アクセサリー販売の仕入れ・在庫・販売・利益を、ひとつの流れで管理できるGoogleスプレッドシートを制作しました。計算と集計は関数を中心に、商品IDの固定採番や編集範囲の反映にはGASを使用した個別制作の事例です。
掲載画像は、納品した仕様を説明するために新しく作った架空データの表示例です。顧客の実画面や実際の売上は掲載していません。
どんなご相談だったか
今後のアクセサリー販売とスタッフの役割分担を見据えて、管理表をゼロから設計したいというご相談でした。仕入価格だけでなく、仕入送料・販売手数料・発送送料を含めて利益を確認し、販売履歴から在庫にも反映できる構成が必要でした。
1. 仕入れ・販売・在庫をつなぐ
商品マスター、仕入入力、販売履歴、在庫一覧、集計画面をつなぎ、同じ商品を商品IDで管理します。仕入れの検品状態と販売数量をもとに、現在庫を確認できるようにしました。
説明用の例では、ピアスAの検品済み仕入れが15個、販売が2個なので、在庫は13個。販売履歴を入力すると、在庫一覧に反映する流れが分かります。
2. 業務のルールを、原価と利益の計算に組み込む
同じ注文で複数商品を仕入れた際の送料は、数量に応じて配分する仕様にしました。
たとえばピアスAを10個、リングBを5個仕入れ、注文全体の送料が900円の場合、ピアスAには600円、リングBには300円を配分します。ピアスAの商品代が10,000円なら、送料を含む原価単価は1,060円です。
販売原価は、販売日までの検品済み仕入れを対象に、数量を反映した加重平均で計算します。販売日より後の仕入れは、その販売分の原価計算に含めません。過去日付の仕入れを修正した場合は再計算されるため、値を固定保存する仕組みとは異なります。
画像の架空例では、2個を6,000円で販売し、手数料600円・発送送料400円・販売原価2,120円を差し引くと、販売利益は2,880円です。手数料は説明用の設定値で、特定の販売サイトの現行料金を示すものではありません。家賃・広告費や税金等をすべて差し引いた最終利益でもありません。
3. 複数人で進める作業を整理する
検品、商品情報入力、商品登録の進捗と、担当者・対応日を記録する構成にしました。未完了の工程から「次の作業」を表示するため、どの工程が残っているか確認できます。
進捗の画像は、前の計算例とは別の商品を使った架空例です。ピアスCは商品登録、リングDは商品情報入力が次の作業。ネックレスEは登録まで完了しています。担当者・対応日は、画像では省略した別の入力欄に記録します。
商品IDの固定採番と編集範囲の反映にはGASを使用しています。編集範囲を制限することと、同じファイルの情報を担当者から完全に隠すことは別です。閲覧自体を分ける場合は、別の構成を検討します。
どう使うか
1. 最初に、販売先の手数料、送料の配分方法、商品IDのルール、担当者を設定します。
2. 商品・仕入れを登録し、検品状態と各作業の進捗を更新します。
3. 販売履歴へ数量・売上・費用・発送状態を入力し、在庫一覧と利益の集計を確認します。
このように、計算式に加えて、入力する順番や担当者の役割も合わせて設計した事例です。
基本版と個別制作の違い
現在の基本版6,500円は、共通フォーマットの初期設定を行うプランです。個別制作29,000円〜は、入力項目・計算ルール・集計結果を業務に合わせて設計するプランです。
基本版は販売行に原価単価・手数料・送料を入力し、販売利益を計算します。この事例の送料按分、仕入れからの原価自動計算、商品IDの固定採番、担当者ごとの編集制限や作業進捗は、基本版には含まれない個別制作の例です。
この過去事例の全機能が、現在の個別制作の開始価格に含まれるとは限りません。対応範囲・総額・納期は購入前に確定します。基本版を先に購入する必要はありません。
在庫・利益管理表のサービスを見る