WordPressの管理画面に「サイトでPHPの古いバージョンが動作しています」と表示された。
レンタルサーバーの会社から、PHPを新しくするという案内メールが来た。
上げたほうがいいのは分かっていても、押した途端にサイトが真っ白になったら、と不安になりますよね。
実際、準備なしに切り替えて表示が止まる例はあります。
けれど、手順を踏めば落ち着いて進められる作業ですし、エラーが出ても多くは数分で元に戻せます。
■PHPとWordPressの関係
PHPは、WordPressの中身を書くのに使われているプログラミング言語です。
本体だけでなく、テーマやプラグインも、その大半がPHPでできています。
家にたとえると、デザインが内装、WordPressが間取りや設備、PHPは基礎や配管のようなものです。
ふだんは見えませんが、古くなると上に載っているものが本来の力を出せなくなります。
注意したいのは、PHPはWordPressの「更新」ボタンでは新しくならないことです。
PHPはレンタルサーバーの中で動いているので、切り替えはサーバー会社の管理画面から行います。
そのため、WordPressはこまめに更新していても、PHPだけ何年も古いまま、というサイトがよくあります。
■上げたほうがよい理由
・古いバージョンは、安全のための修正が届かなくなる
・新しいほど処理が効率よく、表示が軽くなることが多い
・新しいプラグインは、古いPHPでは動かないものが増えている
2026年10月時点で、WordPressの公式は「PHP 8.3以上」を推奨しています。
8.1以前はサポートが終わっており、8.2も2026年12月末で終了します。
■今のバージョンの確かめ方
管理画面の「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」→「サーバー」に、PHPのバージョンが出ています。
レンタルサーバーの管理画面にある、PHPの設定のページでも見られます。
■切り替える前の準備
1. バックアップを取る(ファイルとデータベースの両方)
2. 先にWordPressとテーマ、プラグインを新しい版にそろえておく
3. 最終更新が2年以上前のプラグインがないか確かめる(新しいPHPで動かないことがあります)
4. できれば、テスト用の複製サイトで先に試す
5. お問い合わせの少ない時間帯を選び、「エラーが出たら、まず元に戻す」と決めておく
■切り替えの手順
・今のバージョンを控える
・7.4から8.3のように大きく離れている場合は、一段ずつ上げる
・サーバーの管理画面で新しいバージョンを選んで切り替える
・トップページ、主なページ、お問い合わせフォーム(テスト送信)、管理画面、スマホ表示を確かめる
■エラーが出たら
原因を探す前に、サーバーの管理画面で元のバージョンに戻してください。
データそのものが壊れたわけではないので、多くの場合はこれで元の表示に戻ります。
「重大なエラー」というお知らせが管理者のメールに届いていたら、原因になったプラグインの名前が書かれていることが多いので、消さずに残しておきましょう。
■任せたほうが安心なケース
・プラグインが多い、何年も更新されていないものがある
・制作会社が独自に作ったテーマや機能を使っている
・7.4以前など、かなり古いバージョンから上げる
・予約やネットショップなど、止まると売上に直結する
テスト用の環境で先に確かめ、プラグインやテーマを新しいPHPに合わせてから本番を切り替える代行をお受けしています。
何をしたか、どう確かめたかまでご報告します。
WordPressとPHPの更新を安全に代行します