あなたもあの人嫌いだよね?という圧

あなたもあの人嫌いだよね?という圧

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「ねえ、あの人ってちょっと感じ悪くない?」

「この前もこんなこと言われてさ」

「絶対、性格悪いと思うんだよね」


そんな話を聞かされたとき、

「そうなんだ」
「へぇ、そんなことがあったんだね」

と、ただ相槌を打っていただけなのに。


気づけばなぜか、

私までその人を嫌っていることになっている。


これ、ありませんか?


特にママ友のような、完全な友達でもない、
でも簡単には離れにくい人間関係では
起こりやすい気がします。


最初はただ相談を聞いていただけ。

ところが話している本人の中では、

「私が嫌い=あなたも嫌い」


という謎の連帯契約が、
いつの間にか結ばれている。

こちらはサインした覚えなどないのに。


そしてさらに厄介なのが、

「あなたもそう思うよね?」

と、同意を求められること。


これを私は勝手に、

同調ハラスメント

と呼びたくなります。

自分の感情に、他人まで
巻き込んでしまうこと。

誰かを嫌うなら、自分一人で嫌えばいい。

でも中には、一人では心細いのか、

「みんなもそう言ってる」
「〇〇さんも苦手らしいよ」
「あなただって嫌でしょ?」

と、仲間を増やしたがる人がいます。

そしてその輪の中に一度入ってしまうと、

今度は自分まで
「悪口グループの一員」として扱われる。

これは結構、怖いことです。

だって、

私はその人に何もされていないのだから。


相手が嫌な思いをしたことと、
私までその人を嫌うことは別問題です。

ここを一緒にしなくていい。

もし途中で、

「あれ? 私、巻き込まれてる?」

と感じたら、

少し勇気を出して、

「そうなんだね。私は今のところ、
その人に嫌なことされたことないんだよね」

くらいは言ってもいいと思います。

相手を論破する必要はありません。


ただ、

あなたの感情と、私の感情は別です。

という線を引くだけ。

もちろん、それを言った途端、

次は自分が悪口のターゲットになる
可能性だってあります。

「あの人、冷たいよね」
「こっちの味方じゃなかった」
「いい人ぶってる」

そんなふうに言われるかもしれない。

でも、そこで考えてみたい。

誰かの悪口に同意しなかっただけで
敵認定してくる人を、

私は本当に友人として
大切にしなければならないのだろうか?

人間関係は、
嫌われないように
守り続けるものではありません。


「あの人に嫌われたら困る」

ではなく、

「私はこの人と付き合いたい?」

という視点を持つ。


ここが変わるだけで、
人間関係の主導権は
かなり自分に戻ってきます。


人間関係のドアには、

外からだけではなく、

ちゃんと内側にも取っ手があります。

誰を入れるか。

誰とは少し距離を置くか。

それを決める権利まで、

誰かに渡さなくていいと思います。




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