「今の若い奴は…」と言う前に。自分の若かった頃を思い出してハッとした話

「今の若い奴は…」と言う前に。自分の若かった頃を思い出してハッとした話

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私の同年代(あるいはそれ以上の世代)と話をしていると、時折こんな愚痴を耳にします。

​「まったく、今の若い奴は……」

「昔の俺たちの頃は、もっとこうだったのに」

​仕事の姿勢、マナー、価値観の差に対して不満をこぼす気持ちも分からなくはありません。しかし、そうした言葉を聞くたびに、私は心の中でこう思ってしまうのです。

​「ちょっと待てよ。じゃあ貴方の若い頃は、そんなに完璧な人間だったのか?」 と。

​自分の若い頃を棚に上げてはいけない
​少なくとも私自身は、「今の若者は…」なんて口が裂けても言えません。

​なぜなら、若い頃の自分はどちらかと言えば「ろくでもない人間」だったからです。

​指示されたことには文句を言い、仕事ではミスをして先輩に迷惑をかけ、「後でやろう」と物事を先延ばしにし、配慮の足りない発言で人を呆れさせたことも一度や二度ではありません。

​多くの人が、年齢を重ねるにつれて失敗や経験から学び、少しずつ「ちゃんとした大人」になっていったはずです。それなのに、自分が大人になった途端、過去の自分の愚行はすっかり忘れて、今の若者にだけ「完璧さ」や「自分たちの価値観」を求めてしまう。

​それはあまりにもフェアじゃないな、と感じるのです。

​歴史は繰り返す。「適度な距離感」で共存していく
​古代エジプトの古代文書にも「最近の若者は…」という記述があったと言われるように、結局のところ、時代が流れても人間は似たようなことを繰り返しているだけなのだと思います。

​生きてきた時代背景が違えば、価値観や働き方、コミュニケーションの形が違うのは当然のことです。自分の時代の正解を相手に押し付けようとするから、摩擦や不満が生まれます。

​無理に分かり合おうとしたり、変えようとしたりする必要はありません。

​「自分も昔はろくでもなかったな」と謙虚さを持ちつつ、お互いの価値観を認め合い、適度な距離感で共存していくこと。

​これこそが、世代の違う人たちと余計なストレスを溜めずに付き合っていくための、一番の秘訣なのではないでしょうか。

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