不眠で苦しんだ

不眠で苦しんだ

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「7年ほど、ほとんど眠れない状態が続いています」

ある男性について、最初に相談をくださったのは奥様でした。

うつやパニック症状もあり、
長い間、強い不眠に悩んでいるとのことでした。

ただ、最初から不眠の相談で来院されたわけではありません。

ご本人から電話があり、
「腰が痛い」ということで来院されました。

まずは腰の状態をみて、
腰痛について対応しました。

その後、話をしている中で、
ご本人からこう聞かれました。

「眠れないのを、どうしたらいいでしょうか」

奥様から不眠については聞いていましたが、
私はそこで改めて生活のことを詳しく聞きました。

睡眠時間。
仕事。
食事。
日中の過ごし方。

その中で、ひとつ強く気になったことがありました。

「かなり食べてしまうんです」

過食がある。

普通なら、
「食べすぎですね」で終わるかもしれません。

でも私は逆に、

「これだけ食べているのに、身体が何かを求め続けているのではないか」

ということが気になりました。

食べている量と、
身体に必要なものが満たされているかどうかは、
同じではありません。

そこで、食事や生活についていくつか見直す提案をしました。

すぐに何かが変わったわけではありません。

それでもご本人は、
数年かけて非常にまじめに取り組まれました。

そして現在は、

夜7時から寝ているそうです。

以前とは睡眠の状態が大きく変わっています。

もちろん、
この一例だけで、
不眠の原因が食事や栄養にあると言うことはできません。

うつやパニック、不眠には、
さまざまな要因があります。

ただ私はこの経験から、

「心の問題」とされている症状でも、
身体、食事、睡眠、生活の中に、
一度整理してみる価値があることが隠れている場合がある。

そう考えるようになりました。

私は、
病名だけを見て相談を受けるのではなく、

その人が
どう眠っているのか、
何を食べているのか、
どんな生活をしているのか、
身体には何が起きているのか、

そこから一緒に整理することを大切にしています。

同じように、
「何年も眠れない」
「不安や身体の不調が重なっている」
「何から見直せばいいか分からない」

そんな方の相談も受けています。
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