高齢者介護を始めて感じた事。

高齢者介護を始めて感じた事。

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コラム
 今回は高齢者介護を始めて、私が感じた事を書きたいと思います。

 私が、ホームヘルパー2級取得後に最初に就いた仕事は、総合病院の看護助手でした。病院は治療や看護は医師や看護師がしますが、入院患者様に対して医療行為以外の身の回りの世話を誰かがする必要があります。家族と看護師だけでは行き渡らない部分を看護助手がお手伝いしてました。

 介護経験が全く無い私は、先輩方に指導して貰いながら必死に頑張っていました。最初の頃は、シーツ交換などの患者様本人の身体に触れる事の無い仕事が多かったのですが、少しづつ、リハビリや検査室への送迎や身体介護が増えて行きました。

 しばらしてから知った事なのですが、私が配属していた病棟は、脳外科病棟だったので、その病院の中でも最も厳しい職場だったようです。救急患者受入病院だったので、夜間に救急患者が運び込まれる事も、珍しく無かったです。前日までは見た事も無かった患者様が、病室に寝ている事もしばしばありました。

 3ヶ月もすると、仕事にも慣れ、患者様や家族からの信頼も段々と得られるようになっていました。看護や介護の職場は男性に比べて女性が圧倒的に多いため、肩身の狭い思いをする事が少なく無かったです。患者様や家族様の中には何故かケアや相談について、私を指名してくれる事が増えているのを感じていました。

 家族様だけでなく、認知機能の低下している患者様の中には、何故か私を気に入っている人がいる事が不思議でした。認知機能が低下して来ると難しい事は理解できない事が増えて来ますが、何もかも分からなくなる訳では有りません。こちらが一生懸命に接していれば気持ちが伝わるものです。

 患者様は自分に接してくれる人の表情を何時も見ています。その人が優しいのか、自分の味方なのか常に観察しています。身体介護は基本的に同性がする事になっていますが、家族の希望や先輩職員から依頼で女性の身体介護に入る事がありました。家族が言うには、私が介護に入ると本人がニコニコしているが、女性職員が来ると険しい顔をするとの事。先輩職員の中には私に「あの人、苦手やねん。あんた行って来て」と言う人が何人か居ました。

 私は普通に患者数に接しているつもりでいるのに他の人とは何かが違うようです。介護の仕事をしていると利用者様の喜ぶ顔を見て、何度も救われた気持ちを味わう事が有りました。こんな経験をを何度か重ねる内に、この仕事を選んで良かったと思っていました。


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