その文章、AIっぽく見えませんか? 自分で直す5つのコツ

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ChatGPTで記事の下書きを作る。30分もかからない。見出しも整っている。誤字もほとんどない。
でも、書き上がった文章を読み返したとき、ふと手が止まる。
「きれいだけど……なんか薄いな」
「これ、自分の記事って言えるのかな」
そう感じて、公開ボタンを押せないまま下書きに保存した経験はありませんか。
この記事では、その「なんか薄い」の正体と、人が書いたような温度のある文章に直す具体的な手順をお話しします。
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はじめに:私について

はじめまして。私はWeb記事の校正を9年やってきました。これまでに数えきれないほどの記事に赤を入れ、最近はAIで書かれた文章を直す仕事も増えています。
先にお伝えしておくと、私はAIを否定しません。むしろ自分でも使います。下書きづくりにAIは本当に優秀で、白紙から書く苦しさを大きく減らしてくれます。
ただ、人が書いた文章とAIが書いた文章を両方たくさん見てきたからこそ、はっきり言えることがあります。
AIの文章には、AIだけに出る「癖」があります。
そして、その癖は、知ってさえいれば自分で直せるものがほとんどです。今日はその見分け方と直し方を、出し惜しみせずお伝えします。

「AIっぽい」の正体は、この3つ
なんとなく感じていた違和感を、3つに分けて言葉にします。

1. 結論がきれいすぎて、温度がない
AIは「正しいまとめ」がとても得意です。だからこそ、こんな文末が続きます。
- 重要なのは継続することです
- 〜を意識することが大切です
- しっかり準備しておきましょう
どれも正しい。でも、正しいだけで、書き手の体温が伝わってきません。

2. 読者の「場面」が入っていない
AIは一般論で書きます。「多くの人が悩んでいます」とは言えても、「金曜の夜23時、眠いのに下書きが終わらないあの感じ」までは踏み込めません。読者は、自分の場面が描かれたときに、はじめて「これ、私のことだ」と感じます。

3. 体験がない=誰が書いても同じ
一番大きいのはこれです。AIの文章は、名前を隠したら誰の記事かわかりません。あなたの失敗も、回り道も、そのとき思ったことも入っていないからです。
たとえば、こんな導入文。
> 近年、AIを使って記事を書く人が増えています。しかし、その文章に違和感を覚える人も多いのではないでしょうか。
間違ってはいません。でも、どの記事にも貼れてしまう。
念のため言っておくと、これはあなたの文章力が低いからではありません。AIが「素直に、無難に」書くからこそ起きることです。

なぜ、直す必要があるのか

「きれいな文章にするため」ではありません。目的はもっと先にあります。
読者に最後まで読まれ、信頼され、最終的にあなたの商品やサービスに興味を持ってもらうこと。ここまでつながって、はじめて文章が仕事をします。
考えてみてください。
- スキもフォローもつかない
- 冒頭で離脱される
- 有料noteを出しても売れない
この多くは、内容が悪いのではなく、「自分ごとに感じてもらえていない」ことが原因です。逆に言えば、温度のある文章に直すだけで、
- 「まさに私のことでした」とコメントがつく
- 最後まで読んでもらえる
- 公開ボタンを、迷わず押せる
という変化が起きます。目指すのは「うまい文章」ではありません。「伝わる文章」です。

自分でできる、直し方の手順

ここからは具体的な直し方です。さきほどの修正前の文章を、実際に直してみます。

手順1:冒頭を「説明」から「場面」に変える
修正前:
> 近年、AIを使って記事を書く人が増えています。
修正後:
> ChatGPTで下書きはできた。でも読み返した瞬間、「これ、自分の記事って言えるのかな」と手が止まった。
説明から入らず、読者が経験している場面から入る。これだけで引きが変わります。

手順2:一般論を、自分の体験ひとつに置き換える
「多くの人が悩んでいます」を、「私も以前、3時間かけたnoteの記事に、ひとつもスキがつきませんでした」に変える。体験は、あなたにしか書けない武器です。

手順3:抽象語を、具体語に変える
「効率的に」→「30分で」。「しっかり」→「3回声に出して」。数字や動作に変えると、画面の向こうの景色が急に見えてきます。

手順4:定型句を削る
「重要なのは〜です」「〜することが大切です」を見つけたら、思いきって消す。なくても意味は通ります。むしろ、簡潔になって読みやすくなります。

手順5:最後に、声に出して読む
これが一番効きます。声に出して引っかかるところは、読者も必ず引っかかります。

公開前チェックリスト
- 冒頭が説明文になっていないか
- 「重要です」「大切です」が続いていないか
- 自分の体験が最低ひとつ入っているか
- 読者の具体的な場面が描けているか
- どこかで見た見出しになっていないか
- 結論が一般論で終わっていないか
ここまでやれば、AIの下書きはかなり人間らしくなります。

ひとつだけ、正直にお伝えしたいこと

自分の文章ほど、違和感には気づけません。
何度も読み返した文章は、目が慣れてしまいます。「ここ、説明っぽいかな?」と思っても、疲れた夜中に一人で判断するのは難しいものです。私自身、自分の文章は他人にチェックしてもらいます。プロでも、です。
そこでおすすめしたいのが、役割を分けることです。
- 自分で書くべきもの……あなたの体験、あなたの主張
- 第三者に見てもらうべきもの……読みやすさ、違和感、AIっぽさ、伝わりにくさ
特に、有料noteや商品の紹介文、プロフィールは、文章の印象がそのまま信頼につながります。公開前のひと手間で、せっかくの中身が伝わらずに損をする、という事態を防げます。
高額なコンサルを契約する必要はありません。気になる記事を1本から、単発で見てもらえば十分です。

最後に
まずは、今日お伝えした手順を、あなたの下書きで試してみてください。冒頭を場面に変えて、体験をひとつ入れて、声に出して読む。それだけでも、文章は確実に変わります。
そのうえで、
- 「自分では、もう違和感がわからなくなってきた」
- 「公開前に一度、誰かの目を入れて安心したい」
- 「AIっぽさを、自然に消してほしい」
と感じたら、私の校正・リライトサービスもご利用いただけます(この記事の末尾にあります)。
文章を勝手に別物にすることはしません。あなたの意図は残したまま、どこをなぜ直したかがわかるように、Wordのコメント付きでお返しします。AIで書いた文章でも、もちろん大丈夫です。
AIで作った下書きを、「あなたの記事」に変える。そのお手伝いができれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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