ベトナムのエンジニア単価は最安ではない 国別の人月単価を並べてみる

ベトナムのエンジニア単価は最安ではない 国別の人月単価を並べてみる

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ビジネス・マーケティング
プログラマーの月額単価は、ベトナム40.1万円、インド37.5万円、フィリピン37.2万円、中国58.3万円。ベトナムは、いちばん安い国ではありません。

国別の月額単価
オフショア開発.comが公開している単価相場によると、プログラマーの人月単価はベトナムが40.1万円、インドが37.5万円、フィリピンが37.2万円、中国が58.3万円となっています。この数字は、同サイトが集計した相場をもとにしたもので、個別の企業や案件の見積もりそのものではありません。ベトナムより単価の低い国も他にありますが、ここでは4か国の比較にとどめます。

「安さ」で選ぶと迷う理由
数年前まで、ベトナムを選ぶ理由として「他のアジア諸国より安いから」という説明をよく見かけました。この4か国を並べてみると、その前提が今はそのまま成り立たないことが分かります。インドやフィリピンの単価はここ数年で下がっており、ベトナムより低い水準になっています。単価だけを基準に一番下を選ぶという比較のやり方は、以前より難しくなっていると感じています。

だからといって、単価が理由で発注先を決められないというわけではありません。ただ、数年前に集めた単価表をそのまま使い回していると、実態とずれた判断になりやすい、とは言えると思います。

単価に含まれるもの、含まれないもの
単価相場の数字を見るときに、もう一つ気をつけたい点があります。この人月単価が、実際に手を動かすエンジニアの稼働だけを指しているのか、プロジェクト管理やテストにかかる工数まで含んでいるのかは、相場データだけでは分かりません。同じ40万円台でも、含まれる作業の範囲が会社によって違えば、実際に受け取れる成果物の量も変わってきます。

見積もりを受け取ったときは、単価そのものより先に、その金額にどこまでの作業が含まれているかを確認したほうが、あとの認識のズレを防げると考えています。

見積もりを比べるときの見方
複数の見積もりを比べるときは、月額単価だけでなく、要件を伝えてからレビューできる状態のものが届くまでにどれくらいかかるか、間に何人の担当者を挟むことになるかも合わせて聞いてみることをおすすめします。単価表には出てこない部分ですが、実際に案件を進めるときの体感速度に近い情報です。

即答できない、あるいは体制の説明があいまいなまま単価だけを提示してくる場合は、その内部の役割分担自体がまだ整理されていない可能性もあると考えています。

出典:オフショア開発.com「オフショア開発の単価相場」(2025年版白書ベース)

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