シフトを組んでから人件費を計算する、をやめました

シフトを組んでから人件費を計算する、をやめました

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IT・テクノロジー
こんにちは、コツコツ自動化ラボです。

シフトを作る仕事をしていると、こんな順番になりがちです。

1. まずシフトを組む
2. 組み終わってから、人件費を計算する
3. 予算を超えている
4. **組み直す**

今日は、この4番をなくした話をさせてください。

## 「組んでから計算する」のがつらい理由

人件費の計算そのものは、そんなに難しくありません。時給と時間を掛けて、足すだけです。

しんどいのは、**その結果が出るのが最後だ**ということです。

丸一日かけて、希望休を調整して、人数の足りない日をつぶして、やっと組み上がる。そこでようやく電卓を叩いて、「これだと予算オーバーだ」と分かる。

このとき何が起きるかというと、たいてい**組み直す気力が残っていません。** だから「まあ今月はこれで」と通してしまう。そして月末に数字を見て、また落ち込む。

順番が悪いんです。

## 本当は、組みながら見たい

考えてみれば、判断したいタイミングは組んでいる最中です。

「この日、もう一人入れたいけど、入れたらいくらになる?」
「今の時点で、今月はどのくらいのペース?」
「先週は使いすぎたから、今週は少し締めたい」

これが**その場で分かれば**、そもそも組み直す必要がありません。多すぎる日を、その場で1人減らせばいいだけです。

## だから、こうしました

シフト作成ツールに、こういう仕組みを入れました。

**1. スタッフごとに時給を持たせる**
名簿に時給の欄を作りました。Excelの名簿から取り込めるので、入力の手間はほぼありません。

**2. その日の人件費と人件費率を、シフト表にそのまま出す**
シフトを組むと、日ごとに「人件費」と「人件費率(売上見込みに対する割合)」が並びます。1人足せば、その場で数字が動きます。

**3. 目標を超えた日を、色で知らせる**
目標の人件費率を決めておくと、超えた日が色でわかります。全部の数字を追わなくても、**色がついた日だけ見ればいい。**

**4. 月の合計も、常に上に出しておく**
月の総実働時間、人件費、人件費率。組んでいる途中でも、今どのくらいのペースかが分かります。

結果として、「組み終わってから計算する」がなくなりました。**組んでいる最中に、もう分かっている**からです。

## ひとつだけ、絶対に譲らなかったこと

この機能を作るとき、最初から決めていたことがあります。

**人件費と時給は、印刷しない。**

シフト表は、休憩室やバックヤードに貼り出されることがあります。そこに人件費や時給が印刷されていたら、大変なことになります。

だから画面では見えるけれど、印刷したときには出ない仕様にしました。同じ紙を、そのまま貼り出せます。

便利さより先に、**現場で事故が起きない**ことのほうが大事だと思っています。こういう部分は、実際にシフトを貼り出す側にいた経験がないと、たぶん抜け落ちます。

## 数字を見ながら組めると、気持ちが変わる

やってみて意外だったのは、作業時間が減ったこと以上に、**気持ちが軽くなった**ことでした。

「あとで怒られるかも」と思いながら組むのと、「今月はこのペースで大丈夫」と分かって組むのとでは、同じ作業でも疲れ方がまったく違います。

シフトを預かる人は、人のこととお金のことを同時に考えないといけません。その両方を、片方ずつ順番にやるのは無理があります。**同じ画面で見られること**に意味がありました。

## 同じ順番で消耗している方へ

もし今、「組んでから計算して、また組み直す」を毎月やっているなら、その順番は変えられます。

「うちの店の人数でも使えるかな」「時給がバラバラだけど大丈夫かな」——そんな段階のご相談も歓迎です。現場の言葉のままで、お気軽にどうぞ。

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