が崩れることがあります。先にバックアップ(今のサイトの控え)を取り、作ってもらった先やサーバー会社に相談しながら進めると安心です。
■今日できること(見るだけです)
1. 管理画面の「ダッシュボード」→「更新」で、更新待ちの数を見る
2. 「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」の「サーバー」の欄で、PHPの版を見る
3. サーバー会社のお知らせに、PHPの話が出ていないか見る
4. 管理画面に入れないときは、作ってもらった先に連絡する
■まとめ
・ほうっておくと、知られた弱点の直しが入らないまま残る
・本体・プラグインとテーマ・PHPの3つを見る
・まとめて押す前に、控えを取って相談する
どんな作り方でも、安全を言い切ることはできません。
出典:WordPress「Hardening WordPress」(2026年10月16日に確認)/PHP公式「Security advisory: Critical remote code execution vulnerabilities, update now」(2026年10月21日)/JPCERT/CC「PHPにおける複数の脆弱性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)に関する注意喚起」(2026年10月22日)。PHP公式とJPCERT/CCは2026年10月23日に確認。
WordPressは、WordPress Foundationの商標です。
管理画面に入らずに、外から見える範囲で、PHPの版と更新の状況を確かめる出品もあります(3,000円・税込)。
WordPressのPHPの版・更新状況を調べる出品はこちら
外から見えない項目もあるので、届く内容は出品のページでご確認ください。