深夜2時に、この記事を読んでいる人がいたらいいなと思って書いています。
配信はとっくに終わっていて、アーカイブは2周した。
コメント欄を上から追って、自分の名前がないことをもう一度確認した。
明日は朝から予定があるのに、寝たら今日が終わってしまう気がして、まだ起きている。
そういう夜のことを書きます。
■ 「しんどい」の中身は、たぶん1つじゃない
推し活がしんどいとき、私たちはそれを「しんどい」の一語でまとめてしまいます。
でも、ほどいてみると、たいてい何種類か混ざっています。
たとえば、スパチャを読まれなかった夜。
あそこにあるのは、たぶんこういうものです。
・自分より少額の人が読まれた、という順位をつけられた感覚
・「いる」と認識されなかったことへの、存在の心細さ
・そんなことで傷つく自分への、嫌悪
・お金で反応を買おうとしてしまった、という後ろめたさ
・そして、推しは何も悪くないのに、という申し訳なさ
5つあります。
これを全部「しんどい」の3文字に詰め込んでいるから、重いんです。
名前のついていない感情には、置き場所がありません。
だから、ずっと持ったままになる。
■ なぜ、誰にも言えないのか
推し活の悩みって、相談先が全部ふさがっているんですよね。
リスナー仲間には言えません。
表では仲良くしていても、心のどこかで比べてしまうから。
「重い」と思われた瞬間に、界隈での居場所がなくなるから。
リアルの友達にも言えません。
「VTuberに月2万」の時点で、話が前に進まないから。
親には論外です。
じゃあカウンセラーは、というと——ここがいちばん厄介で。
「それは依存ですね」と言われそうで、怖い。
つまりこれは、
話せる相手がいない、という状態ではなくて、
話した瞬間に何かを失う相手しかいない、という状態です。
■ 本当に怖いのは、「やめろ」と言われること
推し活の相談をためらう人が、いちばん恐れているのはこれだと思っています。
「そろそろ卒業したら」
「依存してるよ」
「次の推しを見つけなよ」
言われて楽になった人を、私は見たことがありません。
当然だと思います。
その人が何年もかけて好きになった相手を、他人が数分で否定しているので。
つらいのを何とかしたいだけなのに、
推しごと取り上げられそうになる。
だったら黙っていよう。
そうやって、夜が増えていきます。
■ だから、知らない人に話すのが合理的です
界隈の外にいて、
利害関係がなくて、
それでいて「担降り」「同担」「認知」を説明しなくても通じる人。
本当に必要なのは、たぶんそういう相手です。
友達でも家族でもない、というのが大事なところで。
関係が続かないから、重さを気にしなくていい。
■ そういう場所を作りました
「深夜2時の推し活相談室」という名前で、テキストのご相談を受けています。
やることは、この記事の最初でやったことと同じです。
あなたの「しんどい」をほどいて、ひとつずつ名前をつけて、お手紙にしてお返しします。
未来は当てません。「1ヶ月後に認知されます」とは書きません。
そして、「推しから降りろ」とは絶対に言いません。
推しの名前も、あなたのお名前も、伏せて大丈夫です。
評価も匿名で残せます。
今夜すぐでなくて大丈夫です。
ただ、こういう場所があると知っておいてもらえたら、
それだけで少し違うんじゃないかと思っています。