「人より遅れている気がする」
「同世代の人はもっと成功しているのに」
「こんなところでつまずいている自分は、人生の負け組なんじゃないか」
かつての私は、常に誰かと自分を比べ、「勝っているか、負けているか」という目線で人生を生きていました。
過酷な3交代勤務で必死に働き、焦りから事業に挑戦し、そして失敗。統合失調症を発症し、自己破産に至ったとき、私は「自分の人生は完全な負け試合だ」と絶望しました。
何もかも失い、ベッドから起き上がることすらできなくなった暗闇の中で、私は長いこと自分を責め続けていたのです。
けれど、病んだ心と向き合い、どん底から静かに再起していく過程で、私はようやくひとつの真理にたどり着きました。
**「そもそも、人生に勝ちも負けもない」**ということです。
「白か黒か」で自分を追い詰めていませんか?
心が病んでしまうとき、私たちの頭の中は「ゼロか100か」「成功か失敗か」「勝ちか負けか」という極端な二極化思考に囚われがちです。
完璧にこなせないなら、やる意味がない
人と同じように働けないなら、価値がない
そうやって自分自身で高いハードルを設置し、越えられない自分を「負け」「ダメな奴」と判定して傷つけてしまう。
ですが、人生は他者と競い合う100メートル走ではありません。順位もなければ、ゴールテープを誰が一番に切ったかを裁く審判もいないのです。
勝ち負けの基準は、すべて「他人の価値観」や「世間の勝手な物差し」に過ぎません。そんな幻のような基準に振り回されて、大切な自分の心と身体を壊してしまうのは、あまりにも勿体ないことです。
心を救う合言葉「まあいいか」
極限まで心が追い詰められた私を救ってくれたのは、立派な成功哲学でも、厳しい自己啓発の言葉でもありませんでした。
それは、**「まあいいか」という、いい意味での「妥協の気持ち」**です。
今日予定していたことが半分しかできなかった ➔ 「まあいいか、半分できたし」
人の期待に応えられなかった ➔ 「まあいいか、自分の命のほうが大事だし」
理想の自分からは程遠い ➔ 「まあいいか、今日息をして生きてるだけで満点だし」
「妥協」というと、ネガティブな諦めのように感じるかもしれません。
しかし、病んだ心にとっての妥協とは、**「ありのままの自分を受け入れ、許してあげる優しさ」**そのものです。
硬すぎる枝は強い風が吹くとぽっきりと折れてしまいますが、しなやかに風を受け流す柳の木は倒れません。「まあいいか」と力を抜くことは、人生の暴風雨を乗り越えるための「最高のしなやかさ」なのです。
あなたの人生は、あなただけのもの
人より遠回りをしたっていい。
途中で立ち止まって、横になって空を見上げていたっていい。
人生の成功とは、大金を稼ぐことでも、有名になることでも、誰かに勝つことでもありません。
「今日一日、自分が心地よく、穏やかに過ごせたかどうか」
ただそれだけです。
もし今、あなたが何かに敗北感を抱いていたり、自分を責めて心が苦しくなっているなら、大きく息を吐いて、こう呟いてみてください。
「まあいいか。勝ち負けなんて、最初からどこにもないんだから」
妥協できる強さを手に入れたとき、あなたの心はすっと軽くなり、目の前の日常が少しずつ温かい色を取り戻し始めます。
【おわりに・ご案内】
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
「完璧主義で自分を責めてしまう」「心がつらくて立ち止まりたいけれど焦ってしまう」という方は、ココナラにて3日間のテキスト相談(回数無制限)もお受けしています。
勝ち負けに執着して挫折し、「まあいいか」の温かさを知って再起してきた私だからこそ、あなたの心に深く寄り添ってお話しを伺います。どうぞお気軽にお声がけくださいね。
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