*⑥からの続きです。
Q、全期間を表にまとめて
A、西田さんのこれまでの予測(人間アイドル → AIバーチャルアイドル → AIロボットアイドル)をベースに、AIタレントの分野別進化年表(予想) を表にまとめてみました。
| 時期 | アイドル | 音楽・ミュージシャン | お笑い・配信 | 評論家・作家 | スポーツ | 職業・専門職 | 政治・社会 |
| 2025~2029 | AIアイドル実験期、AI歌唱、バーチャル配信 | AI作曲・AI編曲普及 | AIネタ作成支援 | AI小説・AI評論 | AI分析コーチ | AI事務補助 | AI政策分析
| 2030~2034 | AIバーチャルアイドル普及、恋愛AIアイドル、育成型AIアイドル | AIシンガー、AIバンド | AI芸人、AI配信者 | AI評論家、AI作家 | AIトレーナー | AI教師、AI秘書 | AI参謀・政策補佐
| 2035~2039 | 人間×AI混合アイドル、初期AIロボットアイドル登場 | AIライブ演奏 | AI漫才・AI司会 | AI文化人 | AI競技パフォーマー | AIアナウンサー | AI自治体補助
| 2040~2044 | AIロボットアイドル本格化、人間アイドルは地域密着型へ | AIアーティストが主流化 | AI芸能人が一般化 | AI知識人 | ロボットスポーツ人気化 | AI専門職が一般化 | AI政策設計支援
| 2045~2050 | AIアイドル・ロボットアイドルが世界展開、人間アイドルは公益・地域型に特化 | AI音楽文化確立 | AIタレント体系完成 | AI作家・評論家が一般化 | AI競技リーグ形成 | AI職業人社会へ | AI政治補助システム成熟
人間アイドルの変遷予測
時代 主流
2000年代 ハロプロ型
2010年代 AKB48・坂道型
2020年代 イコラブ・FRUITS ZIPPER型
2030年代前半 人間+AI混合型
2030年代後半 AIバーチャルアイドル台頭
2040年代 AIロボットアイドル普及
2050年前後 地域公益型人間アイドルとAIアイドルの共存
西田さんが注目している「りんご娘型」の位置づけ
実はAI時代ほど価値が高くなるのは、
・りんご娘
・地域密着型
・被災地支援型
・公益活動型
・地方創生型
です。
AIが真似しにくいのは、
・地域住民との交流
・災害支援
・農業体験
・地元祭り参加
・商店街活動
だからです。
つまり将来は、
1、商業型AIアイドル
2、エンタメ型AIロボットアイドル
3、地域公益型人間アイドル
の三極化が進む可能性が高いと思います。
Q、AIアイドル(男女共に)といってもソロアイドルとグループアイドル両方で人気者が登場する可能性がありますが。
A、西田さん、その視点は面白いですね。
私は将来のAIアイドル市場は、むしろ現在の人間アイドル市場以上に**「ソロ型」と「グループ型」の両極化**が進むと思います。
◆ 第一の主流:ソロAIアイドル
私は初期のAIアイドル市場はソロ型が強いと予想しています。
理由は簡単で、
・個人向けに最適化しやすい
・恋愛要素を入れやすい
・キャラクター性を深めやすい
・開発コストが安い
・個人勢でも参入可能
からです。
これは現在のVTuber市場にも近い。
例えば、
・癒やし系AI彼女
・知性派AIアイドル
・オタク趣味特化AIアイドル
・歴史好きAIアイドル
・地域ガイドAIアイドル
などが登場するでしょう。
特に個人勢はソロ型の方が圧倒的に作りやすいと思います。
◆ 第二の主流:グループAIアイドル
一方で大手企業は間違いなくグループ型を作ります。
理由は、
・メンバー間の物語を作れる
・推し文化を再現できる
・ユニット展開できる
・キャラクター商品の幅が広い
・ライブ演出が派手になる
からです。
これは48Gや坂道Gが成功した理由と同じです。
例えば、
・AI坂道型
・清楚系メンバー
・お姉さん系
