ココナラが10月から変わります。
その一つが、商品ページの説明文です。
これまで1,000文字だった説明文が、1,500文字まで入力できるようになります。
「500文字増えただけ」と感じるかもしれません。
しかし、私はこの変更を見て、これからのココナラはさらに「出品者同士の差」が重要になると感じました。
「とりあえず出品」では売れない
ココナラは、スキルを持っている人なら誰でもサービスを出品できます。
だからこそ、参入するハードルは低い。
一方で、購入者からすれば選択肢が多すぎる状態です。
同じようなサービスが並んでいる中で、
「私もできます」
だけでは、なかなか選ばれません。
これから必要なのは、単純にスキルを持っていることではなく、
「自分のサービスをどう売るか」まで考えられること。
タイトルで興味を持ってもらう。
サムネイルで内容を理解してもらう。
商品説明で不安を解消する。
実績や評価で信頼してもらう。
そして、最終的に「この人にお願いしたい」と思ってもらう。
これは、もはや単なるスキル販売ではなく、マーケティングです。
1,500文字を「埋める人」と「使う人」
だからこそ、今回の1,500文字化も面白い変更です。
500文字増えたから、サービスの説明を長くする。
それだけでは意味がありません。
例えば、
「どんな人に向いているのか」
「どんな悩みを解決できるのか」
「他のサービスと何が違うのか」
「どこまで対応してくれるのか」
「購入後はどう進むのか」
こうした情報を追加することで、購入者の不安を減らすことができます。
つまり、1,500文字という枠を「文章を書く場所」と考えるのか、「購入者を納得させる場所」と考えるのか。
ここにも出品者の差が出てきます。
AIがあるから、さらに「素人」では戦いにくくなる
そして、これからココナラを考えるうえで避けられないのがAIです。
文章も画像も動画も、AIを使えばある程度のものを作れるようになりました。
これは、出品者にとって脅威でもあり、チャンスでもあります。
ただし、「AIを使えるようになれば誰でも売れる」という話ではありません。
むしろ逆です。
AIによって一定水準の成果物を作れる人が増えれば、「AIで作りました」だけでは差別化できなくなるからです。
これから重要になるのは、
「AIを使える人」ではなく、
「AIを使って、顧客の課題を解決できる人」
ではないでしょうか。
例えば文章を書く仕事なら、AIに文章を書かせるだけではなく、誰に向けて何を伝えるのかを考える。
デザインなら、画像を作るだけではなく、なぜそのデザインが必要なのかを考える。
動画なら、編集するだけではなく、何を目的とした動画なのかを考える。
AIは「仕事を奪うもの」と考えるより、プロの仕事をより効率化する道具として考えたほうがいい。
これからは「素人でもできる」から「プロだから任せたい」へ
ココナラの魅力は、誰でもサービスを販売できることです。
でも、購入者の立場になれば、重要なのは「誰でも買えるサービス」ではありません。
「安心して任せられるサービス」です。
特にAIで簡単に作れるものが増えれば増えるほど、
「自分でもできそう」
と思われる仕事と、
「これはプロに任せたほうがいい」
と思われる仕事の差が大きくなります。
だからこれからの出品者に必要なのは、サービスを増やすことよりも、一つの分野で専門性を高めることなのかもしれません。
実績を作る。
得意分野を明確にする。
ターゲットを絞る。
サービスの品質を上げる。
購入者の悩みを理解する。
そして、その専門性を商品ページでしっかり伝える。
「売れる人」は、出品者ではなく商売人
ココナラで生き残るために、特別な裏技があるわけではありません。
むしろ必要なのは、
「自分には何ができるか」から「購入者はなぜ自分を選ぶのか」へ視点を変えること。
10月から説明文が1,500文字になったなら、その500文字をどう使うのか。
AIが普及したなら、AIに何をさせて、自分は何を担うのか。
競合が増えたなら、どこで専門性を出すのか。
これからのココナラでは、単にスキルを持っているだけではなく、スキル・マーケティング・AIを組み合わせて、自分の商品を作れる人が強くなるのではないでしょうか。
「ココナラだから素人でも売れる」。
そんな時代から、
「ココナラだからこそ、プロとしての差が問われる」
時代へ。
10月の変更は、その変化を考える一つのきっかけになりそうです。