お受けできる仕事とできない仕事を、実際の募集4件で説明します

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ビジネス・マーケティング
ご相談をいただく前に、線がどこにあるかを先にお伝えしておきます。

先日、募集を4件続けて読んで、4件ともお断りしました。断った理由には型があります。実例で書きます(依頼主が分からない形にしています)。

■ 1件目:webサイトのドメイン切り替え

事前準備をして、指定日に本番を切り替える、という内容でした。

お断りした理由は、これが取り消せない作業だからです。切り替えに失敗するとサイトが落ちます。復旧の判断は、その場でサーバーの状態を見ながらすることになります。私はやりとりを文面のみでお受けしているので、その場で判断が要る作業とは相性が悪い。

お受けできる形に直すなら、手順書です。どのレコードをどう書き換えるか、切り替え前に何を確認するか、戻すときは何をするか。これを手順にして、実行はご自身か、その場にいられる方にお願いする形です。

■ 2件目:社内業務の自動化

チャットツールで数十人の社員に定例報告のリマインドを出し、売上管理システムから金額を読んで入金依頼を出す、という内容でした。

お断りした理由は2つあります。

ひとつは、依頼主の本番環境で動くものだからです。社内の独自システムに接続して、実際に社員へ通知が飛ぶ。私が納品するのはコードと手順書で、動かすのは依頼主の環境です。ここが分かれていないと、動かなかったときにどちらの問題か切り分けられません。

もうひとつは、募集文に「可能であれば銀行データと連携し、指定の金額が入金されているかの確認の上で」とあったことです。お金の口座に関わるデータは扱いません。これは条件ではなく、決めている線です。

■ 3件目:日々のデータ入力

出品サイトの掲載漏れをチェックしてデータを入力する、という内容でした。

お断りした理由は、依頼主のアカウントにログインする必要があるからです。IDとパスワードをお預かりして操作する仕事は、金額に関係なくお受けしていません。

お受けできる形に直すなら、依頼主がエクスポートしたCSVを送っていただき、こちらで突き合わせて「この行が漏れている」という一覧をお返しする形です。ログインせずに同じ結果が出ます。

■ 4件目:ランディングページの企画・構成案

必須条件に「チャット・ビデオ会議ツールを用いたコミュニケーション」とありました。

構成案を書く仕事自体はお受けできます。ただしビデオ会議が必須条件なので、この募集には合いません。私は打ち合わせを文面のみで承っています。

理由は、文面だと記録が残るからです。「言った・言わない」が起きず、後から読み返せます。

■ 型は4つです

・取り消せない操作を、その場で判断しながら行うもの
・依頼主の本番環境で動かすもの
・依頼主のアカウントにログインするもの
・通話・ビデオ会議が前提のもの

これに加えて、資格が要る分野の判断(医療・金融・法律・不動産・税務)と、根拠のない効果の断定は、お受けしていません。

■ 目印が鳴らなかった1件

私は募集を機械で一次選別しています。通話・実地・資格必須といった語を拾う仕組みです。

2件目の「銀行データと連携」は、この仕組みでは鳴りませんでした。本文を最後まで読んで初めて気づきました。

機械の選別は取りこぼします。だから本文は必ず自分で読む、という順番にしています。これは自分の仕事の進め方でも同じで、機械が通した後に人が読む工程を必ず入れます。

■ 数字をひとつ

以前、募集を300件近く見て、条件に合ったのは3件でした。1%ほどです。

割合が低いのは、私の側の線が細いからです。だからこそ、線を先に書いておくほうが、お互いの時間が減ると考えています。

■ お受けしている形

・文章の作成と校正(手順書、キャッチコピー、メール文面、原稿の校正)
・表計算の自動化(スプレッドシートやExcelの集計、コードは全文お渡しします)
・公開されているページからの情報収集と一覧化
・生成AIを業務に入れるときの線引きの設計

いずれも、やりとりは文面のみ、納品はファイルで完結します。

ご依頼の内容がこの形に収まるか分からない場合は、お気軽にご相談ください。収まらない場合は、収まる形に直せるかを一緒に考えます。
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