教室や講座を始めたい。
自分の得意なことを、ココナラでサービスにしてみたい。
内容を考えているうちに、こんなところで手が止まることはありませんか。
「よくある質問って、何を書けばいいんだろう?」
「まだ誰からも問い合わせをもらっていないのに……」
そんなときは、今考えている企画を材料にできます。
申込みや購入を考える人が、どこで迷いそうかを一つずつ質問にしていきます。
この記事では、企画メモから質問を見つけ、回答を書くところまで紹介します。
実績や問い合わせ履歴は、まだなくて大丈夫です。
1 まずはサービスの中身を箇条書きにする
最初から、きれいな紹介文にしなくても構いません。
次の項目を、分かるところから埋めてみてください。
- 誰に向けたものか
- 何をするか、何を渡すか
- どこで、どんな方法で行うか
- 所要時間や納品までの日数
- 料金に含むものと、別に必要なもの
- 申込み前や当日までに用意してもらうもの
- 今回のサービスでは対応しないこと
まだ決まっていない項目には「未定」と書きます。
この時点で空欄を無理に埋める必要はありません。
たとえば、これから始める室内の工作教室なら、こんなメモです。
- 大人の初心者向け
- 60分で、絵の具を使った小さな飾り箱を1個作る
- 講師が道具の使い方を説明し、作業を補助する
- 道具と材料は教室で用意し、材料費は参加費に含む
- エプロンと、作品を持ち帰る袋は持参してもらう
- 作るものは指定の飾り箱。別の作品の制作には対応しない
ここから先は、この架空の教室を例に進めます。
実際に届いた問い合わせではなく、企画から考えた質問です。
2 初めて読む人の「それってどういうこと?」を拾う
企画の各項目を見ながら、初めて知った人が確かめたいことを考えます。
「初心者向け」と書いてあっても、読む人にはまだ分からないことがあります。
たとえば、こんなふうに変えていきます。
- 初心者向け → 道具を使ったことがなくても参加できる?
- 道具と材料は教室で用意 → 自分で買っておくものはある?
- エプロンを持参 → 服が汚れる作業なの?
- 60分で飾り箱を作る → 好きな作品を作ってもいい?
うまい質問を考えようとしなくて大丈夫です。
自分が申し込むなら、先に知っておきたいことを、そのまま書きます。
ココナラにスキルを出品する場合も、同じように考えられます。
- 「文章を整えます」→ 下書きがない状態でも頼める?
- 「画像を作ります」→ 何枚もらえる? どんな形式で受け取れる?
- 「修正できます」→ 何回まで? 最初の依頼と違う内容への変更もできる?
- 「3営業日で納品」→ 購入日から数える? 必要な資料がそろってから?
質問が思いつかないときは、「自分も対象になるか」「何が含まれるか」「何を準備するか」の3つから始めてみてください。
3 決まっている内容で短く答える
回答は、次の順で書くと整理しやすくなります。
1. 質問への答え
2. 対応できる範囲や条件
3. 必要なら、準備してもらうことや相談方法
全部の回答を長くする必要はありません。
先ほどの教室なら、まずは次の3問にまとめられます。
Q 初めてでも参加できますか?
A 大人の初心者の方を対象にしています。道具を使うのが初めてでも参加できます。道具の使い方から説明し、作業中は講師が補助します。道具の扱いなどに不安がある場合は、お申込み前に気になる点をご相談ください。
「誰でも必ず完成できます」と約束するより、実際にどんな説明や補助をするのかを書くと、参加を考える人が判断しやすくなります。
Q 道具や持ち物は必要ですか?
A 制作に使う道具と材料は教室で用意します。材料費も参加費に含まれています。エプロンと、作品を持ち帰る袋をご持参ください。絵の具を使うため、汚れてもよい服装でお越しください。
「道具はあります」だけでは、何を持っていけばよいかが残ります。
こちらで用意するものと、持参してもらうものを一緒に書きましょう。
Q 好きな作品を作れますか?
