実績が少ないとき、会社・サービスの紹介文には何を書けばいい?

実績が少ないとき、会社・サービスの紹介文には何を書けばいい?

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ビジネス・マーケティング
開業の準備や初めての出品で、紹介文を書こうとして手が止まることはありませんか。

「実績はまだないし、特別な経歴もない」「丁寧に対応します、としか書けない」。書こうとするほど、材料が足りないように感じるかもしれません。

そんなときは、いったん完成した文章を考えるのをやめてみてください。これまでにしてきたこと、仕事を始めようと思ったきっかけ、依頼を受けたら確かめたいこと。このあたりに、紹介文の材料があります。

今回は、会社やお店、個人のサービスを紹介する文章を、材料探しから組み立てる方法を紹介します。

1.「強みは何ですか?」より、具体的な場面を思い出す


最初から「自分の強み」を答えるのは難しいものです。まずは紙やスマートフォンのメモに、次の問いへの答えを短く書いてみましょう。

・この仕事を始めたいと思ったのは、どんな出来事があったから?
・身近な人や以前の仕事で、何を頼まれることがあった?
・自分がサービスを利用したとき、何が分からず困った?
・作業するとき、つい確認したり直したりするのはどこ?
・今、誰かに頼まれたら、どこまでなら引き受けられる?

答えが出なければ、過去に作ったもの、練習用の作品、開業準備のメモを見返してみてください。「どうしてこの形にしたのか」「何に時間をかけたのか」を一つずつ思い出します。

たとえば、「練習で作った案内を、文字が小さくて読みにくかったので作り直した」という経験も材料になります。そこから、読む人に伝わる文字の大きさを気にかけていることが見えてきます。

ただし、練習作品は練習作品です。依頼された仕事や納品実績として紹介せず、「自主制作」と分かるように扱いましょう。

この段階では、きれいな言葉に直さなくて大丈夫です。思い出した事実を、そのまま残します。

2.「大切にしたいこと」を、仕事の進め方まで掘り下げる


「丁寧」「寄り添う」「分かりやすい」は、よく使われる言葉です。紹介文に入れるなら、その言葉が仕事の中でどう表れるかを考えます。

「丁寧に対応する」なら、何を丁寧にするのでしょうか。

依頼内容を聞いたあと、作業に入る前に認識を確認する。専門用語を使うときは説明を添える。仕上がりの用途を先に聞く。こうした行動まで書けると、依頼する人がやり取りを想像できます。

まだ依頼を受けたことがなくても、これから実際に守る仕事の進め方は書けます。ただ、よく見せるために対応を増やす必要はありません。「即日対応」「何度でも修正」などは、無理なく提供できるか確かめてから載せましょう。

代表者の前職や個人の経験を使う場合も、「代表者が前職で経験したこと」と「開業後の事業実績」を分けておくと、誤解を防げます。

3.拾った材料を紹介文にする【架空例】


ここからは、店頭POPの制作を始める個人事業を想定した架空例です。実在のサービスや実績の紹介ではありません。

材料を探した結果、次のメモができたとします。

・相談を受けたい相手は、小さなお店の店主
・現在できる仕事は、支給された文章と写真を使う店頭POPの制作
・以前、店舗で働いたとき、案内が伝わらず同じ質問を受ける場面があった
・制作前に、置く場所と一番知らせたいことを聞く
・担当するのはデータ制作まで。印刷は含まない

この中から、「何を頼めるか」を先に、「なぜその仕事をするのか」と「どう進めるか」を続けて書きます。

【紹介文の例/架空設定】

小さなお店に向けて、店頭POPを制作しています。お預かりした文章と写真をもとに、お客様へ知らせたい内容を整理してデザインします。

以前、店舗で働く中で、案内を置いていても必要な情報が伝わらない場面がありました。その経験から、見た人が迷わず内容を受け取れる案内づくりを大切にしています。

制作前には、POPを置く場所と、一番伝えたいことを伺います。制作データのお渡しまでを担当し、印刷は含みません。ご相談の際は、載せたい内容と使用場所をお知らせください。

この例では、実績の件数を使わずに、仕事内容、始めた背景、相談後の進め方を伝えています。「なぜ始めたか」の長い説明だけにならず、読んだ人が依頼できる内容も分かる構成です。

4.自分の文章にするときは、この順番で


まず、今回読んでほしい人を一人思い浮かべます。「幅広いお客様」では書きにくければ、「初めてお店の案内を作る人」のように、困っている場面まで決めてみてください。

次に、その人から受けられる仕事を一文にします。複数の事業がある場合も、無理に一文へ詰め込まず、仕事ごとに分けます。

続いて、集めたメモから、その仕事につながる経験や想いを一つ選びます。経歴をすべて載せようとせず、「その経験が、今の仕事のどこにつながるか」まで書くのがポイントです。

最後に、具体的な進め方と、相談のきっかけになる一文を足します。細かな条件が長くなる場合は、サービス説明や依頼の流れの欄へ分けましょう。

開業前・受付開始前なら、その状態も明記します。実際に決まっている予定だけを書き、まだ提供していない仕事を「提供しています」と書かないようにします。

5.掲載前は、文章と画像を一緒に確認する


下書きができたら、初めて読む人のつもりで次を確認してみてください。

□ 冒頭を読むだけで、誰が何を頼めるか分かる
□ 「丁寧」「安心」などの言葉に、具体的な説明がある
□ 仕事を始めた理由や大切にしていることが、仕事内容につながっている
□ 実績、個人の経験、今後の予定を混ぜていない
□ 引き受ける範囲と、相談するときの入口が分かる
□ 紹介画像やサービス名と、本文の内容が食い違っていない

特に最後の項目は見落としがちです。架空例のようにデータ制作だけを担当するなら、画像に「印刷までお任せ」とは書けません。画像でも文章でも、最初に伝える仕事内容をそろえます。

可能なら、事情を知らない人に読んでもらい、「どんな仕事を頼めそう?」と聞いてみてください。意図と違う答えが返ってきた部分が、直す手がかりになります。

うまくまとまらないときは、メモから相談しても大丈夫です


紹介文には、立派に見せようとして足した言葉より、実際の経験や仕事への向き合い方が役立ちます。まずは一つ、具体的な場面を思い出すところから始めてみてください。

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想いはあるけれど整理できない方は、箇条書きのメモからお聞かせください。紹介文と画像で伝えたいことがうまくそろわない場合も、使う場所と困っている点を添えてご相談ください。内容を確認し、お手伝いできる範囲をご案内します。
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