住む場所を変えて気づいた、自分のルーツ。神戸から東京、そして湘南へ

住む場所を変えて気づいた、自分のルーツ。神戸から東京、そして湘南へ

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コラム
私は生まれてから28年ほど、神戸の港の近くで暮らしていました。

神戸は、海のすぐそばに公園やショッピングモールがある街です。
小さい頃から海の近くでよく遊んでいました。

港に船が浮かんでいる景色。
海沿いのモールから見える景色。
六甲山から見下ろす海。

山と海が近い神戸の景色は、今思い返しても本当にきれいでした。

東京で感じていた圧迫感

30歳のとき、仕事の都合で東京に出てきました。
移動の多い仕事だったので、都心の近くに住むことにしました。

周りには海も山もなく、見渡す限り建物ばかり。
気づかないうちに、圧迫感で疲れていたのだと思います。

その疲れを癒すように、よく公園に通うようになりました。
都内で引っ越すときも、なるべく大きな公園が近くにある場所を選んでいました。

公園で緑に触れると少しは落ち着きます。
けど、何かが足りないんです。
神戸にいた頃のような心地よさは、ずっと戻ってきませんでした。

そのまま39歳を迎えたとき、私は何もかもが嫌になり、ミッドライフクライシスに陥りました。

「海の近くで育った」というルーツ

毎日を不安と無気力で過ごす中思い出したのが、自分は海の近くで育った、ということでした。
そういえば、海に行くといつも元気が出ていたな。

そこから、スキューバダイビングとサーフィンを始め、海に通うようになりました。

海に入ると心地いい。
海の中で魚を見るのは楽しい。
サーフィンで波に乗れた瞬間は、本当に気持ちがいい。

でも、それ以上に大きな気づきがありました。

海に入らなくても、海沿いの街にいるだけで心地いい

海沿いの街で過ごすだけで、心地よかったのです。

風も、湿度も、肌で感じる空気も、東京の都心とはまったく違いました。
海に入らなくても、ただその街にいるだけで元気が出る。

そこで気づきました。
私に必要だったのは、海で何かをすることではなく、海の近くで暮らすことそのものだったのだと。

そう分かったとき、湘南に引っ越すことを決めました。

湘南に住んでみて

住みだしてからは思った通り!
風がとても心地よく、地元にいた頃のような快適さを感じられるようになりました。
サーフィンも楽しみながら、ミッドライフクライシスからも抜け出すことができました。

引っ越しに合わせて仕事の拠点も湘南に移しましたが、「湘南から離れたくない」という気持ちがあるので、仕事も頑張れています。笑

振り返ると、この決断ができたのは、「海の近くで育った」というルーツを、自分のアイデンティティとして意識できたからだと思います。
それが分かっていなければ、引っ越しという大きな決断はできなかったはずです。

「何かが足りない」と感じたら、ルーツを振り返ってみる
東京で公園に通っていた頃の私は、足りないものを似たもので埋めようとしていました。
緑はある。でも、海ではない。

もし今、何かで心を落ち着けようとしているのに、どこか満たされないと感じるなら、それは本当に求めているものの「代わり」なのかもしれません。

・子どもの頃、どんな場所で、どんな景色を見ていたか
・そこにいたとき、どんな気持ちだったか
・今の暮らしに、それはあるか

この3つを書き出してみると、自分のルーツが見えてくることがあります。

39歳のときのことは、こちらの記事でも書いています。

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