旅行である国へ行くと、まずその国の人と仲良くなって
思いっきりローカルにひたってみたいと思ったりする。
長く暑いイミグレを抜けて、多くの人々にジッと見られ
到着早々圧倒された私たちはSASCOと言う空港の敷地内に
あるだだっ広い食堂のような所で休む事にした。
その時、旅行に行ったのは男だけ4人で視察もかねての旅だった。
その施設にTuan(トアン)君と言う男の子がいて、英語が話せて
他にお客もいないせいかやたら笑顔を見せて話しかけてくる…。
みんなそれぞれ色んな質問したり楽し気に話しているが、何となく
胡散臭さも無い訳ではなかった。
やはり海外なのでダマされないぞ…!なんて意識もある。
それ程、笑顔が印象的でもしこいつが悪人ならかなりレベルの高い
詐欺師なのだろう…(笑)
そんな思いもありながら、色々教えてくれるTuan君に年長のMさんが
今夜、ホテルに来て食事に連れて行って欲しい…と頼むと、喜んで
同意している。じゃあ、そうしようと言い市内中心部までのタクシーの
手配を彼に頼む。
その時は知らなかったのだが、ベトナム人にとってコミッションと言うのは
かなり重要な要素で、日本人ではあまり理解できない程すべてコミッションだ。例えば彼がタクシーを探せば、タクシーの運ちゃんからキックバックがあり、レストランに連れて行けば、レストランからキックバックがある…。
だから露骨にダマしたり詐欺をしなくても、コミッションで正当に利益を
得ているのであった。彼の呼んだタクシーもそうで、このホテルに行って
くれと頼んだら、ここは良くないから俺が知ってるいいホテルがある…
とそこに連れて行かれそうになったが、意外にもそういうところは素直に
ああ、そうですか…、とすぐ折れる。
こうして、ベトナム・ホーチミン市 タンソニャット空港に到着して
わずか3∼4時間でベトナムの洗練を受けていくのだった…。