自己理解の本を読んだ。
YouTubeで動画もたくさん見た。
ノートに書き出すワークもやってみた。
その結果、「これがやりたいことかもしれない」というものは、一応見つかった。
でも、始めてみると続かない。
しばらくすると熱が冷めて、また「自分は何がしたいんだろう」に戻ってしまう。
もし今そんな状態なら、あなたに足りないのは続けるための動機です。
ワークで見つかるのは「条件に合う答え」
続くかどうかは、「自分はこういう人間だ」に当てはまっているか
自己像の手がかりは「憧れ」と「ルーツ」にある
探す順番を逆にする
最後に
ワークで見つかるのは「条件に合う答え」
ノートに書き出すワークは、きちんとやれば答えが出ます。
私自身、いろいろな自己理解の方法を試して、何度も答えを出しては続かないを繰り返してきました。
今振り返ると、当時の答えは「今のスキルでできること」や「世間的に評価されそうなこと」から組み立てたものでした。
頭で考えれば正しい。
でも、自分がそれをやる理由が弱かったのです。
続くかどうかは、「自分はこういう人間だ」に当てはまっているか
心理学に自己検証理論という考え方があります。
人は、「自分はこういう人間だ」という自己像を持っていて、それに合う状態を保とうとする、というものです。
私はこれを、継続にも当てはめて考えています。
自己像に合っている行動は、無理をしなくても続く。
合っていない行動は、どれだけ条件が良くても、いずれ元に戻る。
つまり、やりたいことが続かないのは、意志が弱いからではありません。
見つけた答えが、自分の自己像とつながっていないからです。
自己像の手がかりは「憧れ」と「ルーツ」にある
では、自己像は何でできているのか。
私の場合は、憧れとルーツの2つでした。
ここで言う憧れは、「今の自分ではダメだから、あの人のようになりたい」というものではありません。
見た瞬間に、理由もなく心が動いた。そういう憧れです。
自分に欠けているものではなく、すでに自分の中にある何かが反応した印だと、私は考えています。
18歳のとき、テレビで見たダンサーに強く惹かれて、ブレイクダンスを始めました。
誰かに勧められたわけでも、役に立つと思ったわけでもありません。
ただ、あれをやってみたいと思った。
当時の私は、人と話すのが苦手でした。
でも、それを直そうとしてダンスを選んだわけではありません。
ダンスに夢中になっているうちに、気づけば人とつながる楽しさを知り、仲間と300人規模のイベントを開くまでになりました。
39歳のときは、何をしても気力が湧かない状態に陥ってました。
抜け出すきっかけは、海の近くで育ったという自分のルーツに立ち返って、サーフィンを始めたことです。
半年後には海の近くに引っ越し、朝に海に入ってから仕事をするというバイタリティ溢れる毎日に変わりました。
どちらも、条件を整理して出した答えではありません。
そして、どちらも続きました。
自分が何者かという感覚と、直接つながっていたからだと思っています。
探す順番を逆にする
多くの自己理解のワークは、「やりたいことを見つける」ことをゴールにしています。
でも、見つけることより先に確かめるべきなのは、その動機が続くものかどうかです。
・それは、理由もなく心が動いた憧れとつながっているか
・それは、自分が育ってきた環境や原体験とつながっているか
この2つにつながらない答えは、どれだけ筋が通っていても、続かない可能性が高い。
逆に、つながっているものは、多少条件が悪くても続きます。
障害の原因を探るとき、エンジニアは推測より先に過去のログを見ます。
自己理解も同じで、続く動機は新しい情報の中ではなく、自分の過去の記録の中にあります。
最後に
憧れとルーツは、自分一人ではなかなか見つけにくいものです。
本人にとっては当たり前すぎて、わざわざ書き出そうと思わないからです。
私のサービスでは、専用のワークシートを使って過去の経験を一緒に振り返り、憧れとルーツから自分軸を作るところまで伴走します。
やりたいことを見つけても続かなかった、という方は、ぜひ私のサービスをご覧ください。