お金の基本:0と1の間だけ教えたい【経費って何?】

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第二回:経費って何?

どうも皆さんこんばんは。簿記3級・FP3級勉強中初学者のxichangです。
これから簿記やお金の事を勉強する人のファーストステップの為に、知識の0→1の間だけを説明するブログを書かせていただいております。
前回は売上について解説させていただいたのですが、第二回は経費について解説させていただきたいと思います。
売上に比べると難しい話になりますが、お付き合いいただけると幸いです。

経費って何?

さて、皆さんは経費という言葉についてご存じですか?
普段の仕事から書類を提出して申請してる方もいれば、使った事もなくて何なのかわからないという方もいらっしゃると思います。
一方で、経費についてはよく知らなくても経費で落とす、という言葉だけを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
結論だけ申し上げますと、経費とは

会社の支出のうち、売上の為に使われたもの】の事を言います。

今はよくわかりませんよね?でもそういうものなんです。
これから説明しますので、ご安心ください。

経費について説明する前に…

実は、経費の話をするには前提として「利益」の話と、「税金」の話が少し絡んできます。
その二つがよくわからない場合は改めて説明したいと思います。
ごちゃごちゃした説明ではわかりにくいと思いますので、今回も例題を軸にして説明していきたいと思います。

たかしくんは50円のガムを買い、80円でさとし君に売りました。
なお、この時にたかし君の稼いだお金には20%の税金がかかります。

前回に比べるとちょっと長くなりましたね。
このまま進めると話が難しいので一旦税金を横に置いてから考えましょう。
なお、例題上「たかしくん」は経費の扱える彼の会社として扱っています。

まず、たかしくんが人に売るつもりで50円のガムを買った行為ですが、これは簿記の言葉上【仕入】という言葉で説明されます。
(ただし今回はややこしくなるので【費用】という言葉で統一します)

たかしくんは財布から50円玉を渡し、駄菓子屋さんからガムを仕入れましたね。
そして、そのガムを80円で売った時の金額、これを【売上
その結果発生した30円の儲け、これを【利益】と呼びます。

そして、この取引では仕入費用の50円を経費として計上することができます。
その結果何が起こるのかと言いますと。

売上80円-費用50円=利益30円

という計算で利益を算出することができます。

…だからといって、何が起こるのかがよくわかりませんよね?

実はこの計算には税金の計算が後で追加されます。

税金とは、出した利益に対してそれぞれに定められた税率をかけた数字を払いなさい、と国が言ってくる制度の事です。
今回の場合はたかしくんは30円の利益を出しましたので、以下の金額を国に納めないといけません。

今回のケースでは税率が20%と書かれていますので。

利益30円×税率20%=6円

6円の金額をたかし君は国に納めなければなりません。
なのでたかし君の最終的な利益は6円を引いた24円
たかしくんのお金は74円になるわけですね。

実際こんな取引でこんなに税率はかかりませんが、例として聞いてください。

さて一方、仕入費用を経費として計上しなかった場合

たかしくんがずぼらでつい経費計上を忘れてしまった場合ですね。
書類をどこかに無くしてしまったのでしょうか。

この場合、経費の計算が行われませんでしたので、
売上80円=利益80円
こんな感じにそのまま売り上げが利益になりますね。

実際には50円払っているのに、帳簿にはかかれていないケースです。

ここに税金の計算を加えると、

利益80円×税率20%=16円

16円の金額をたかし君は国に納めなければなりません。
なので利益は16円を引いた14円。
つまりたかしくんのお金は64円になっちゃうんです。

あれ、きちんと経費を精算した場合と比べて10円も税金が増えて、たかし君のお金が減っちゃいましたね。
仕入には同じ金額を支払ってるのに不思議ですよね。
これが80万、80億の取引ならその差額が数十万、数十億になったりするわけです。
ここに支出を経費として精算する理由があるんですね。

これは経費を使って節税をしている…というわけではなく、後者の計算では本来払わなくていい分の税金まで払ってしまっている、というわけです。

なお、文章が入り混じってわかりづらさを感じるかもしれないので、
一旦下に先ほどの式だけを残しておきます。

売上80-費用50=利益
利益30×税率20%=税金6円ですが

計上漏れがあって
売上80=利益 となった場合
利益80×税率20%=税金16円 となります

もちろん、費用計上をまるまる忘れる事は本来なかなかないでしょう。
しかし、税金の申告は素人がやるとしばしば間違いが発生しがちなものです。
間違った内容を申告した場合、延滞税等の罰金が発生する可能性がありますので、慣れていない方は税理士さんへの依頼をおすすめします。

つまるところ…

経費とは売上から費用を差し引き、正しい利益を算出する為の計算。
その結果、本来より大きく計上されてしまっていた利益が減り、払いすぎていた税金の計算が正されるわけです。
本来はもっといろんな要素が絡んできますが、初学者として理解しておけば十分だと思います。

