Excelマクロが急に動かなくなる3つの理由

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先月まで問題なく使えていたマクロが、今月になって動かない。ボタンを押すとエラーが出る、あるいは何も起きない。

マクロの修理でよく見かける原因を3つ、確認方法と一緒にまとめました。心当たりを探すだけでも、原因の当たりがつきます。
■ 1. シート名を変えた、行を挿入した

マクロが「特定のシートの、特定のセル」を直接指定している書き方だと、シート名を変えたり行を挿入したりした瞬間に、別の場所を見にいきます。

厄介なのは、エラーが出ずに間違った値が入るパターンです。動いているように見えて、数字だけが合わない。

【確認するところ】直近でシート名の変更、行や列の挿入をしませんでしたか。ファイル名を変えた場合も同じことが起きます。

【直し方】セルの位置を直接書くのをやめて、見出しの名前から探す方式に変えます。行が増えても壊れなくなります。
■ 2. マクロが無効になっている

ファイルをメールで受け取った、別のフォルダに移した、といったときに起こります。表計算ソフト側が「このファイルは安全か分からない」と判断して、マクロの実行だけを止めている状態です。

【確認するところ】ファイルを開いたとき、上部に黄色い帯で「セキュリティの警告」が出ていませんか。出ていれば「コンテンツの有効化」を押すだけで動きます。

帯が出ない場合は、ファイルを右クリックしてプロパティを開いてください。下のほうに「このファイルは他のコンピューターから取得したものです」という記述があれば、その横の「許可する」にチェックを入れます。

【直し方】ファイルの置き場所を「信頼できる場所」として登録しておくと、毎回警告が出なくなります。
■ 3. 保存形式が変わっている

マクロを含まない形式で保存すると、マクロは保存されずに消えます。名前を付けて保存するときに形式を選び忘れると起こります。

【確認するところ】ファイルの拡張子を見てください。マクロを含むファイルは、マクロ有効ブックの形式でなければいけません。

【直し方】残念ながら、消えたマクロは元に戻せません。以前のバージョンのファイルが残っていないか探してください。クラウド上に置いてあれば、履歴から復元できることがあります。

■ エラーの番号が出たら控えておく

実行時エラーとして番号が表示されたら、そのまま控えてください。番号によって原因の種類がある程度絞れます。

エラー画面で「デバッグ」を押すと、問題の行が黄色く反転します。その行を写真に撮っておくと、原因の特定が早くなります。

■ 直らないときは

原因の切り分けから修正までを承っています。ご相談いただくときは、次があると早いです。

・いつから動かなくなったか
・エラーの番号とメッセージ
・直前にした変更(シート名、行の追加、ファイルの移動など)
・お使いの表計算ソフトがウィンドウズ版かマック版か

ファイルは中身をダミーに差し替えたコピーで構いません。構造が同じであれば原因は特定できます。
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