「セールなのに、どうして利益が出るの?」
ユニクロのセールで商品を購入しながら、一度はそんな疑問を持ったことはありませんか?
普通に考えれば、値下げをすれば利益は減るはずです。しかし、ユニクロは毎年大規模なセールを実施しながらも、高い収益を維持しています。
その理由は、「安売り」ではなく、利益が出る仕組みを作っているからです。
① 最初から大量生産してコストを下げている
ユニクロは世界中で同じ商品を大量に販売しています。
例えば、1万枚しか作らない商品より、100万枚作る商品の方が、1枚あたりの製造コストは大きく下がります。
つまり、セール価格で販売しても利益が残るよう、最初から計算されているのです。
② 定価で購入する人も多い
実は、すべての商品がセール価格で売れているわけではありません。
発売直後に「欲しい」と思った人は定価で購入します。
その後、シーズン終盤に価格を下げることで、価格重視のお客様にも販売でき、在庫を効率よく減らせます。
つまり、一つの商品で異なるお客様に販売しているのです。
③ 在庫を残さないことも利益になる
売れ残った商品を倉庫で保管するにもコストがかかります。
そのため、多少値下げをしてでも売り切る方が、結果的に利益が残るケースも少なくありません。
セールは「利益を減らすため」ではなく、「損失を防ぐため」の戦略でもあるのです。
私たちの仕事にも共通する考え方
「値下げ=悪いこと」と思われがちですが、本当に大切なのは利益が残る仕組みを作ることです。
例えば、ココナラでも「とにかく安くすれば売れる」と考えてしまいがちです。
しかし、価格だけで選ばれるサービスは、さらに安いサービスが現れると比較されやすくなります。
一方で、「この人にお願いしたい」と思ってもらえる価値を提供できれば、価格だけでは選ばれなくなります。
ユニクロがセールをしても利益を出せる理由は、
大量生産によるコスト削減
定価販売とセール販売を組み合わせた戦略
在庫管理まで考えた価格設計
という、緻密な仕組みがあるからです。
ビジネスでは「いくらで売るか」だけでなく、「どうすれば利益が残る仕組みを作れるか」を考えることが重要です。
価格競争に巻き込まれるのではなく、自分ならではの価値を届けることが、長く選ばれるサービスへの第一歩なのかもしれません。