落としたくないと私のゴーストが叫んでいる…2026年夏

落としたくないと私のゴーストが叫んでいる…2026年夏

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校正の先生は、ちょっと腰の曲がったお婆ちゃんでした。
まずは先生が作ったテストをこなす日々でしたね。

ある日、テストを解き終わった時に、
「桂木さんが終わったみたいだから、もうみんな出来てるはずよね」
その言葉にクラス中が大爆笑。
私はどうやら毎回、この先生の時計代わりになっていたようです。
それが悔しくて悔しくて。
以来、校正のルールはきちんと守りながら、
早く校正することに重点を置きました。

赤字点数も上がり、できるだけ早く校正を終わらせることが
出来るようになりました。
テスト前も緊張はなくなり、赤字を徹底的に潰し、
早さもクラスの半分以上を抜いて提出出来るようになりました。

それでもあの言葉は、忘れることはありませんね。
私を時計代わりにしたあの言葉。
「桂木さんが終わったみたいだから、もうみんな出来てるはずよね」

・校正は文章として読んではいけません。
・校正 は文章 として 読んで はいけ ません。
と3~4語くらいに分けて読みます。
コツさえつかめれば、そう難しくはないのですが、
そのコツを探すのが、なかなか難しいようです。
先生は間違いが浮いて見えるそうです。
私は間違い箇所ら辺に違和感を感じます。
コツも人によっては違うようです。

卒業式の日、先生たちの名刺剥奪が毎年起きるそうです。
私はその中には加わらず、ずっと校正の先生を見つめていました。
それを先生の方が見つけた様で、私に名刺をくれました。
「あなたには才能がある。何かあったら連絡してね」
と言われ、私は深くお辞儀をしました。
何とも言えない心境でしたが、私にいろいろ教えてくれたことには
感謝します。







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