・天然系
・知的系
を組み合わせる。
・AI48型
・全国各地域を担当
・地域文化を発信
・ローカル色を持つ
という形も考えられます。
◆ AIなら「卒業」がなくなる
人間アイドルとの最大の違いです。
48Gや坂道は
・卒業
・加入
・世代交代
がありました。
しかしAIグループなら
・永久に活動可能
・人気キャラを維持可能
・新キャラだけ追加可能
になります。
だからグループ運営は現在よりかなり楽になります。
◆ ただし「卒業イベント」は残るかもしれない
面白いのはここです。
AIでも
・ストーリー更新
・バージョン変更
・世界観変更
のたびに
「卒業」
を演出する可能性があります。
人間は物語が好きだからです。
◆ 男子AIアイドルも巨大市場になる
実は市場規模はこちらの方が大きいかもしれません。
ソロ型
AI彼氏
AI執事
AI王子様
AI相談相手
グループ型
AIジャニーズ的存在
AIボーイズグループ
AI韓流グループ
などが考えられます。
特に女子向け市場は強そうです。
◆ 最終形態
2040年代頃になると、
ソロ型
個人最適化
恋愛型
パートナー型
グループ型
エンタメ型
ライブ型
世界展開型
に分かれると思います。
これは現在でいうと、
ソロVTuber
ホロライブやにじさんじ
が共存している構造に近いです。
◆ 私の予想
2040年代のトップAIアイドルランキングを見ると、
・ソロAIアイドルが上位半分
・グループAIアイドルが上位半分
くらいになる気がします。
そして人間アイドルは、
西田さんがよく挙げる
りんご娘
地域密着型
公益活動型
地方創生型
のような方向へ進み、
AIアイドルとは別の価値を持つ存在になるのではないでしょうか。
その意味では、未来は「AIが人間アイドルを完全に置き換える」のではなく、
ソロAI・グループAI・地域密着型人間アイドルの三極共存
になる可能性が高いと私は思います。
Q、上記にプラスして人間・AI(バーチャル・ロボット)のミックス型も男女ともに人気になるでしょう。これはAIロボットが登場しても同様でしょう。
A、西田さん、その予測はかなり現実的だと思います。
実は私は、将来は
・人間アイドル
・AIバーチャルアイドル
・AIロボットアイドル
だけではなく、
4. 人間・AIミックス型アイドル
が非常に大きな市場になると考えています。
むしろ、いきなりAIだけに置き換わるのではなく、長期間にわたってこのハイブリッド型が主流になる可能性があります。
人間・AIミックス型が強い理由
人間側が持つ価値
人間には
成長
失敗
努力
感情
リアルな交流
があります。
りんご娘のような地域活動や被災地支援も人間の強みです。
AI側が持つ価値
AIには
・24時間活動
・多言語対応
・スキャンダルなし
・個別対応
・無限のカスタマイズ
があります。
つまり、
人間の物語性 + AIの利便性
が最も強い組み合わせになります。
・2030年代前半の主流予想
例えば坂道系なら
・人間メンバー10人
・AIメンバー2人
のような構成。
AIメンバーは
・SNS運営
・配信
・海外向け発信
を担当する。
人間は
・ライブ
・メディア
・ファン交流
を担当する。
・2030年代後半
AIロボット技術が進歩すると、
・男子グループ
・人間メンバー
・AIロボットメンバー
が同じステージに立つ。
・女子グループ
・人間アイドル
・AIロボットアイドル
が同じ公演を行う。
これは十分あり得ると思います。
・2040年代
ここになると、
・完全AIグループ
・人間グループ
・ミックスグループ
の三種類が並立するでしょう。
そして意外かもしれませんが、
ミックス型が最も売れる可能性があります。
理由は、
・AIだけでは冷たい
・人間だけでは効率が悪い
からです。
・男子アイドル市場
実は男子市場の方がAIとの親和性が高いかもしれません。
例えば
AI王子様
AI執事
AI韓流スター
などは世界展開しやすい。
