お店や教室のホームページを初めて作るときの原稿のまとめ方

お店や教室のホームページを初めて作るときの原稿のまとめ方

記事
ビジネス・マーケティング
「お店のホームページを用意したいけれど、何を書けばいいのか分からない」
「作り始めたものの、紹介文のところで手が止まってしまった」

そんなときは、紙やスマホのメモに、初めて来る人が知りたいことを書き出してみてください。文章と写真を用意する順番が見えてきます。

この記事では、掲載する情報の集め方から、原稿のまとめ方、URLの決め方、公開した後の使い方まで紹介します。例に出す焼き菓子店や教室は架空です。商品、価格、営業時間なども説明用の設定なので、ご自身の内容に置き換えてください。

1.誰に見てもらい、何をしてほしいかを決める


最初に、次の3つを一行ずつメモします。

・見てほしい人:どんな用事や目的で探している人か
・知ってほしいこと:自分のお店で何ができるか
・見た後の行動:来店、体験申込み、問い合わせなど

たとえば焼き菓子店なら、こう書けます。

・見てほしい人:近所で手土産を買えるお店を探している人
・知ってほしいこと:店頭で焼き菓子や詰め合わせを買えること
・見た後の行動:営業日と場所を確認して来店すること

教室なら「初めて習い事を探す大人に、体験レッスンの内容を知ってもらい、申込みをしてもらう」と考えられます。

行動がいくつも浮かんだら、まず一番案内したいものを選びます。来店してほしいのか、先に予約してほしいのかで、用意する説明が変わるためです。

「おしゃれなページにしたい」に加えて、「初めての人が料金を確認し、迷わず体験を申し込めるようにしたい」と伝えられると、制作を依頼するときも相談しやすくなります。

2.最低限そろえたい情報を、質問に答えて集める


次に、まだお店を知らない人になったつもりで、次の質問に答えます。この段階では箇条書きで十分です。

① 何のお店・教室で、誰に向いている?
店名だけで分かりにくければ、「焼き菓子の店頭販売」「大人向けの初心者ピアノ教室」など、提供内容を一言で添えます。地域や対象者も、選ぶ手がかりになります。

② 何を買える・体験できる?
代表的な商品やサービス、レッスン内容を書きます。教室なら対象者、所要時間、定員、必要な経験なども整理しましょう。

③ いくらかかる?
税込の料金を分かりやすく示し、材料費・入会金など別に必要な費用があれば一緒に案内します。「3,000円〜」なら、何を含み、どんな場合に追加料金がかかるかも添えます。

④ いつ、どこへ行けばいい?
営業日・営業時間・定休日、開催日時、住所、最寄り駅、入口、駐車場など。自宅教室などで住所を一般公開しない場合は、対応エリアと、申込者に詳しい場所を案内するタイミングを決めます。

⑤ 予約や申込みはどうする?
予約の要否、受付方法、申込みから確定までの流れ、支払方法、持ち物を案内します。「フォームを送信すると確定」なのか「返信をもって確定」なのかも大切です。

⑥ 分からないことは、どこに聞ける?
問い合わせ先、受付時間、返信の目安を、実際に対応できる範囲で示します。電話を受けられない時間が多いなら、普段確認できる窓口を中心にしましょう。

⑦ 初めての人が不安に思うことは?
「一人でも参加できる?」「初心者でも大丈夫?」「予約を変更したいときは?」など、利用前に知りたいことをFAQにします。キャンセル・変更条件も、申込み前に確認できる場所に置きます。

⑧ 誰が運営している?
店主・講師・運営者の紹介、実際のお店や教室の写真を用意します。長い経歴がなくても、どんな人が、どんな内容を提供しているかが分かると安心材料になります。

全部を同じ分量で載せる必要はありません。まずは「内容・料金・日時と場所・利用方法・問い合わせ先」が分かるようにし、業種に合う情報を足していきます。

焼き菓子店なら「クッキーとパウンドケーキを店頭販売」「クッキー詰め合わせは6枚入り1,500円(税込)」「10時〜18時、水曜定休」「予約なしで来店できる」といった答えを集めます。

ここで答えが出ない項目は、準備中のメモに「未定」と残します。営業時間や申込み方法が決まっていないときは、運営する側で決めることから始めましょう。実際に対応できる内容を確認してから、掲載用の文章にします。

