「かなりキレイに書けてるし、内容は合ってる。日本語も間違ってない。なのに、なんか…AIっぽい」
ChatGPTやClaudeで書いた文章を読み返して、そうつぶやいたことはありませんか?
そして厄介なのは、どこが変なのか自分では指摘できないこと。間違い探しなら直せるのに、「AIっぽさ」には赤を入れる場所が見つからない。
でも、編集の仕事でAI文章を毎日直している側から言うと、あの違和感の正体はほぼ3つに絞れます。
正体①:文末が「メトロノーム」になっている
「〜です。〜ます。〜です。〜です。」
一文ずつはきれいなのに、続けて読むと一定のリズムでカチカチ鳴っている。人間の文章には呼吸の「揺れ」があるけれど、AIはそれを作るのが苦手です。
読者は文末なんて意識して読んでいません。でも、単調さは無意識に伝わります。「読みやすいはずなのに、なぜか頭に入らない」の多くは、これが原因です。
正体②:一文ずつが「いい人」すぎる
「〜することができます」「〜していくことが大切です」「〜と言えるでしょう」
AIは絶対に言い切りで失敗したくないので、ぜんぶの文を丁寧に、安全に着地させます。結果、どの文も角が取れて、もったりした文章になる。
人間の文章が読ませるのは、ところどころ「言い切る」からです。
正体③:書き手の「体温」がゼロ
情報は100点。でも「で、あなたはどう思ったの?」がどこにもない。
「いかがでしたか?」で締まる記事が読まれないのと同じで、判断や実感が一切ない文章は、正しくても記憶に残りません。AIは知識は出せても、体験は出せないからです。
実際に直すと、こうなる
正体①と②を、ひとつの例で直してみます。
Before(AIが書いたまま)
朝の時間を有効に使うことが大切です。早起きをすると一日を長く感じることができます。自分の時間を持つことで心に余裕が生まれます。
After(編集後)
朝の30分、うまく使えていますか?早起きすると一日が長くなる——は半分本当で、正確には「自分だけの時間が先に確保できる」が正解。これがあるだけで、心の余裕はぜんぜん違います。
直したのは情報ではありません。文末のリズムを崩して、「することができます」を削って、ひとつだけ言い切った。それだけで、文章に人の声が戻ります。
ちなみにこの記事も、下書きはAIと一緒に作っています。最後に人の手で整えれば、AIはちゃんと「速くて自然な文章」になる。要は、仕上げ次第です。
その「仕上げ」、私がやります
AIに書かせる→違和感がある→でもどこを直せばいいかわからない→結局ゼロから書き直し。これ、いちばん時間がもったいないパターンです。
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