ココナラの募集に応募を重ねても、採用がゼロの時期がありました。
そのあいだ私が直していたのは提案文です。書き出しを変え、実物のサンプルを添え、相手の書いた条件に1つずつ答える形に組み直しました。それでも結果は動きません。
先日、応募の結果を1件ずつ確認していて、あることに気づきます。私は負けていたのではなく、そもそも誰も採用されていませんでした。
■ 「不採用」には2種類ある
募集が終了したあと、募集詳細ページには契約人数が残ります。ここを見ると、自分が落ちた理由が2つに分かれます。
【契約人数が1以上だった場合】
誰かが採用されて、自分は選ばれなかった。提案の中身に伸びしろがあります。
【契約人数が0だった場合】
誰も採用されずに募集が流れた。何を書いても結果は同じでした。
判定が確定した自分の応募を全部この基準で分けたところ、8割以上が後者という結果になります。提案文を磨いても届かない場所で落ちていたわけです。
■ 発注率は募集詳細ページにしか出ていない
ここでもう1つ、見ていなかった数字があります。募集主の発注率です。
これは募集詳細ページの、募集主の名前の近くに出ています。発注件数・発注率・取引完了率が並んでいるところです。
見落としやすいのは、この数字が募集の一覧には出ないという点です。検索結果にも、応募・スカウト管理の画面にも出ません。つまり一覧を見て応募先を決めていると、この数字を一度も見ないまま応募することになります。私がそうでした。
■ 発注率で分けたら、境目が1本だけありました
判定が確定した自分の応募を、募集主の発注率で並べ直します。
【発注率50%以上の募集主】
すべての募集で契約が出ていました。ただし契約したのは私ではありません。そこは提案の勝負に負けたということで、納得のいく負け方です。
【発注率50%未満の募集主】
1件も契約が出ていません。応募者が数十人いても、契約はゼロのままでした。
例外はありませんでした。
■ 市場側の分布も見てみました
ある日の募集中の案件を、募集主の発注率で分けてみます。公開されている数字なので、誰でも同じことができます。
発注率50%以上:全体のおよそ4分の1
20〜49%:2割ほど
20%未満:半分以上
半分以上が20%未満です。一覧を上から順に応募していけば、自然とこの層に多く出すことになります。
■ 応募人数が少ない募集は「狙い目」ではありませんでした
もう1つ、逆に張っていた指標があります。応募人数です。
「応募が少ない募集は競争が緩いので狙い目」と考えて、応募が数人以下の募集を優先していました。
募集を数百件まとめて確認し、応募人数の帯ごとに契約の出た割合を数えたところ、順番が逆になります。
応募0〜4人:契約が出た割合は低い
応募5〜19人:いちばん高い
応募20〜49人:高い
応募50人以上:いちばん低い
応募が集まらない募集は、競争が緩いわけではありません。募集そのものが動いていないことが多いようです。報酬が書かれていない、条件が読み取れない、投稿したまま放置されている。人が寄らない理由があります。
応募50人以上は、単純に競争率の問題だと思います。
■ 私の失敗
この発注率という数字、実は1週間ほど前に自分で見つけていました。募集をまとめて取得するスクリプトにも、抽出項目として書き足してあります。
それでもその後の応募では使いませんでした。理由ははっきりしていて、応募を決める画面に表示していなかったからです。
募集を選ぶとき、私は自作のコマンドで応募人数・契約人数・閲覧数・締切を出していました。発注率はそこに入っていません。データは取れているのに、判断の場に出ていなかった。その状態で出した応募は、その後も同じように流れていきます。
知っているだけでは運用に入りません。見る場所に出して、初めて使われます。いまはそのコマンドが発注率を必ず表示し、50%未満なら警告を出すようにしてあります。
■ まとめ
応募して採用されないとき、直す場所は2つあります。
1. 提案の中身:契約人数が1以上の募集で落ちているなら、こちらです
2. 応募先の選び方:契約人数が0の募集ばかりなら、提案は関係ありません
どちらなのかは、募集詳細ページの契約人数を見れば分かります。そして次に出すときは、募集主の発注率を先に見てください。一覧には出ていません。
私はまだ採用を1件も取れていません。それでも「誰も採用されない募集に出し続ける」ことからは抜けられました。