『千度呼べば…』

『千度呼べば…』

記事
コラム
昔から、ずっと好きな詩があります。

「千度呼べば、思いが通じるという。
千度呼んで通じなくても、やめてはしまいますまい。
だって神様が数え間違えて、
あの人を振り向かせてくれるのは
千一度目かもしれませんもの。」

そんな意味の詩。

はじめて読んだとき、
なんて優しい詩なんだろうって思いました。

千度呼んだら、必ず叶う。
そんなことを言っているんじゃない。

千度やっても、叶わないかもしれない。

それでも、
「もしかしたら、次かもしれないよ」
って、そっと夢を見せてくれる。

私は、この詩が恋愛だけの話じゃないような気がしています。

夢を追いかけることも。
誰かとのご縁も。
諦めたくない何かも。

何度やってもうまくいかなくて、
「もう無理なのかな」って思う日があっても、

もしかしたら、
まだ千一度目が残っているかもしれない。

「頑張らなきゃ」じゃなくて、

「いつか叶うかもしれないな」

そんなふうに思わせてくれるところが、
私は好きです。

だから今日も、
ほんの少しだけ夢を見ていたい。

だって神様が数え間違えて、
千一度目に叶えてくれるかもしれないもの。

……なんてね。

でも、そんな「もしかしたら」を
大切にして生きていくのも、
悪くないんじゃないかな。

今日も、諦めたくないものを
ひとつだけ胸にしまっておこうと思います。


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