3.集めた情報を短い原稿にする


質問一つにつき、答えを1〜3文にまとめます。先ほどの焼き菓子店なら、次のように書けます。

【お店の紹介】
クッキーやパウンドケーキを店頭で販売する焼き菓子店です。普段のおやつや手土産にお選びいただけます。

【商品の紹介】
クッキー詰め合わせは6枚入り1,500円(税込)です。店頭でお買い求めいただけます。

【営業の案内】
営業時間は10時〜18時、定休日は水曜日です。ご来店に予約は必要ありません。

場所の説明も、確認した住所に加えて「入口は建物の駐車場側です」のように、迷いやすいところを一文にします。教室で予約が必要なら、申込み方法と、いつ予約が確定するのかまで書きます。

【教室の申込み案内の例】
体験レッスンは60分、3,000円(税込・材料費込み)です。希望日を申込みフォームからお送りください。教室からの返信をもって予約確定となります。

「こだわりの商品をお届けします」のような紹介だけだと、商品や利用方法が伝わりにくいことがあります。まず何を提供しているかを具体的に書き、お店を始めたきっかけや大切にしていることは、その後に添えてみてください。

長くなった文章は「商品」「料金」「利用方法」に分けると、読みやすく整理できます。

4.原稿と写真を上から順番に並べる


原稿ができたら、紙の上でもよいので、ホームページに載せる順番を決めます。最初の1ページは、次の並びをたたき台にできます。

1.店名、お店の紹介、雰囲気が分かる写真
2.代表的な商品やレッスンの内容、料金
3.営業日や開催日時、場所、行き方
4.利用前の疑問に答えるFAQ
5.来店や申込みについての案内

体験申込みを受け付ける教室なら、内容と料金を読んだ後に「体験レッスンに申し込む」という案内があると、次の行動が分かりやすくなります。ページが長い場合は、冒頭にも申込み案内を置くことを考えます。

ボタンは「こちら」だけでなく、「メニューと料金を見る」「体験レッスンに申し込む」のように、押すと何ができるか分かる言葉にしましょう。

写真は「何を伝えるために使うか」を決めて選びます。商品写真は内容の紹介、室内写真は雰囲気の紹介、入口の写真は行き方の説明に使えます。

手元に写真がなければ、原稿の横に「ここに詰め合わせの写真」「ここに入口の写真」と書いておきましょう。必要な撮影が分かります。掲載できる写真を用意し、人物が写る場合は掲載の了承も確認します。

5.URLは、お店の住所のように大切にする


URLは、インターネット上でお店にたどり着くための住所です。その中の「ドメイン」はサイトの住所の土台で、商品紹介など各ページにもそれぞれのURLがあります。

SNSのプロフィール、名刺、チラシ、店頭のQRコード、お客さんのブックマーク。使い続けるほど、いろいろな場所にその住所が広がっていきます。公開前に、長く使える名前か、管理を続けられるかを考えておきましょう。

特に、すでにGoogleなどの検索から見てもらえているサイトは、気軽なURL変更に注意が必要です。引継ぎをせずに変えると、古いページに来た人が迷ったり、検索からのアクセスが減ったりすることがあります。

ただし、URLを変えると、それまでの評価が必ず全部リセットされるわけではありません。古いURLから対応する新しいURLへ自動で案内する「リダイレクト」などを適切に行うことで、検索上の評価を引き継いでいけます。正しく移転しても、検索順位が一時的に変動することはあります。

変更が必要になったら、古いサイトやドメインをすぐに解約せず、制作者に「今のURLから新しいURLへ、どう引き継ぐか」を確認してください。SNSや地図サービス、QRコードのリンク先も見直します。

デザインを変えることと、URLを変えることは別です。リニューアルや制作サービスの乗り換えでも、今のURLを使い続けられるかを先に相談すると安心です。

6.公開前に、スマホと申込みの流れを確認する


原稿をスマホのメモに並べて、自分がお客さんなら来店や申込みまで進めるか読んでみます。

・何のお店や教室か、最初に分かるか
・内容と料金を一緒に確認できるか
・日時と場所が分かるか
・予約の要否や、申込み方法が分かるか
・「未定」のままの条件や、説明が食い違う箇所はないか

誰かに見てもらえるなら、「ここを利用したいと思ったら、次に何をする?」と聞いてみてください。返事に迷うところがあれば、説明を足す手がかりになります。

実際にページができたら、スマホで文字や写真の見やすさを確認します。文字が小さすぎないか、ボタンを押しやすいか、写真の読み込みが重すぎないかも見ておきます。

申込みボタンの移動先、フォームの送信完了画面、運営者への通知、申込者への案内まで、公開前にテストしましょう。「送信できたのにお店側が気づかなかった」を防ぐため、通知を確認する担当も決めます。

