励ます言葉が、子どもを苦しめる 

 励ます言葉が、子どもを苦しめる 

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コラム
子どもが落ち込んでいるとき、
「大丈夫よ」「頑張ろう!」「そんなこと気にしないの!」
お母さんは、子どもを元気づけたくて、前向きになってほしくて、言葉をかけますよね。その言葉の奥には、子どもを大切に思う愛情があるはずです。

 でも、ちょっと考えてみてください。子どもが本当に求めているのは、前向きになるための言葉ではなく、「今の自分の気持ちをわかってもらえた」という安心感なのかもしれません。

悲しいときに「大丈夫」と言われても、悲しみが消えるわけではありません。
悔しいときに「頑張ろう」と言われても、すぐに頑張れるとは限りません。
そんなとき、まず必要なのは、「そうだったんだね」「それは悲しかったね」
「悔しかったんだね」と、子どもの気持ちに寄り添うこと。

 気持ちを受け止めることと、行動を認めることは別です。
子どもが怒っているからといって、怒りに任せて人を傷つける行動まで認める必要はありません。

行動には適切なルールを伝えながらも、その奥にある気持ちは受け止めることができます。

それは、子どもがどんな気持ちでいても、その子の存在そのものを大切にすること。できたときの自分だけではなく、失敗した自分も。笑っている自分だけではなく、悲しんでいる自分も、怒っている自分も。「こんな気持ちの私でも大丈夫」そう思えることが、自分の気持ちを否定せず、ありのままの自分を受け入れる力につながっていきます。

自分の気持ちを受け止めてもらった子どもは、安心して自分の心と向き合えるようになります。そして、少しずつ「じゃあ、どうしたらいいかな?」
と、自分で考え、前に進む力を育てていくのです。これこそが自己肯定感を育み、自分らしく前に進む力につながっていくのです。

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