後、誤解なく説明しておきますと…

結果的に経費を使えば税金は減りますが、会社のお金は必ず減らした税金以上に使われてます
経費は使えば使った分だけお得になる魔法の言葉ではありません。あくまで出費は出費です。
使った分のお金は売上から使われていますので忘れないようにしましょう。
ここまでの話はあくまで、精算漏れには気を付けましょう、という話です。

ただ、計算上で利益から数字を差し引くという考え方は、経費以外の場面でも登場しますので、これから勉強する方は覚えておきましょう。

これは経費で落ちません!という話


ところでここからは余談なのですが、「これは経費で落ちません!」というドラマが一昔前にあったのをご存じの方もいらっしゃいますでしょうか。
経理課の主人公が経費の精算を通じて自分や他人の働き方を考えるオフィスドラマですね。
内容についてはあまり深く語ると流し見のボロが出ちゃうので語りませんが、経費で落ちる、落ちないという話だけさらっと触れる事にしましょう。

まず、経費として落とせる物の定義の話ですが、

これは冒頭でも語ったように【会社の売上の為に使われた支出】になります。
仕入なんかはわかりやすいですね、売る為に商品を買いました、部品を買って組み立てて売りました、他にも売る為にそのまま使っているお金なので大抵の場合で経費として精算できます。

そこに事務所の賃料であったり、光熱費であったり、人件費であったり。
それらの売上の為に発生した費用はごく自然に会社の中で経費として精算されているわけです。

一方で、よく揉めるのは接待費や出張費、福利厚生費などでしょうか。
これらは言ってしまえばきちんとした証拠がなければ「本当に会社の利益の為に使われた物?」となってしまい、よくわからないわけです。

例えば、会社のお金で飲み会に行った、キャバクラやゴルフに行った。
スポーツジムに行ったり、服を買ったり、靴を買ったり。

そういうのって全部が経費にならないのかって言われれば…結構、状況によって曖昧だったりはします。
もちろん、完全に自分で使う為にそれらの物を買っていた場合は経費で落ちないわけですが(それは横領と言います)それらが取引先との接待だとか、手土産だとか、仕事用の服として必要なのだとか、本当なのか建前なのかわからないやり取りが結構頻繁に行われているわけです。
会社のために使った事を説明できれば大抵は問題ないはずなんですけどね。

とはいえ、無理を通しすぎると税務調査で詰められますのでほどほどにしましょう。
悪質な場合は重加算税という重い追加の税金を課され、罰金が乗せられるだけでなく脱税者として国税庁のブラックリストに入ってしまう事も…。

先述のドラマではそこの「本当に私用の為に使ってないのか」って話が数字だけではわからない人間ドラマを生み出していたわけですが…もし興味がおありでしたら検索してみてください。小説が原作で漫画もあります。

まとめ

――経費とは、売上から費用を差し引き、正しい利益を算出する為の計算。
結果的には利益が正しく計算されるため、払う税金も適正な金額になります。ただし、経費の本来の目的は税金を減らすことではなく、正しい利益と費用の流れを把握することである――

Chatgptに言わせるとそんな感じだそうですが、すこし小難しいので私個人としてまとめるなら。

・その年の支出を計上する事で、売上(収入)に対して払った費用を算出。
・売上から費用を引いた利益を税務署に届け出てその年の税金が決まる。

売上-費用=利益なので(ざっくりしてます)
その残った利益に対して税率をかけた結果が税金です。

そして計上した費用が実際の費用より小さければ(計上漏れがあれば)
→帳簿上の利益の額が本来より大きくなり
→払う税金は大きくなってしまう。

そんな説明が伝われば0から1の間の知識としては十分でしょうか。
本来はもっと的確な説明があるとは思いますが、なにぶん難しい話になってしまうと思いますのでこれ以上を深く掘り下げずに締めたいと思います。
(あと、ごめんなさい深く詰められると答えられる自信がありません)

経費は正しく計上して、会社や事業の為に精算しましょう。
書類等の提出の際にはわからない事はきちんと確認するのが大事なのかもしれません。
案外、書類の項目抜けで悩んでる経理課の方をよくお見掛けします。


以上の説明は無資格者がわかる範囲でわかりやすい言葉を使って内容をまとめたものになります。
有識者の方が見て「何いってんだこいつ?」「それは違うよ」なんて意見もあるかもしれません。
その時は容赦なくコメントいただけると助かります。
今後の参考にさせていただきます。

また、その他のご意見や聞いてみたい説明等ありましたらそちらもコメントいただけると嬉しいです。
それでは、これから勉強を頑張る方も、暇つぶしに記事を見てくださった方も、今後ともよろしくお願いしたします。

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