ホームページはある。
営業時間も、サービスの説明も、問い合わせ先も載せている。
それでも、ふと見返したときに「このままでいいのかな」と思う。
文字が多いのかもしれない。写真を変えたほうがいいのかもしれない。そもそも、今のお客様に合った内容になっているのか分からない。
制作を頼もうにも、何をどう直してほしいのか言葉にできない。だから、ひとまずそのままにしている。
そんなときは、修正箇所を細かく決めるより先に、「このページを見た人に、何が伝わってほしいか」を一つ書いてみるところから始められます。
「きれいにしたい」の先にあるもの
例えば、小さな修理店のホームページを考えてみます。ここからの例は、説明のための架空のお店です。
店主が気になっているのは、少し古く感じるトップページ。でも、お客様の立場で見ると、写真の雰囲気よりも先に知りたいことがあるかもしれません。
「自分が持っているものも修理できる?」
「持ち込む前に予約が必要?」
「まだ頼むと決めていなくても、相談していい?」
こうした疑問への答えが見つからないなら、写真の差し替えと一緒に、対応できる品物や相談の流れも見直す候補になります。
もちろん、これだけで問い合わせが増えると決めつけることはできません。そもそもサイトを見に来る人が少ないのか、見た後に迷っているのかでも、考えることは変わります。
ただ、「何となく古い」という感覚を、「相談前に必要な情報が見つかりにくいのかもしれない」という確認事項へ変えることはできます。
ここまで整理できると、制作を依頼するときの話も具体的になります。
修正の指示が書けなくても、相談はできる
「ここの文字を何ピクセルにしてください」
「このボタンを何色にしてください」
最初から、そこまで決めなくても大丈夫です。依頼前に役立つのは、むしろ次のようなメモです。
初めてのお客様からの修理相談を受けたいです。
ただ、対応できる品物がサイトから伝わるか気になっています。
全面リニューアルまでは考えていません。
今あるページを使って、先に直したいところを整理したいです。
目的、気になっていること、今回の範囲。この三つがあるだけで、「どんな見た目にするか」以外の話を始められます。
まだ原因が分からないなら、そのまま「何が問題なのか分かりません」と書いても構いません。原因の確認も含めて相談するのか、決まっている修正だけを頼むのかを、最初に分けておくと進めやすくなります。
今すぐ直すことを、一つ選ぶ
見直しを始めると、気になるところが次々に出てくることがあります。
見出し、写真、文章、メニュー、色、余白。全部を一度に直そうとすると、予算も確認することも増えてしまいます。
まずは、お客様が判断するときに困りそうな点を選んでみてください。
例えば、料金が古い、対応範囲が書かれていない、問い合わせ先へのリンクが分かりにくい。こうした点と、「もう少し今っぽい色にしたい」という希望は、別々に並べて考えられます。
先ほどの修理店なら、「対応できる品物と、相談時に必要な情報を一か所にまとめる」を最初の作業にする案があります。
その変更後、スマートフォンで読んでみて、対応範囲を確認し、相談先まで迷わず進めるかを確かめる。アクセス解析が使えるなら、変更前後の閲覧状況も参考にする。
まず一つ直し、確かめてから次を決める。そんな進め方もできます。
そのまま使える、相談用の短いメモ
依頼文がうまくまとまらないときは、次の四つを埋めてみてください。
【サイトのURL】
【見てほしいお客様】
例:近隣に住む、初めて利用する方
【サイトを見た後にしてほしいこと】
例:対応内容を確認して、修理の相談を送ってほしい
【気になること・今回の希望】
例:スマホだと説明が長く感じる。今のページを活かして直したい
予算や希望時期が決まっていれば、それも添えてください。決まっていない項目は、無理に埋めず「相談したい」で大丈夫です。
どこから直すかを整理するところから
ホームページの見直しは、大きなリニューアルだけではありません。
今の内容を活かしながら、情報の順番を変える。説明を一文足す。相談までの道筋を分かりやすくする。確認した結果、今回は変更しないと判断することもあります。
こもれびデジタル制作室では、公開中のホームページを確認し、文章の分かりやすさや問い合わせまでの道筋、改善する順番をPDFにまとめる診断を用意しています。
「自分で直したいので、優先順位だけ知りたい」という相談でも大丈夫です。診断と実際の修正は別の範囲として扱っています。
やり取りはココナラ内の文章で進めます。対象かどうか迷う場合は、サービスページの見積り相談から、公開URLと気になっていることをお知らせください。
ホームページ診断の内容を見る
立派な依頼書を作る前に、まずは「このページで、誰に何が伝わってほしいか」を一行。それが、見直しの出発点になります。
こもれびデジタル制作室