家計が逼迫して、食べられない日がありました。
当時、一番強く感じていたのは、
「この先、どうやって生活していけばいいんだろう」
という不安でした。
お金が減っていく。
でも、この先いくら必要なのか分からない。
何にどのくらい使っているのかも、きちんと把握できていない。
先が見えないことが、とても不安でした。
そんな経験をしてから、
「まずは今の状況を知りたい」
と思うようになりました。
そこで始めたのが、家計簿です。
まず知りたかったのは、支出の内訳でした
家計簿を始めたとき、私が知りたかったのは、
「今月いくら使ったか」
だけではありませんでした。
それよりも、
「何に、いくら使っているのか」
を知りたいと思っていました。
実際に支出の内訳を確認してみると、気になったものがありました。
それが、
コンビニ、飲み物、お菓子
への支出です。
特に驚いたのは、金額そのものよりも、
買っている回数の多さ
でした。
1回の金額だけを見ると、それほど大きな支出ではありません。
でも、
「ちょっとコンビニに寄る」
「ついでに飲み物を買う」
「ついでにお菓子も買う」
そんな行動を何度も繰り返していました。
家計簿を見るまで、その回数をあまり意識していなかったのだと思います。
無理に我慢するのではなく、寄る機会を考えるようになりました
コンビニの利用回数が多いと分かってから、
「もうコンビニには行かない」
と決めたわけではありません。
ただ、
「今、本当に寄る必要があるかな?」
と考えるようになりました。
すると、不思議とコンビニへ寄る回数が自然に減っていきました。
まだ、
「家計簿をつけていて本当によかった」
と実感するほどの大きな変化があったわけではありません。
それでも、自分の行動パターンを知ることで、次の行動を考えられるようになったことは一つの変化だと思っています。
今は特に、
「ついで買いをどのくらいしているのか」
を知りたいと思っています。
家計簿は、自分を責めるためのものではない
家計簿を見ていると、
「こんなに使ってしまった」
と思うこともあります。
でも、今は家計簿を、
使いすぎた自分を責めるためのもの
にはしたくないと思っています。
私にとって家計簿は、
次はどうお金を使いたいかを考えるための材料
です。
不安を完全になくしてくれるものでもありません。
今でも、家計について不安になることはあります。
でも以前とは違って、
不安になったときに、家計簿を見れば今の状況を確認できます。
何にいくら使ったのか。
どの支出が増えているのか。
どこを少し見直せそうなのか。
分からないまま不安になるのではなく、数字を見ながら次の一歩を考えられるようになりました。
すべての支出を減らしたいわけではありません
家計簿というと、
「節約するためのもの」
というイメージがあるかもしれません。
私も以前は、支出はできるだけ減らした方がいいと思っていました。
でも今は少し違います。
たとえば、私は人とのつながりを大切にしたいと思っています。
飲み会などで、ざっくばらんに話しながら楽しい時間を過ごす。
もちろん、お金はかかります。
でも、
「このお金は使ってよかった」
と思えることがあります。
人とのつながりや、楽しかった時間が残るからです。
一方で、コンビニへの何となくの立ち寄りや、ついで買いのように、
「本当に必要だったかな?」
と思う支出もあります。
だから私は、家計簿で、
すべての支出を減らしたいわけではありません。
減らしたい支出と、
納得して使いたい支出。
その違いを、自分なりに見つけたいと思っています。
金額の大小だけでは判断したくありません
高い支出だから悪い。
安い支出だから問題ない。
そう単純ではないと思っています。
たとえ金額が少し大きくても、
「使ってよかった」
と思えるなら、自分にとって意味のある支出かもしれません。
逆に、数百円の小さな支出でも、
何となく何度も繰り返していて、あとから何も残らないのであれば、一度見直してみてもいいかもしれません。
家計簿を見ることは、
自分が何を大切にしたいのかを確認すること
でもあるのだと思います。
当たり前のような日常を守りたい
食べられない日を経験したからこそ、今は、
毎食ご飯を食べられること
をありがたいと感じます。
家族と一緒にご飯を食べる。
特別なことが起きるわけでもない。
いつもと変わらない食卓。
でも、そんな何気ない時間こそ、大切にしたいと思うようになりました。
私が家計簿を続ける理由の一つも、そこにあります。
単にお金を残すためではありません。
家族とご飯を食べられるような、当たり前の日常を守りたい。
そのために、自分のお金がどこへ流れているのかを知っておきたいと思っています。
家計簿は、人生の伴走者
家計簿をつけたからといって、すべての不安がなくなるわけではありません。
生活が急に楽になるわけでもありません。
でも、
「今、自分はどんな状況なのか」
を確認することはできます。
そして、
「これから、どうお金を使いたいのか」
を考えることもできます。
私にとって家計簿は、
節約するためだけのものではありません。
自分にとって意味のある支出を残し、
そうでない支出を少しずつ減らしていく。
そして、
自分にとって大切なお金の使い方を選ぶための伴走者
だと思っています。
もし今、お金のことで少し不安を感じているなら、最初から細かい家計簿をつけなくてもいいと思います。
家計簿アプリやカード明細などを見ながら、
まずは1か月分の支出合計と内訳をざっくり確認してみる。
それだけでも十分です。
最初から無駄を探す必要もありません。
まずは、
「自分は何にお金を使っているんだろう?」
と知るところから始めてみませんか。
その中から少しずつ、
「これは減らしたい」
「これは使ってよかった」
という、自分なりのお金の使い方が見えてくるかもしれません。