通信を暗号化するHTTPSで表示されるかも確認します。問い合わせフォームで集める情報は必要な範囲にし、利用目的や取扱いの案内を用意しましょう。業種や販売・受付方法によって必要な表示は異なるため、個別に確認してください。

7.公開したホームページを、どこにつなげるか


公開後は、どこから見に来てもらい、その先で何をしてもらうかを考えます。まずは、すでにお客さんとの接点がある場所から案内しましょう。

・SNSのプロフィールや投稿から、商品・料金・利用方法を詳しく説明するページへ
・対象となる実店舗などは、Googleビジネスプロフィールからホームページへ
・名刺、チラシ、店頭のQRコードから、営業案内やメニューページへ

たとえば教室なら、「SNSで作品や雰囲気を知る → ホームページで内容・料金・講師・FAQを確認する → 体験レッスンを申し込む」という流れが考えられます。

焼き菓子店なら、「地図や検索でお店を見つける → ホームページで商品と営業日を確認する → アクセスを見て来店する」という流れです。

ホームページから先は、予約フォーム、問い合わせ窓口、来店案内など、最初に決めた行動へつなげます。今使っている予約サービスがあれば、それを生かせるか検討しましょう。リンクを付けることと、予約・決済システムを作り込むことでは、必要な作業や費用が変わります。

公開しただけで、すぐに検索や申込みが増えるとは限りません。営業時間・料金・受付状況を最新に保ち、アクセスや問い合わせの様子を見ながら、足りない説明を増やしていきます。店頭やSNSの案内と内容が食い違っていないかも確認しましょう。

8.制作を頼む前に、管理と費用を確認する


見た目や制作料金と一緒に、次のことも確認しておくと、公開後に困りにくくなります。

・ドメインやサイトの契約者は誰か
・自分で管理画面に入れるか、後から別の制作者に引き継げるか
・ドメイン、サーバー、制作サービスのプランなど、毎月・毎年いくらかかるか
・契約の更新期限と、支払い・更新を確認する人は誰か
・制作費に含まれるページ数、文章整理、写真、フォーム、修正の範囲
・公開後の料金や営業時間の変更は、誰が担当し、費用がかかるか
・不具合が出たときの相談先と、対応してもらえる期間

サイトの作り方によっては、サーバーを別に契約しない場合もあります。必要な契約と維持費を、自分のサイトに合わせて確認してください。

契約先、登録メール、更新日、管理方法は、後から見返せるように整理しておきます。管理できなくなってから慌てるより、最初に引継ぎ方法まで決めておくほうが安心です。

写真・イラスト・文章にも、使ってよい範囲があります。他のお店の画像や説明をそのまま使わず、支給する素材の使用権と、人物写真の掲載許可を確認しましょう。制作してもらった写真やデータを、別の媒体でも使えるかも確認しておくと便利です。

そのまま使える準備メモ


以下をコピーして、分かるところから埋めてみてください。

・店名、教室名:
・見てほしい人:
・見た後にしてほしいこと:
・お店、教室を紹介する一文:
・代表的な商品、サービスと税込料金:
・別に必要な費用、支払方法:
・営業日、営業時間、開催日時:
・場所、入口、行き方:
・予約の要否、申込み方法、確定までの流れ:
・変更、キャンセルの案内:
・持ち物など事前に伝えたいこと:
・よくある質問と答え:
・運営者、問い合わせ先、返信の目安:
・使える写真、これから撮る写真:
・今のURL、または希望するドメイン:
・SNS、地図、店頭などからの案内方法:
・つなげたい予約、問い合わせの窓口:
・公開後の更新担当、維持費の予算:
・まだ決める必要があること:

このメモがあれば、自分で作るときにも、制作を相談するときにも、掲載内容を伝えやすくなります。最初から全部埋まっていなくても、決まっていることと相談したいことを分ければ十分です。

小さなお店のホームページ制作もご相談ください


「何を書けばいいか整理したい」
「SNSから見に来た人に、料金や予約方法まで伝えたい」
「今のURLを使いながら作り直せるか知りたい」

そんな段階から、お気軽にご相談ください。小さなお店や教室のホームページも制作しています。

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まずはココナラの見積り相談・メッセージから、お店の内容、今困っていること、ホームページで実現したいことをお知らせください。お持ちであれば、準備メモや今のサイトの情報もあると、ご希望を確認しやすくなります。

必要なページ数や機能、公開後の管理方法を確認し、対応範囲と費用をご案内します。予約システムの構築や継続更新などは、通常のページ制作とは範囲が異なるため、購入前にご相談ください。


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