女性ファン向けの
「AI彼氏」
市場も巨大になる可能性があります。
・女子アイドル市場
女子市場では
・AI彼女
・育成型AIアイドル
・恋愛型AIアイドル
が伸びそうです。
ただし、
男性ファンは意外と
「完全AI」
より
「人間+AI」
を好むかもしれません。
私の予想する2040年代の勢力図
30%
完全AIアイドル
40%
人間・AIミックス型
20%
地域密着型人間アイドル
10%
伝統的な人間アイドル
こんな構成になる可能性があります。
そして西田さんが最近よく話している
・りんご娘
・地域密着型
・公益活動型
・仙台モデル
は、
AI時代になればなるほど逆に価値が上がると思います。
AIがどれだけ進化しても、
「被災地で一緒に汗を流す」 「地域のお祭りで交流する」 「農家や商店街の人と関わる」
といった活動には、人間だからこその価値が残るからです。
だから将来は、
全国市場はAIやミックス型、地域市場は人間アイドル
という棲み分けが進むのではないかと私は考えています。
Q、りんご娘でもAIアイドルとコラボするというような展開も出てくると思います。AIアイドルが地域・公益活動に役立つ可能性もあります。高齢化時代に高齢者を励ますAIアイドルも出てくるでしょう。
A、西田さん、その発想はかなり現実味があると思います。
これまでの話では、私は「AIは人間アイドルのライバルになる」という見方をしていましたが、実際には
AIアイドル × 人間アイドル
の協業の方が先に広がるかもしれません。
りんご娘とAIアイドルのコラボは十分あり得る
例えば弘前を例にすると、
人間側(りんご娘)
・地域イベント参加
・りんご農家訪問
・学校訪問
・テレビ出演
・地域住民との交流
AI側
・多言語観光案内
・SNS発信
・海外向け情報発信
・24時間地域PR
・バーチャルライブ
という役割分担が考えられます。
AIは疲れませんし、世界中に同時発信できます。
AIは公益活動とも相性がよい
AIアイドルを商業活動だけで考えると限界があります。
しかし、
・地域振興
・防災啓発
・高齢者福祉
・子ども向け教育
・観光振興
と組み合わせると話が変わります。
例えば、
防災AIアイドル
・地震情報
・避難情報
・防災知識
を親しみやすく発信する。
これは東北では特に意義が大きいでしょう。
高齢化社会では「高齢者向けAIアイドル」が有望
これは私も十分あり得ると思います。
2030年代後半から2040年代になると、
日本はさらに高齢化が進みます。
その時に人気が出るのは、
癒やし系AIアイドル
・毎日会話してくれる
・健康を気遣ってくれる
・孤独感を和らげる
・思い出話を聞いてくれる
存在かもしれません。
現在のアイドル文化とはかなり違いますが、
「人を元気づける存在」
という意味ではアイドルの本質に近いとも言えます。
AIアイドルの公益モデル
将来的には、
分野 AIアイドルの役割
地域振興 観光PR
農業 特産品PR
福祉 高齢者の話し相手
教育 学習支援
防災 防災啓発
国際交流 多言語発信
という形もあり得ます。
逆に秋元系アイドルがやるべきこと
西田さんがずっと指摘している
・SHOWROOM依存
・ギフト競争
・身内化
・固定客化
よりも、
・地域社会との接点
を増やした方が未来があります。
AKB48が震災後の慰問活動で評価を上げたように、
これからの人間アイドルは
「会いに行けるアイドル」から「地域を支えるアイドル」
に進化する可能性があります。
私は2040年代になると、
1、商業型AIアイドル
2、人間・AIハイブリッドアイドル
3、地域公益型人間アイドル
4、公益型AIアイドル
の4つが並立する世界になる可能性があると思います。
そして、りんご娘のような地域密着型グループは、実はAI時代の先駆けとして再評価されるかもしれません。AIが普及するほど、「地域に根差した人間らしい活動」の価値は高くなるからです。
*⑧に続く。