OEM商品を作る前に確認したい7項目|仕様書・試作・工場への依頼方法

OEM商品を作る前に確認したい7項目|仕様書・試作・工場への依頼方法

記事
ビジネス・マーケティング
オリジナル商品を作りたいと考えたとき、工場へ見積もりを依頼する
ところから始める方もいるかもしれません。

しかし、商品の仕様が明確でない状態では、工場ごとに異なる条件で
価格が提示されることがあります。

例えば「丈夫で使いやすいポーチを作りたい」と伝えても、素材、
寸法、縫製、開閉のしやすさなど、何を基準にするかは決まっていません。

OEM商品を作るときは、価格を比較する前に、製造条件と品質の確認方法を
整理することが重要です。

今回は、初めてOEM商品を検討するときに確認したい7つの項目を
紹介します。

1. 商品の利用場面を明確にする

最初に考えたいのは、誰がどのような場面で使う商品なのかという点です。

例えば、ポーチを作る場合でも、化粧品を収納するのか、文房具を
整理するのか、小物を持ち運ぶのかによって、必要な仕様が変わります。

まずは次の項目を整理します。

想定する利用者

使用する場面

収納する物

必要なサイズ

持ち運び方法

求める使いやすさ

用途を明確にすることで、試作品で確認する内容も具体的になります。

2. 仕様書に寸法と素材を記録する

工場へ依頼する前に、商品の条件を仕様書へまとめます。

例えば、次のような項目です。

商品名・型番

外寸と測定位置

素材の種類・品番

色と基準見本

ファスナーなどの部材

縫製箇所

包装方法

確認項目と合否基準

例えば、ポーチの幅を200mm、高さを120mmとする場合でも、
どの状態で測定するのか決める必要があります。

また、寸法に許容する差がある場合は、その条件も工場と確認します。

「丈夫」「きれい」といった表現だけではなく、どのような状態を
合格とするか明確にしましょう。

※寸法は説明用の仮定例であり、実際の製品に適した品質基準を
示すものではありません。

3. 工場への見積依頼は同じ条件で行う

複数の工場へ見積もりを依頼するときは、同じ仕様書と数量を使用します。

例えば、次の条件を確認します。

製品の仕様

発注数量

最小発注数量

試作費用

修正費用

検品の範囲

包装・外箱の条件

輸送条件

納期

支払い時期

工場によって、検品や包装が価格に含まれる場合と、別の工程として
扱われる場合があります。

商品の単価だけではなく、どこまでの作業が含まれているのかを
確認することが重要です。

4. 試作品を具体的な条件で確認する

試作品が届いたら、仕様書と照合して確認します。

例えば、次のような項目です。

寸法

素材

色

縫製

部材の動作

使用感

包装状態

確認した結果は、測定値や写真とともに記録しておくと便利です。

問題があった場合は、どの部分を修正するのか明確にします。

「前より良くなった」という感覚だけで判断せず、決めた条件に
合っているかを確認しましょう。

5. 仕様書と試作品を版ごとに管理する

試作を繰り返す場合、どの仕様で製作したものなのか分からなくなることが
あります。

そこで、仕様書と試作品に版番号を付けて管理します。

例えば、最初の試作品をv1、修正後の試作品をv2として記録します。

その際には、次の情報を残します。

仕様書の版番号

試作品の識別番号

変更した箇所

変更理由

確認した日付

確認結果

承認した担当者

例えば、商品の寸法を変更すると、包装や輸送の条件にも影響する
場合があります。

変更した箇所だけでなく、関連する条件も確認することが重要です。

6. 量産前に検品方法を決める

試作品が完成しても、それだけで量産品すべての品質を確認できたことには
なりません。

量産前には、次の項目を整理します。

検品する時点

確認する対象

確認方法

合格・不合格の条件

記録の残し方

不適合品への対応

仕様を変更する際の承認方法

製品の性質や不具合の影響によっては、検品する範囲や方法も変わります。

さらに、販売する国や商品の用途によって、安全性、表示、
必要な試験などの条件が異なる場合があります。

対象の商品に必要な要件を確認してから進めましょう。

7. 最小発注数量と在庫負担を確認する

OEM商品では、製造を依頼する数量も重要な判断材料です。

数量を増やすことで一個あたりの製造価格が変わる場合がありますが、
同時に在庫を保管する負担や、必要な資金も増えます。

そのため、次の項目を確認します。

最小発注数量

発注時に必要な金額

保管場所

商品を販売するまでの期間

売れ残った場合の負担

不良品が発生した場合の対応

次回発注の条件

価格だけを理由に数量を増やすのではなく、自社で管理できる範囲か
確認しましょう。

まとめ|工場へ依頼する前の準備が重要

OEM商品を作るときは、商品企画、仕様書、見積もり、試作、検品を一つの
流れで考えることが重要です。

特に、工場と共有する条件を明確にしておくことで、製造途中での認識の
違いを減らしやすくなります。

まずは一つの商品について、利用場面、寸法、素材、品質の確認方法を
整理してみてください。

仕様を明確にし、同じ条件で比較し、試作品を確認することが、OEM商品開発の基本です。

※本記事は一般的なOEM商品開発の実務を説明したものです。
本文中のポーチは仮定例であり、実際の製造実績や品質試験の結果を
示すものではありません。
製品の安全性・表示・契約などの要件は実際の取引条件に応じて
確認してください。

※掲載画像はAI生成のイメージです。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す