1. 先に結論を3つだけ
ココナラ コンテンツマーケットの商品に、ココナラ内の広告は出せません。広告機能はサービス出品の専用機能でした。
ストア内のキーワード検索で順位を決めているのは、お気に入りの数ではありませんでした。お気に入り0の商品が1位に出ています。
買い手は並び順を変えられません。並び替えのボタンが、そもそも画面のどこにもありません。
私は2026年7月26日にコンテンツマーケットへ出品を始めて、いま16商品を公開しています。販売数は0件です。売れない理由を「順位が低いからだろう」と考えて、露出を増やす手段を全部数えてみました。この記事はその作業の記録です。数えたのは2026年7月28日の朝です。
2. 露出手段は4つあると思っていました
買い手が自分の商品にたどり着く経路を書き出すと、4つありました。
ココナラ内の広告枠に出す。ストア内のキーワード検索から見つけてもらう。一覧を眺めている人の目に留まる。ココナラブログから流す。
このうち1つ目は、使えませんでした。
3. 広告は出せません
受注者モードのヘッダーにある「改善」から広告管理画面を開くと、私の画面にはこう出ます。
「広告掲載可能カテゴリでの出品サービスがありません」
16商品を公開しているので、最初はカテゴリの問題かと思いました。公式ヘルプを2本読んで確認しました。
1本目は「広告機能について」です。冒頭にこう書かれています。広告機能とは、サービス検索結果の広告枠に出品サービスを掲載できる機能です、と。サービス検索結果、です。コンテンツマーケットの検索結果ではありません。
2本目は「広告掲載が可能なカテゴリについて」です。18のカテゴリが挙がっていますが、イラスト作成・漫画制作、デザイン制作、Web制作、動画編集・映像制作、占い、と全部サービス出品のカテゴリでした。「コンテンツマーケット」という語は、このページに1度も出てきません。
つまりコンテンツマーケットでは、お金を払って露出を買うことができません。これは出品する前に知っておいたほうがいい前提だと思います。
4. 検索の順位を決めているのは、お気に入りではありませんでした
ここがこの記事でいちばん書きたかったところです。
私はずっと、お気に入りが多い商品が上に出る、だから新規は上に出られない、と思っていました。ココナラの攻略記事の多くもお気に入りを増やす話をしています。
「プロンプト」で検索した結果の1ページ目を、上から順にお気に入り数と並べるとこうでした。
1位はお気に入り0。2位は4。3位は1。4位は1。5位は0。6位は1。7位は0。8位は9。
1位がお気に入り0です。多い順ではありません。
公開日も見ました。上から2026年3月、2026年2月、2025年5月、2025年6月、2025年12月。新着順でもありません。
では何順なのか。キーワードの一致度順でした。同じ条件でお気に入り順に並べ替えると、顔ぶれが完全に入れ替わります。お気に入り順にしたときの上位8件は、24、24、18、17、14、14、13、13。画面に出ていた8件とは1件も重なりませんでした。
「プロンプト」と打った人が最初に見る画面には、お気に入り24の商品ではなく、お気に入り0の商品が出ています。
5. これは新規出品者にとって良い知らせです
もしお気に入りが順位を決めているなら、新規は詰みです。お気に入りをもらうには見られる必要があり、見られるには上位に出る必要があり、上位に出るにはお気に入りが要る、という循環になるからです。
でも実際はそうなっていませんでした。キーワードが一致していれば、出したばかりの商品でも1位に出ます。
やることが変わります。お気に入りを集める工夫ではなく、買い手が実際に打つ言葉をタイトルと説明文に入れる作業です。私はここを勘違いしていました。
6. 一覧を眺める人には、新着順で約20時間だけ載ります
キーワードを入れずに一覧を開くと、そちらは新着順でした。上から順に、7月27日の22時13分、21時04分、18時33分、15時01分、14時12分、13時27分の公開です。6件とも、お気に入りは0でした。
では新着順の1ページ目に、どれくらいの時間いられるのか。1ページは40件です。40番目の商品は公開から19.9時間、20番目は16.0時間が経っていました。直近24時間の新規出品は58件です。1日に58件しか増えないので、1ページ目にはおよそ20時間いられる計算になります。
ちなみにココナラブログのほうは1日に約490本が公開されていて、新着枠から数時間で押し出されます。これは記事の通し番号が連番で振られていると仮定した場合の推定です。それと比べると、商品の新着枠はかなり長く残るほうです。
7. 買い手は並び順を変えられません
これも意外でした。検索結果の画面にも、コンテンツマーケットのトップにも、絞り込みパネルを開いた中にも、並び替えのボタンがありません。「人気順」「新着順」「価格が安い順」という文字列を画面全体から探しましたが、1つも見つかりませんでした。
つまり買い手は、運営が決めた1つの並びだけを見ています。出品者から見れば、狙う並びは1つだけだということです。
8. 残る手段がココナラブログです
広告が使えない以上、外からお客さんを連れてこられる手段はブログだけになります。私は8本書いて測りました。
Googleへの登録は8本中7本、率にして88%です。公開から半日ほどで載りました。ただし検索順位のほうは、狙った8つのキーワードのうち上位に出ているのは1つだけで、それも10位です。閲覧数は累計14回で、これは検索経由ではなく、ココナラブログのトップにある「注目の新着ブログ」枠から来ていました。
そしてブログから商品へ送る導線には、3つの壁があります。
1つ、ブログのエディタにリンク機能がありません。ツールバーは見出し、太字、位置、引用の4つだけです。本文から商品ページへ飛ばすことが機能として存在しません。
2つ、記事の下に自分の商品が10件並びますが、この10件は固定です。リロードしても別の記事でも同じ顔ぶれでした。私が新しく作った商品は1つも入っていません。公開順ではないことは16商品の公開日時を全部照合して確認しましたが、何順なのかは分かりませんでした。
3つ、生きている導線は、記事の著者名からプロフィールへ飛んで、そこの出品一覧を見てもらう経路だけです。
9. では何をするか
私はこの結果を受けて、3つ変えます。
お気に入りを増やす施策はやめます。順位に効いていないからです。代わりにタイトルと説明文の言葉を、買い手が打つ語に寄せます。
プロフィールを整えます。ブログから商品へ届く唯一の道がそこだからです。
記事の本文に商品名をそのまま書きます。リンクが張れないので、名前を出せば検索窓から辿れるようにするしかありません。
10. この記事の数字について
これは私1人が、2026年7月28日の朝に測った値です。
検索結果の並びは「プロンプト」という1つの語で確かめたものです。ほかの語でも同じかどうかは確認していません。新着順の滞在時間も、直近120件から数えた1回きりの観測です。ココナラの仕様は変わりますし、順位の付け方は公式にも非公開だと明記されています。
数字そのものより、確かめ方を持ち帰ってもらえたらと思います。自分の扱う語で検索して、上位の商品のお気に入り数を上から書き出すだけです。10分で終わります。それが自分の目で見た値になります。
11. この記事のもとになった調査について
45,674件を数えた調査そのものは、「【実測】ココナラで売れない理由を45,674件から特定|出品戦略と売れる棚の攻略データ」という商品にまとめています。タイトルと説明文の作り方のほうは「【コピペOK】ココナラ出品者のChatGPTプロンプト12本|タイトル・説明文・価格・診断」です。
さきほど書いたとおりブログにはリンクが張れないので、気になった方は検索窓にタイトルを入れてみてください。もちろん、この記事に書いた手順だけで自分で測ってもらってもかまいません。そちらのほうが確かです。