前回、「18歳」でコミュ障を克服した話を書きました。
今回は、もう一つの転機だった「39歳」の話です。
ミッドライフクライシスになり、ずっと不安に駆られていた
39歳の頃、私は行き詰まっていました。
かつて熱中していたブレイクダンスですが、若い時にやっていたような動きは年齢とともにできなくなり、若い自分を超えられないことに苛立ちを感じていました。
純粋に楽しめていたはずのものが、いつのまにか「つまらない」に変わっていました。
仕事も同じでした。
システムエンジニアとして15年ほど働いてきましたが、代わり映えのない日々に、正直つまらなさを感じていました。
この先も特にシステムエンジニアとして劇的なキャリアアップができるわけでも海外赴任があるわけでもないし、何も楽しくなる見込みがない。
このままの生活を、ただ続けていくだけでいいのか。
そんな不安が常につきまとうようになっていました。
18歳でブレイクダンスを始めた以外は、特に代わり映えのしない人生を送ってきて、この先本当にやりたいことを全然できない人生になるのではないか、と。
夢中になれるものが何ひとつなく、強い不安を感じるいわゆるミッドライフクライシスの状態になっていました。
※この時彼女もいなかったのですが、「結婚しなくていいのか」とも本気で悩んでました。
「ルーツ」を解析してみた
このとき私がやったのは、気合で頑張ることでも、思い切って何かを変えることでもなく、まず自分の「ログ」を振り返ることでした。
自分はどこで育ってきたのか。何が好きだったのか。
そこで思い出したのが、「海が近い環境で育った」という、自分のルーツでした。
子供の頃から海が近くにあったのに、大人になってからはずっと縁遠くなっていました。
サーフィンを始めてみた
身体を動かすアクティビティとして海に触れ合ってみようと思い、まずはサーフィンを始めてみることにしました。
そしたら波に乗る感覚がめちゃくちゃ心地よくて、不安ばかりだった頭の中がスッキリしていることに気づきました。
今までやってきたスポーツやダンス等をまったく活かすことができず、めちゃくちゃ難しかったのですが、今までの人生で触れてこなかった全く新しいことをしている感覚もメンタルに良かったのだと思います。
半年後、気づけば朝が待ち遠しくなっていた
サーフィンを始めて半年ほど経った頃には海の近くに引っ越して、「朝サーフィン→日中は仕事」という生活が当たり前になっていました。
つまらなかったはずの毎日に、活力が戻ってきました。
不思議なことに、サーフィンとは直接関係のない仕事のほうにも、以前より前向きに取り組めるようになっていました。
ミッドライフクライシスを乗り越えて、今振り返ると
特別なきっかけがあったわけではなく、「昔好きだったこと」「育った環境」という、自分の中にすでにあった「ルーツ」に、あらためて目を向けただけでした。
18歳のときの「憧れ」も、39歳のときの「ルーツ」も、頑張って探したというよりもともと自分の中にあったものです。
それを無視せずに思い返したことが、結果的に人生を2度好転させるきっかけになりました。
私がやったことを、あらためて3つに整理するとこうなります。
1. 気合で変えようとするのをやめた
転職や引っ越しのような大きな決断から入ろうとすると、決められないまま時間だけが過ぎていきます。
2. 自身の「ログ」を振り返った
どこで育ったのか。何が好きだったのか。
新しく探すのではなく、すでにあったものを思い出す作業です。
3. 出てきた「ルーツ」に対して、小さくアクションを起こしてみた
私の場合は、興味のあるマリンスポーツをアクティビティサイトから体験予約してみる、それだけでした。
もし今、当時の私と同じように行き詰まりを感じている方がいたら、 まずは自身の「ログ」を振り返るところから始めてみてください。
答えは新しいどこかにあるのではなく、 すでに自分の中にあるのかもしれません。
自分ひとりで振り返るのが難しい方向けに、60分のセッションをやっています