A 今回は、教室で指定した小さな飾り箱を1個作る内容です。別の作品の制作には対応していません。作るものの形や大きさは、募集ページの見本写真でご確認ください。
この回答を載せるなら、募集ページに見本写真も必要です。
FAQを書いてみると、紹介文や画像に足りない情報が見つかることもあります。
なお、ここに書いた条件は、すべて説明用の例です。
自分の教室やサービスで本当に対応できる内容に置き換えてください。
答えに詰まったら企画に戻る
「修正は何回まで?」と考えて、まだ決めていなかったことに気づく。
「参加費以外に何かかかる?」という質問を考えて、材料費の扱いが曖昧だったと気づく。
そんなときは、手元のメモに「要確認」と残しておきます。
文章を埋めるために、料金や対応範囲をその場で作らないようにしましょう。
公開前には、その質問に答えられるよう、サービスの条件を決めます。
キャンセルや日程変更の扱いも、掲載先のルールと自分が運用できる条件を確認してから書きます。
自分のサービスで3問作ってみる
次の3行をコピーして、企画メモから一つずつ埋めてみてください。
- 企画に書いてあること:
- 初めて読む人が確認したいこと:
- その質問への答え:
たとえば、文章の添削サービスならこうなります。
- 企画に書いてあること:300字以内のプロフィール文を1本添削する
- 初めて読む人が確認したいこと:まだ文章を書いていなくても頼める?
- その質問への答え:このサービスは、すでに書いた文章の添削が対象です。ご依頼の前に、300字以内の原稿をご用意ください。
これは、原稿をゼロから作る作業を含めない場合の例です。
箇条書きから文章を作ることも含めるなら、その条件に合った答えに変えます。
まずは、購入や申込みを決める前に知ってほしい3問で十分です。
料金、追加費用、提供内容などの大事な条件は、FAQだけでなく、紹介文にも分かるように書いておきましょう。
公開前に確かめること
- 回答は、自分が実際に対応できる内容になっているか
- 紹介文とFAQで、料金や日数、対応範囲が食い違っていないか
- 見本写真や添付資料など、回答に書いたものを用意しているか
- 読んだ人が、自分は申し込めるか、何を準備するか判断できるか
- まだ届いていない質問を「お客様からよくいただきます」と書いていないか
自分で見出しを付けられる場所なら、「お申込み前のQ&A」「購入前に確認しておきたいこと」でも大丈夫です。
実際に問い合わせが届くようになったら、聞かれた内容に合わせて答えを足したり、分かりにくかった表現を直したりしていきます。
個別のやり取りを使うときは、名前や連絡先、個人の事情をそのまま載せないようにしましょう。
FAQができたら紹介文と画像も見直す
FAQで整理した「誰向けか」「何をするか」「どこまで含むか」は、紹介文や出品画像にも使えます。
たとえば、画像に大きく入れる言葉は「何でもおまかせ」よりも、「はじめての方向け」「飾り箱を1個作る体験教室」のように、相手と内容が分かる言葉から考えてみてください。
実績がまだない場合は、自分で作った見本に「制作サンプル」「完成見本」と明記して見せる方法もあります。
サンプルを、お客様への納品実績のように紹介する必要はありません。
ここまで整理しても、
「見本をどう用意したらいいか分からない」
「出品画像を作ってみたけれど、なんだか見栄えがよくない」
「紹介文と画像を、ちぐはぐにならないように整えたい」
というところで止まることもあると思います。
こうした出品準備をまとめて進めたい方向けに、「出品画像と紹介文・よくある質問をまとめて作ります」を出品しました。基本の出品画像3枚と、タイトル・紹介文・FAQ5項目をまとめて整えます。ご購入前に、サービスページから見積りをご相談ください。
まずは今日の手順で、サービスの企画から3つの質問を書き出してみてください。
答えを考えるうちに、これから出すサービスの中身も、もう少しはっきりしてきます。