私は、相談者様より相談を受けると、それについて霊視を用いて状況を確認・整理し、それによって得られた事実をお伝えしています。
そこで、霊視によって得られた事実は、すべて相談者様に伝えているのかというと、実はそうではありません。
霊視によって判ったことがあっても、必ずしもそのすべてを伝えるとは限りません。
今日はそんな私が大切にしている相談の姿勢についてお話しします。
「判ったことがあっても伝えないことがある?!」
これを聞くと、「何故?」と疑問に感じる方もおられるかもしれません。そこで、一例を挙げてその点についてご説明します。
たとえば、次のようなご相談があったとします。
”ある既婚者の方が、離婚に向けた配偶者との話し合いを進めており、そんな中で新しい人と出会って、その方との恋愛関係の実現をのぞんでいます。”
そんな相談者様から、「自分が離婚したらその方と交際したい」といったご相談があったとします。
このたとえ話の事案では、その恋愛関係の実現のために、霊視を用いて状況を確認し、お相手のお気持ちを伺うなどして、その方との今後の見込みや関係進展のための助言等をお伝えします。
その際、もしその相談者様が進めている離婚に関して、何か問題が起こる可能性が判明したとします。
この場合に、そんな離婚に関する問題について、相談者様にお伝えするかというと・・・
状況にもよりますが、基本的にはそのことはお伝えしません。
たしかに、この事案では、「離婚」と「新たな恋愛」はまったくの無関係ではありません。そこで、離婚においても注意すべきことがあれば、それも助言としてお伝えすることが親切だとも言えます。
ですが、私はこれについては、相談者様から離婚についてのご相談がない限り、自分から進んでお話しすることは基本的にはありません。
その理由は、私は相談において、以下のようなことを大切にしているためです。
“相談者様の意思を尊重し、求められたことに誠実に向き合う。”
私が相談において大切にしているのは、相談者様が何を求めているのかを理解し、その求めに対して誠実に向き合うということです。
相談を受けていると、相談者様が話題にしている問題だけでなく、その背景にある別の問題や、今後生じる可能性のある課題に気づくこともあります。
そうした問題について、こちらから積極的に指摘したり、助言したりすることもできるでしょう。しかし、私は、気づいた問題のすべてに触れることが、必ずしも親切であるとは考えていません。
なぜなら、相談者様が何について相談するかを決めることも、その人自身の意思を尊重することの一部だからです。
先ほどのたとえ話のように、相談者様が新しい恋人との関係について悩んでいる場合、実はその背景に進行中の離婚についての問題があったとしても、相談者様の求めているものが恋人との関係についてのみであれば、まずはその問題に注力します。
そこでこちらが気づいた別の問題を先回りして一方的に持ち出すことは、相談者様が今、何を考え、何を整理したいと思っているのかという意思を、こちらの判断で蔑ろにしてしまうことにもなりかねないからです。
もちろん、別の問題に触れないことは、それを軽視しているという意味ではありません。また、相談者様の考えに無条件に賛同するということでもありません。求められたことについては、必要に応じて率直な意見や改善点もお伝えします。
ただし、相談者様が求めていないことまで、こちらの価値観や判断によって無闇に広げない。 その一線を大切にしています。
私は、相談とは、相談者様に代わって人生の方向性をすべて決めてしまうことではなく、相談者様が自らの意思で考え、判断し、選択できるように支えることだと考えています。
だからこそ、聞かれたことに丁寧に向き合い、求められた助言を誠実にお伝えする。そのうえで、どのように考え、何を選択するかについては、相談者様自身の意思を尊重する。
それが、私の大切にしている相談の姿勢です。
このような考えで鑑定を行なっております。そこで私のサービスでは、鑑定報告を行なって即終了というものではなく、必ずその後にご質問や追加でご相談ができる機会を設けています。そこで改めて「ちなみに、この点についてはどうですか?」といったご相談があれば、それについても把握している事実をもとに必要な助言を誠実にお伝えします。
また、反対に、伝えて欲しくないことがあれば事前に申し出ていただければ、それについてこちらから触れることはありません。 「あなたのためだから」と言って、相談者様が望んでいないことまで無理に押し付けるようなことはありません。
このように、私は相談者様の意思を一番に尊重して日々活動を行っております。
今回は、そんな私の鑑定における想いを紹介させていただきました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
上杉浄寂