販売実績270件でも最初は0件でした|会社員SEがココナラで最初の1件を取るまで

販売実績270件でも最初は0件でした|会社員SEがココナラで最初の1件を取るまで

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コラム
今のココナラ販売実績は270件です。
評価も5.0をいただいています。

こう書くと、最初から順調だった人に見えるかもしれません。

当然ですが、最初は0件でした。

プロフィールに評価なし。
販売実績なし。
リピーターなし。

はい。完全にゼロです。

会社ではシステムエンジニアとして仕事をしていても、ココナラでは誰も知りません。
「SE歴があります」と書いても、それだけで購入ボタンが押されるわけではないんですよね。

今振り返ると、最初の1件を取るときに一番難しかったのは技術ではありませんでした。

何を売るか。
誰向けに売るか。
いくらにするか。
相談が来たとき、どう返すか。

こっちです。

PythonやGASを書くより、商品にする方が難しい。
エンジニアとしては少し納得いかないですが、本当にそうでした。

■ 会社でできることと、ココナラで売れるものは別

会社員SEは、普段から結構いろいろやっています。

要件を聞く。
仕様を整理する。
コードを書く。
エラーを調べる。
テストする。
利用者に説明する。

普通に価値があります。

でも、これをそのまま出品ページに書くと、何の商品なのか分かりにくくなります。

「Pythonできます」
「GASできます」
「Webシステム作れます」

自分も技術名を書きます。検索されるために必要だからです。
ただ、買う側が欲しいのはPythonそのものではありません。

毎月の集計をなくしたい。
CSVをまとめたい。
既存Excelを直したい。
社内の管理を楽にしたい。

こっちが本体です。

最初の1件を取りたいなら、「自分が何をできるか」より、「相手の何を楽にできるか」で商品を考えた方が早いです。

■ 最初から大きな開発を売らなくていい

副業を始めると、高単価案件を取りたくなります。
自分も利益は欲しいです。めちゃくちゃ欲しいです。

ただ、実績0件の状態で、いきなり20万円、30万円の商品だけを置くと購入側のハードルも高くなります。

自分がこれまで受けてきた仕事も、1万円台の小さな相談や改修から、10万円を超える開発まで幅があります。

中には、最初は小さな修正だったのに、その後追加相談が続いて別案件になったものもあります。
予算1万円台で来た相談を整理してみたら、実際には数万円規模の作業だったこともあります。

ここで大事なのは、安く受けることではありません。

小さく「買える形」にすることです。

たとえば、

「業務システムを開発します」

より、

「既存Excelの集計を自動化します」
「エラー原因を調査します」
「見積り前に要件を整理します」

の方が、最初の購入ハードルは下がります。

■ 安売りすると、最初の1件は取れても後でしんどい

これは自分も失敗しました。

実績が欲しい時期は、とにかく受注したくなります。
「このくらいなら安くてもやろう」となりがちです。

ただ、安く受けすぎると、追加修正が出たときに一気に苦しくなります。

最初の依頼に含める範囲。
無料で直す範囲。
追加見積りにする範囲。

ここを決めずに受けると、「これもお願いします」「ついでにこれも」が止まらなくなることがあります。

自分も以前は、この線引きが甘かったです。
一つずつは小さいから受ける。でも積み重なる。
価格据え置き。作業だけ増える。

終わってる。

今は、追加になるものはできるだけ別見積りにします。
副業は本業の外でやるので、時間の管理まで含めて商品設計なんですよね。

■ 提案文は「できます」より「理解しています」

見積り相談が来たとき、エンジニアは技術力を書きたくなります。

「Pythonで対応可能です」
「GASで実装できます」

もちろん必要です。
でも、それだけだと弱いです。

相手が一番不安なのは、「この人、自分の依頼をちゃんと理解している?」です。

自分が提案するときは、まず依頼内容を自分なりに整理します。

「現在はAの作業を手動で行っていて、Bを自動化したい認識です」
「ここは仕様によって工数が変わるので確認したいです」

こういう返しです。

質問が必要なら先に聞きます。

一見1万円台でできそうでも、条件を聞くと作業量が違うことがあります。
逆に、相手が大きなシステムを想定していても、既存Excelを活かした方が安く済む場合もあります。

「できます」より「こう理解しています」の方が、相手は安心しやすいです。

■ 最初の1件のあとにやること

販売実績270件になって思うのは、最初の1件だけを特別視しすぎなくていいということです。

本当に効いてくるのは、その後です。

納品する。
評価をもらう。
プロフィールを直す。
実績を追加する。
同じ相談が来たら説明文を改善する。
追加依頼につなげる。

地味です。

「1週間で月収100万円」みたいな派手さはありません。
自分もそんな裏技があるなら知りたいです。

でも、これが積み上がると、プロフィールを見て最初から具体的な相談をもらえるようになります。
実際、自分もプロフィール経由で相談をもらい、そこから継続案件につながることが増えました。

小さな追加修正から、次の見積り相談につながるケースもあります。
最初の購入金額より、信頼関係が続く方が結果的に大きいことがあります。

■ 0件のときに作るべきなのは「実績」ではなく「買う理由」

実績0件だと、「実績がないから売れない」と思います。
半分は合っています。

ただ、実績がない状態でも、買う理由は作れます。

誰向けなのか。
何が解決するのか。
どこまでやるのか。
価格はいくらなのか。
購入後どう進むのか。

ここが明確なら、少なくとも比較対象には入れます。

逆に、実績が増えても「何でもできます」だけだと選ばれにくいです。

これからIT副業を始めるなら、最初に決めるのは技術名ではなく、「誰の、どの困りごとを商品にするか」です。

その後にタイトル、サムネ、価格、説明文を作る。
この順番の方が自分は考えやすいです。

今回、ITエンジニア向けに、ココナラで何を売るか、価格をどうするか、見積りや提案文をどう組むかを相談できるサービスも作りました。

まだ出品前でも大丈夫です。
「何を売ればいいか分からない」の段階から一緒に整理します。

■ 最初の1件を狙うなら、プロフィールより商品を先に直す

副業を始めたばかりの頃は、プロフィールを完璧にしたくなります。
経歴を長く書く。使える言語を全部並べる。資格を書く。

もちろん信用材料にはなります。
ただ、購入者が最初に見るのは「このサービスで自分の悩みが解決するか」です。

なので自分なら、プロフィールを100点にする前に、1商品を具体化します。

対象者を1人に寄せる。
困りごとを1つに寄せる。
納品物を明確にする。
価格を決める。
購入後の流れを書く。

ここまで作ってからプロフィール側に実績や経歴を足します。

会社員SEは、技術の説明をし始めるといくらでも書けます。でも買う側からすると、技術スタック10個より「この作業をここまでやってくれる」の方が判断しやすいです。

最初の1件は、すごい人だと思ってもらうより、「この人なら自分の依頼を任せられそう」と思ってもらう方が近いです。

ちなみに、最初から完成形の商品を作る必要もありません。実際の相談で聞かれたことを説明文へ足し、反応を見ながら少しずつ直していけば十分です。自分も今でもその繰り返しです。

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