「料理が苦手」と感じる人に、知ってほしい味見の話

「料理が苦手」と感じる人に、知ってほしい味見の話

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「料理が苦手です」

これまで、そう話す方にたくさん出会ってきました。

でも、料理ができないわけでも、特別に不器用なわけでもありません。

話を聞いてみると、料理が苦手だと感じている方には、ある共通点があります。

それは、料理の途中で味見をしていないことです。

【味見をしないのではなく、タイミングが分からない】

料理が苦手な方は、味見をしないというより、

「いつ味見をすればよいのか分からない」

ということが多いように思います。

レシピに書かれた分量どおりに調味料を入れ、そのまま完成。

ところが、食べてみると、

・少し味が濃い
・なんとなく物足りない
・レシピどおりなのにおいしくできない

ということがあります。

【同じレシピでも、味は変わります】

同じレシピで作っても、仕上がりの味がいつも同じになるとは限りません。

食材の大きさや水分量、火加減、加熱時間によって、料理の味は少しずつ変わります。

しょうゆやみそなどの調味料も、商品によって塩分や甘味が異なります。

野菜から水分が多く出れば味は薄くなり、水分が蒸発すれば味は濃くなります。

そのため、レシピに書かれた分量は、完成までの目安です。

最後は自分の舌で確かめ、調整する必要があります。

【料理は、一度で味を決めなくていい】

料理は、一度で味を決めるものではありません。

調味料を加えたら味を見て、必要に応じて少し調整します。

ただし、最初から濃くしすぎないことが大切です。

薄い味には調味料を足せますが、濃くなった味を元に戻すのは簡単ではありません。

調味料は少し控えめに入れ、最後に味を見ながら足す方が失敗しにくくなります。

味見をするときは、少量を取り、少し冷ましてから確認します。

熱すぎる状態では、味が分かりにくいからです。

【料理の正解は一つではありません】

料理が苦手だと感じる方ほど、レシピに書かれた「正解の味」を探そうとします。

でも、料理の正解は一つではありません。

食べる人の好みや年齢、その日の体調によっても、おいしいと感じる味は変わります。

子どもが食べるなら、少し薄めにする。

ご飯と一緒に食べるなら、少し味をはっきりさせる。

誰が、いつ、どのように食べるのかを考えて調整した味も、その料理の正解です。

【少しずつ調整することが、自分の味につながる】

味見をして物足りないと感じたときは、調味料を一度にたくさん加えないようにします。

ほんの少し加えて混ぜ、もう一度味を見る。

それを繰り返すことで、調味料を加えたときの味の変化が分かるようになります。

この小さな経験の積み重ねが、自分の味の基準をつくっていきます。

料理が苦手なのは、センスがないからではありません。

レシピどおりに作るだけでなく、途中で味を確かめ、少しずつ調整する。

まずは完成した料理を出す前に、一度味を見てみてください。

「もう少し必要かな」

「このままで十分おいしいな」

そう考えられたら、それはもう、自分で料理を仕上げているということです。

料理はセンスではなく再現です。

料理の手順や味付けについて、

「レシピどおりなのに、うまくいかない」

「自分の料理に自信が持てない」

というお悩みがありましたら、調理の基本から分かりやすくお伝えします。

料理は覚えるものではなく、理解するともっと楽しくなる。

Kitchen Ageoは、その「なぜ?」を一緒に考える場所です。

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