小規模多機能型支援事業所のケアマネジャーで感じた事

 小規模多機能型支援事業所のケアマネジャーで感じた事

記事
コラム
ケアマネジャーの資格を取得後、様々な業態を担当して来ました。

一般的にケアマネジャーと言うと想像される姿は、居宅介護支援事業所の担当ケアマネだと思います。

これは、利用者の介護度や需要に応じて、訪問や通所やショートステイなどを色々な事業所と連携して、サービスを提供するものです。
しかし、介護度に応じて毎月使える単位数が決められており、単位数以内であれば、1〜3割の負担で済むが、規定単位数を超えると直ぐに10割負担となってしまうため、ケアマネは慎重に毎月の単位数管理をする必要があります。
そして、利用した分だけ、介護料を支払う形となります。

次に施設ケアマネジャーですが、ショートステイではなく、施設入所となった場合、ケアマネが居宅から施設に変更になります。

施設入所後のケアプランは、施設ケアマネが作成して、本人や家族の同意を得る事になります。
利用料金は、介護度による上下よりも、所得による上下がかなり大きいです。
入所後、利用者本人は環境が大きく変わるので、心のケアがとても大切です。

最後に、小規模多機能型居宅介護支援事業所のケアマネジャーです。

今、国が最も力を入れている事業ですが、歴史が短く、世間の認知度が低いのが実情です。
小規模多機能型は、通所・訪問・宿泊のすべてを同じ事業所で提供するサービスです。
小規模多機能型の良い所は、通所・訪問・宿泊でサービスを提供する職員が兼任されているため、利用者は、自分の都合に応じてサービスを選ぶ事が出来る事です。
しかも、提供されるサービスが違っていても、顔見知りの職員が関わってくれるので安心感があります。
しかし、利用料金が介護度に応じた固定制である為、最初に契約する時、丁寧に説明して同意を得ることが大切です。

小規模多機能型の利用開始に当たって、家族から直接問合せがある事は殆どなく、地域包括支援センターから紹介が多いです。

特に進行性の認知症の場合、担当事業所が次々に変わる事は本人にとって、ストレス以外の何物でも無いので、第一選択肢として考えると良いと思います。

認知症の人に介護サービスの開始を勧めても「私には必要ない」と言われるのが殆どです。

そこで、まず最初に自宅訪問から開始して、顔馴染みの関係性を構築します。
次に、週1回や半日だけの通所サービスの利用を提案します。
そして、通所サービスの利用が開始されたら、利用日数や時間の延長を提案します。

認知症の進行予防に一番大切な事は、社会的な繋がりの継続です。

そして、認知症が更に進行して、在宅生活が厳しくなれば、ショートステイの利用開始に移行します。
最初の宿泊は誰でも不安になりますが、これまでに築いて来た顔馴染みの関係性で何とか乗り切れます。
しかし、施設入所の場合、何も知らない所にいきなり連れて来られて、不安になる人が多いのが実情です。

利用料金に対する家族の同意が得られのであれば、進行性認知症の場合には、小規模多機能型支援事業所が良いと、私は思っています。
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